キャラ変の夏、中1の夏

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10代にとって夏休みは、キャラ変をする
絶好の機会なんだそうです。

キャラ変したいと思う気持ち
アドラー心理学勇気づけの立場から
2つの切り口でお話ししていきます。

中学1年生は大変なんですよ!

小学校時代と違って、中学は広い地域から
生徒が集まってきます。

今までの人間関係と一気に変化します。

ほぼ、初めまして、、、

あなたなら、どんな気持ちになりますか?
フレンドリーな人であっても、初対面と
いきなり毎日何時間も過ごすのって
相当大変だと思います。

そして、電車で通学したり、中間テストや
期末テストがあり・・・

中学1年生というのは、すごく過酷なのです。

子供達の状況に、思いを巡らせてみてください。

どんな声が聞こてくるでしょうか。

うちのお姉ちゃん17歳。
中学受験して中高一貫に通い始めましたが
最初の1ヶ月は電車を毎日乗り過ごして
最寄り駅前を行ったり来たり・・・・

早起きが辛いのもあるでしょうが、人間関係や
環境の変化にとってもとっても疲れていたのだと
思います。

最初の個人面談の時も、成績のことや
提出物のことをお叱りを受けましたが
環境に順応するのに時間がかかることを
お伝えして、見守っていただけるように
お願いしました。

体力に自信もないのと、やりたいことが
その中になかったことでお姉ちゃんは
帰宅部でした。

それがまた、群れたがる日本の中学生の
日常と合致せず、友達が作れなくなります。

『世界、どこに行っても3分で友達を作れる』

それがお姉ちゃんのウリですから
部活がないなりに、友達を作り始めました。

しかし、中学の勉強の進度は早くて
しかも先生たちは、習熟度、点数にしか
興味がないようで、点数が取れていないと
評価してくれません。

どう頑張ったのか、、、、そこは
先生は見てくれません。

結果を出すこと。

これが求められちゃうのですよ。
ま、これも仕方ないですが。

親はどうすればいいの?

学校はレースのようで、子供たちは
大学受験に向かう「人生ゲーム」のあの
小さな車のようです。

それなのに、親まで、成績を見て
できていない!!しか言わないんじゃ
子供たちは、心を閉ざして当然でしょう。

しかもね、親や先生から
ダメ出しされるだけじゃなく、順位がつくので
生徒の中でも序列ができていきます。

そして、お姉ちゃんは
「帰宅部のくせに、バカ」と
言われるようになるのです。

別にさ、帰宅したらずっと勉強している訳じゃないし
勉強したくて帰宅部じゃないし・・・

帰宅部なんだからと係を押し付けられたり
してもいました。

そんな、とっても過酷な日常を送っていることに
思いを巡らせず、成績だけとか、家にいる様子だけとか、
先生の小言だけとかで子供を見て、
言葉をかけるのはやめたほうがいい。

叱咤激励って、痛いよ。

アドラー心理学勇気づけの基本のき

共感力

親のあなたがどう思うかではなく
子供自身の目線に立って、あなたの全身
目、耳、心になって
どう感じたのか、どう考えたのだろうか
ぜひ、共感してみてください。

何をいうか、どうするかより何より
子供への共感

これが大事です。

しっかり共感ができてくると、何を言えばいいか
見えてきます。

子供が求めているのは、何を言って欲しい、ではなく
共感してくれているか、です。

しっかりと受け止めてもらえた、と感じることで
子供達はちゃんと自分の力でまた
人生を歩んでいけます。

子供にはその力があります。

その力を発揮するためには、親がしっかりと
共感してくれているという安心感が大事なのです。

キャラ変したいのはなぜ?

まだ手探りの人間関係の中、スマホの
使い方も、ネットやSNSの使い方も
まだまだ初心者。

本人たちは一丁前のつもりですがね。

お姉ちゃん、どうやら、いじめられ
始めていました。

部活に入っていない中、友達を作るため
ちょっと、友達作りも難航していました。

友達はいるよ。お弁当食べたり
放課後カラオケやタピオカに行くような。

みんなの部活の予定を把握しながら
過ごせていましたが
水面下で、いじめは始まってました。

バカ、ブス

と言われる日々だったそうで、本人は気にして
いなかったというけれど、ついに、LINEの
グループからブロックされて、お姉ちゃん
ブチギレた。

この段階でようやく私に、打ち明けてくれたので
対処しました。

そんな時の、キャラ変発言。

たまたまみていたNHKのEテレでも
キャラ変の夏がテーマ。

1学期は部活に入っていないし
成績も全然だったので、自虐キャラで
行ってしまったようで、このキャラで
続けていくのは心身ともに辛いと思ったようです。

夏休みに、

「2学期、私、何キャラで行こうかなー?」

「金持ちキャラとか無理かーーーハハハハハ」

って言って笑っていましたが、いじめもあり
新しい自分になりたいと思うのはとても理解
できました。

しかし、同時に、親として何か複雑な思いもありました。

こんないい子なのに、なんでキャラを変えるとか
いうんだろう・・・なんか、悔しい、寂しい、、、

うまく説明できないけど、整形したいって
言われたみたいな、申し訳ない感じでした。

でも、アドラー心理学勇気づけの時に
学ぶ、エゴグラムみたいな「自分はどんな人?」っていう
分析をする章を思い出していました。

私たちは、人生のその時々で、様々な人との
関わりの中で、掛けられた言葉や、体験から
感じたことなどを取り込んで、自分のキャラを
作っていきます。

生まれ持った個性による傾向はもちろんあるけど
それを生かすも殺すも自分次第。

新たな自分になるのも自分次第。

決して、私を責めて、今までの自分が嫌いって
訳ではなくて、いろんな自分に挑戦してみて
自分を形成していく時期なんだってこと。

私自身、例えば結婚生活18年の中で
最初の頃と今ではキャラ違います。

学生さんは、学年が変わるとか、夏休みという
機会で、自分を見つめるチャンスがあるということです。

いいなぁ。

大人な私のほうが、仕事のタイミングとかなければ
自分で、進んで得ようとしないと
自分を分析して、挑戦する気にはなれないもの。

とにかく、子供達は、そうした機会を生かして
なりたい自分になろうとしているのです。

親はどうしたらいいの?

過去を否定するのではなく
今の良さを目一杯認めてあげて
なりたい自分になれると信じてあげること。

あれもこれもできない、ダメだ
バカでブスで・・・って落ち込んでいても
変わりたいと思うほど、自分を見つめられている

その冷静さは宝物。
前向きな証拠。

誰もあなたを幸せにしてはくれない
幸せは、自分でなるんだよ。

自分の思うように進めばいい。

きっとうまくいくって、私は信じてるよ。

どんな道でも、あなたはあなた。
私の宝物。

きっとうまくいく。

そんな風に今も、その時も、ずっと思っています。

親ができることは「信じる」ことしかないのですが
「信じる」ことさえせず、あーだーこーだーと
何を言えばいいか悩むから子供とぶつかるのです。

何を言えばいいのか
対処方法じゃないんですよ。

まずはしっかり共感して、そして、子供の
選択を信じること

それが何より大事です。
夏休み、やってみてくださいね。

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