約束は破ってはいけない?!

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約束は破ってはいけない

そう、教えられてきました。

だから、子供と約束して
子供が約束を破ると、めちゃ怒ります。

怒らないといけないんだとばかりに
怒ります。

で、それで、どうなった?

私は、子育てして「約束」について
考え方が変わりました。

アドラー心理学の
「愛と勇気づけの子育て」
SMILE講座を再受講中の私。

今日は、その講座の中で、従来の
褒めて罰する方法や、過干渉を避ける
新しい子育て方法として、「自然の結末」
「論理的な結末」から子供が学んでいく
指導方法について、学びました。

新しい子育て方法

4年前にSMILEを学んだ時から、難題と感じていた
この話題。

「自然の結末」は、わかりやすいと思うのですが
遅くまで起きていたら、翌日寝坊した
というような、自然に訪れる結果を本人が
体験することで、学習してもらう方法。

これはわかりやすいですよね。

問題は、「論理的結末」

電車の中では騒がない
もしも、騒いだら電車を降りるという
約束をしていて、実際に、電車で騒いだから
電車を降りた、というように

事前に約束があって、それを破られたら
結果の責任は、自分で取ってもらうというもの。

私には、これが、
『論理的結末』なのか『罰・ペナルティ』なのか
実生活で、難しいのです。

重大な違反をしたので、丸刈りにする

というのは、論理的な結末とは
言えない。それはわかる。でも、例えば、こんなのは?

⑴テスト勉強しなかったら、本人が望んでいる
コンサートにいけない

⑵成績が下がったら、スマホがガラケーになる

⑶成績が上がったら1万円あげる

⑷宿題をやらないと、ゲームが3日間できない

どうですか?

これ、どこがいけないとか、あっているとか
わかりますか?

 

今日、講師の先生にも確認したのですが
『論理的な結末』は
◯◯したら、△△

◯と△が、同じジャンルのことでないといけない

勉強と、スマホ、ゲームって
直接、同じジャンルではないですね?

成績が下がれば、補習を受ける

これなら論理的結末と言えるのかもしれないけど

スマホばかり見ているから
勉強しないんだ。

だから、勉強しないなら、スマホ取り上げ。

ゲームばかりして、勉強しないから
ゲーム取り上げ。

これは、本質的な解決にならず
「勉強させたい」という親の操作感情が強く出ちゃう。

 

年齢にもよりますが、10歳以降にもなれば
勉強しないといけないことは、わかっているはずです。

ゲームばかりじゃいけないこと
スマホばかりじゃいけないことも
わかっているはずです。

それでも、ゲームやスマホに向かってしまう
子供の本当の気持ちになる必要がある場面ということ。

 

そんな時に、勉強しないなら
ゲーム、スマホを取り上げたらどうなる?

結末から、勉強しないといけない、と学んでくれるでしょうか?

いいえ。

自分にとって、生命線とも思えている
ゲームやスマホを取り上げられたことを、恨む、怒る。

教育的な効果はあんまりないのでは?

 

勉強しないの本質的な側面

勉強しないといけないけど、そこに
気持ちがむかえていないことをまずは
受け止めてよく観察して、声かけしてみてください。

チビスケくん

こそこそスマホを教科書の下に隠して、勉強している振り。

これもね、昨日、今頃、そこ??っていう
質問が出てきて、彼の本音がわかった。

土曜日に化学の試験なのに

「原子と分子と粒子の違いがわかんないよーーー」と
大パニック。

試験では、酸化還元などの化学反応が、式で
バンバン出るのに、え??そこ???っていう
一番最初でつまずいていた。

ひーー。そういうことか。

勉強した振りまでして、かわしていたのは
わからないことがあって、諦めかけていたからかーーー

昨日は、1時間かけて、解説しました。

ゲームを取り上げなくても、やらなきゃいけないことは
わかっているので、勉強へのハードルが下がれば
自分から勉強しよう!ゲームは少しにしよう!って
行動をとろうとし始めます。

ゲームを取り上げることでは
本質的な解決にならないけど
勉強へのハードルを下げることは
大事では?

全体が10として、1のところで
つまずいていたけど、スマホを取り上げても
多分、そんなにやれていないでしょう。

1のつまずいている部分が解決されて
あと3日で進める量は3とか4かもしれないけど
自分で理解して進めたという経験はとても大事と
私は考えるのです。

成績をあげる、勉強させる

これは、親にとって、関心事ですが
そのために、子供をご褒美や罰で釣ると
子供が何を学ぶでしょうか?

一時的に、効果があることもあるけれど
自分で、学ぼうとする姿勢が育ちません。

学習するというのは
「わからないこと」を明確にして
質問したりして解決していくんだ!!

という、その部分を、しっかり共有して
「勉強」という言葉で片付けず、どこで
つまずいているのか、やり方なのか?
理解のことなのか、など、目線を合わせることが
重要です。

時間はかかっても、学ぶことが楽しい
頑張ってよかった!と思える体験に
繋がる方が良くないですか?

スマホやゲーム禁止

すごくやっちゃうけど、それはうわべで
それでは効果が薄いことがある

今回の勉強会で、すごく腑に落ちました。

約束はしなやかに

毅然とした態度は大事ですけど

約束したから!って
意固地になる必要はない

私はそう考えています。

約束は破ってもいいというわけじゃないけど
破られても、そこから、また考えればいいじゃんと
思っています。

論理的な結末からこどもに
まなんでもらう

過干渉でも、罰でもなく
考えさせる子育て

とは言え、瞬時に、適切な結末を用意できないし

そもそもの、合意内容もバイアスや、親の圧がない状態で
合意した、とも言えない事もあるでしょう。

合意した案件についてそもそもで話し合う必要も
あったりする。

だから、
まちがったら、その時
潔くあやまって、仕切り直せばいいじゃない

何度でも話しあえばいいじゃないの?

