発達凸凹　怒りが爆発したときの対処方法

発達凸凹の子供達

我が家で困るのは、チビスケが
パニックになること。

まぁ、それも、きっかけで
チビスケが、もしや発達障害かも？と
思い始めたのですが。

チビスケが発達障害かどうかは
診断受けたことがないのでわかりません。
多分、IQが正常なので、診断には
至らないと思います。

問題なのは、診断のあるなし
発達障害かどうかなのではなく
現行の社会の中で、生きにくい
やりにくい、困ったことがある
そういう状態だと思っています。

発達障害かどうかを知るのが
怖いからと、見て見ぬ振りをして
なんとなく、子供が大きくなって
いよいよ社会に出るとなって
困ったことが明らかになるのが
かなり、残念なことな気がして。

私自身、３年前にチビスケを検査に連れて
行くまで、ものすごい葛藤があり
泣いて、泣いて、泣いていましたから
気持ちはわかるんですけどね。

結果として、早く凸凹に
気がつけてよかった

それが、率直な気持ちです。

最初は、字が書けない、学習障害なのかと
思っていましたが、よくよく見ていると
そのほかにも、空気が読めない所や
正義感が強すぎる所があるなぁと
気がつけるようになりました。

つまり、私が、子供を知り始めたのです。
チビスケは、前からずーーーっと
変わらないけど、私が、子供を
見たいようにしか見ていないので
「あるがまま」の姿を見ていなかったのです。

さぁ、そんなチビスケ。
当初の困りごとは、「融通が利かない」
「正義感が強い」ことから
喧嘩になって、大泣き。。。。

これが、困りごとでした。

そこから、私とチビスケは
質問とアドラー心理学を取り入れて
二人三脚。

このパニック時の感情のコントロールに
取り組んできました。

そんな、先日、久しぶりに
朝、パニック発生。

きっかけは、めっちゃ些細。

毎日、連絡帳というノートに
毎日、先生が黒板に書く
明日の時間割を書き写してきます。

なぜか、時間割通りに、授業が
なされないんですよ・・・変なの。

チビスケ５年生。６時限目の所だけ
書き忘れた・・・・

どうしよう。６時限目が何の授業か
わからない。

どうしよう。今から、誰かに
電話しようかな。どうしよう。

「全部の教科書を持って行ったら？」

「いやだよーーーー。重いもん。それは
いやだよーーーー」

「別にいいじゃん、忘れても」

「いやだよーーーーー」

この辺りから、パニックが始まり
さらに、

「どうしょう、宿題が
終わってなかった！！
どうしよう！どうしよう！

遅刻しちゃうよーーーー
忘れ物しちゃうよーーーー
いやだよーーーー
どうしよーーーーーー」

ここから、もう、大パニック
机を揺らして、たたいて
椅子をひっくり返し、カーテンをひっぱり
大騒ぎ。

矛先は、私になります。

「遅刻するくらいなら、宿題やらない」と
ギャン泣きのまま、出て行こうとするので
止めました。

遅刻してもいいから、落ち着こう

落ち着こう

「やだーーーー。もう、ばかーー
遅刻しちゃうヨーーーー
落ち着けないよーーー」

「落ち着こう。」

私は、トイレにこもります。
ドアをドンドンける
ノブをガチャガチャ。

チビスケは、必死です。

必死で、自分の気持ちと
戦っています。

こういう時は、どんなアドバイスも
はいりません。
あーすれば、こうーすれば
そんなのは、一切、はいりません。

私は、感情に巻き込まれないように
深呼吸のポーズをして
落ち着こう。
落ち着こう。

それだけを繰り返す。

その場を離れる。

こんなことをします。

しばらくすると、泣き止んで
「ふーーーふーーーー」

「えらかったね。深呼吸できたね」

「ふーーーふーーーーー
あのね、まま、車で送ってくれる？」

「ごめん、お仕事があるので
送れない」

「えーーーー。ぐすん、ぐすん。
あのーーー、あのーーーー
こまったよ。どうしよう」

「何に困っているの？」

ここでのポイントは、
時間割なのね！とか宿題ね！とか
私の思うポイントを話すのではなく
チビスケ自身が感じていることを
話してもらうこと。

「遅刻したら、受験によくないし
宿題わすれても、受験に良くないんじゃ
ないの。どっち？」

「なるほど、受験に影響するか
心配だったんだね。そうか
本当に、真剣に、考えているんだね。
じゃあ、教えてあげる。

宿題を忘れると、先生はそれを
メモして、提出物忘れとするかも
しれない。

遅刻は、欠席と違って、受験の時
影響しないよ。

だから、遅刻してもいいから
落ち着いてから、学校に行った方が
いいかもね」

「なんだ、そうだったんだ。
ふーーふーーー。じゃあ
宿題を済ませてから、遅刻になるけど
学校に行く。ふーーーー。
ママ、連絡しておいてくれる？」

「いいわよ」

「あ、でも、本当の理由は言わないで
恥ずかしいから。」

数日後、
私の対応について聞きました。
すると、

「久しぶりにパニクったけど
あの時、ママと話せてよかった

あそこで、落ち着いてから学校に
行くのでよかった」

そう、教えてくれました。

チビスケをコントロールするのではなく
チビスケが、自分の感情に
気がついて、それに振り回されるのではなく
自分の味方にできるように
私は、オブザーバーに徹する。

アドバイスは、ずーーーっと後
後出しでいいんです。

こういう対応ができるのは
チビスケをコントロールする気持ちが
減ってきているから。

それには、
子育ての目標を作ることが
大事です。

どんな子供になってほしい？

問題を起こさず、誰とでも
仲良く、大人の意向を汲み取る子供を
育てたい・・・・わけではない。

私の場合、
自分の気持ちに素直で、どうしたいのか
困った時に相談できて、夢のために
努力ができる子供。

これが目標だったので、適当に
帳尻を合わせて、車で送ったり
宿題を手伝ったり、時間割を私が
電話で聞いたり

そういうことは、違うと思っていたのです。

チビスケの気持ちが見えたら
パニックになる彼の心がよっぽど
ピュアでしょう。

内申点をそんなに意識しているとは。

なんでも器用にできちゃう子供より
面倒なことは、多いけど
その分、「そういう事を悩むんだ
なるほど」と考えさせてくれます。

当たり前でしょ。
それくらい、わかるでしょ。
その辺、汲み取ってよ。

これが、苦手な分
私に、通り過ぎたピュアな感情を
教えてくれるのです。

発達凸凹は、特別な事ではなくて
私たちに、忘れた感覚を
教えに来てくれる、そう見たら
日々がキラキラに成ってくると思うのです。

あなたの思惑通りじゃなくて
すごく辛くてイライラするかもしれない。

でも、それは、それだけ
あなたの思う「当たり前」は
あなただけのもので
実は、いろんな見方があるんだと
いうこと。

あなた自身が、多様性を本当に
楽しんで理解できるか。

それを試されているのです。

自分と同じでない。
異質なものに対して、どう
寛容であるのか。

あなたの、無条件の愛が
試されているのです。

これを乗り越えた時、あなたは
深い愛を知る事ができます。

それは、本当に幸せなことです。

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