決めたことだからと、押し切ること
ばかりが、いい方法じゃないかもよ?

かつて、成績順位が過半数以内になかったら
退学してもらう、というすごい約束を
旦那さんとお姉ちゃん中学当時1年生が結びました。

私も、あまりに勉強しないお姉ちゃんをみていて
腹が立っていたので、こんな態度の人に
高い学費を払うのは嫌だと、やめてもらって
いいと、同意しました。

そのほかにも、
宿題をやらないことで有名なお姉ちゃんですが
進学先の中学は宿題の量が半端ない学校。
にも関わらず、夏休み、全然、宿題をやろうとしないので
20日までに終わらなかったら、お姉ちゃんの楽しみにしていた
ダンスレッスンに行かせない、という約束をしたりしていました。

さーー、お姉ちゃん

どうなったでしょうか。

成績に関して、なんと、40人のクラスなら
19位以内になればいいのね、と解釈して
19位になるような、勉強の量だけしてた・・・

余裕があるなぁ。。。こんなんでいいのか?
もう寝るのか?とずっと思っていたのですが
蓋を開けたら、

「だって19位でいいんでしょ。
なら、これくらいでいいじゃん」

と、勉強の量を調節して、最小限にしたという・・・・

がーーーーーん。

約束は守ったけど、これ、約束した時の目的に
合致してる?????

自律学習とは程遠い、親への当てつけのような
学習になっていたのです。

 

こんな風に、ペナルティを上手に設定できないこともある
本来の、「そもそも、どうしてその約束をしたの?」の
部分がコミュケーション不足の場合もある。

なので、あれ???違った!と思ったら
潔く、謝る。そして仕切り直しです。

 

「学校辞めさせるとか、やっぱり罰を与えるのは
違うと思うし、そもそも、それが目的じゃない。

学習に対して、自分で考えていけることが願いなんだよね」

と、話し、親子で話し合って、勉強の仕方を教えることに
なり、その日から旦那さんが半年間、マンツーマンで
学習の計画を立て、実行するのを支えました。

二つ目の、宿題をやらない件

結局、20日には終わらず、というか
ほとんで終わっていなかったお姉ちゃん。
毎年のことなので、あーーーあ。

でも、お姉ちゃんの学校は、20日に
一旦、夏休みの宿題は提出で、終わっていない人は
翌日から3日間、学校に缶詰めで終わらせるという
3日間が設定されています。

お姉ちゃん、見事に、その3日間で
ありえん量をやりこなしてしまう・・・・

私の負け。

確かに、20日には終えられなかったから
ペナルティを課してもいいのでしょう。
でも、23日は、終わっているんです。

コツコツ宿題をして欲しいのは私の理想。
私の考え。

お姉ちゃんは、これまでも、そしてこれからも
宿題はギリギリで仕上げていくタイプなんでしょう。

3日遅れたから、ペナルティを課すことで
何になる?と考えました。

なので、こんな風に話しました。

「約束破ったよ。それは事実。
3日、遅かった。
でもね、3日で、帳尻合わせてきたその
ポテンシャルの高さと集中力の凄さ
これにママはめちゃ感心しちゃって。

楽しみにしてるダンスは、お遊び以上に
あなたの夢を思い出すカンフル剤の役割も
あるので、3日遅かったけど、ダンス
楽しんできていいよ。

次回から、3日間で終わらせるという
ヒヤヒヤする計画はやめてね」

と、話しました。

甘いかなぁ・・・・私。

今日のSMILE講座の子供を傷つけずに上手に
断るのロープレでも、断るのが苦手な私が
出ちゃいましたが、

論理的な結末は、すごく△の設定が難しいので
私は、子供と相談しながら
目的を見失わないように、話し合いながら
決めていくことが大事だと思っています。

論理的な結末だからと、子供が泣き叫ぶような
ことになっていても、断行するのは違うと思います。

あくまでも、子供自身が、そこで自分で考えて
学びとることが目的の手法なのに
結末を決めたから、約束だからと、断行していては
おかしいですよね?

そんな嫌な結果になるんだったら、もう約束しない!
となります。

子供にとって嫌なことで約束させられるから
約束は嫌なものってなることもあります。

約束を守らせることが目的なのではなくて
考えること、学びとることが目的です。

うまく、◯◯したら△△の△が決められなくても
間違っても、その都度、子供と話し合ったら
いいのでは?

アドラー心理学の考え方は、こうあるべき!ではなくて
非常にしなやかな考え方です。

これしないと、あれしないと
よりも、親子のそもそもの関係性が信頼、尊敬、共感に
根ざしているか?を大事にしてみよう、です。

子供たちの一番の味方でありたいので
上下関係から発せられるようなトップダウンはしたくないし
裁判官にもなりたくない。

その都度、しっかりと相談して、しなやかに
お互いに成長しあっていく。

ね!アドラー心理学勇気づけは楽しいでしょ。
もっと知りたい方は、一緒に学びましょうね!

しなやかに、たおやかに
幸せな親子でいましょうね!!

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