人に迷惑をかけてはいけません

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迷惑をかけてごめんなさいって
謝りなさい。

迷惑をかけないようにしなさい。

私たちは、そうやって育てられてきました。

本当に?

それ、本当に大事なことでしょうか?

立場によって、見方が違う

「ポテトサラダくらい、自分で作れ!」と
お惣菜コーナーで買い物しようとしてた
若いママに高齢男性が呟いた言葉が
ネット上で議論を生んでいます。

こういう立場によって見方が違う場面で
どちらが正しいとか間違っているとか
結論を出すことをゴールにしちゃう
人間関係が難しくなり、生きにくい世の中に
なってしまいます。

でも、アドラー心理学勇気づけの一番始めに学ぶ、

様々なものの見方の存在を意識する

これをしてみてください。

ポテトサラダは見た目と違って
作るのは地味に大変です。

私は新じゃがが出た時とか
クリスマスとかご馳走として作るくらい
私の中でも、面倒臭い部類のメニュー。

ましてや子育て中のママにとって
ポテトサラダを作るのは大変なことでしょう。

もしかしたら、働いているママでも
帰宅後の限られた時間ではなかなか難しいので
お惣菜コーナーのポテサラは非常に
コスパの良い商品と言えるとも思えます。

一方で、高齢の男性からしたら
良い悪いではなく、男は外に、女はウチに
という価値観で育ってきたであろうし

炊事は女の仕事
子育ても炊事も、女がやって当然
と育ってきたでしょう。

そして、ポテトサラダを作ったことも
ないでしょう。

であれば、「ポテトサラダくらい」と
言ってしまうのも、わかるなぁと
思えるのです。

こういう立場によって意見が異なるとき
どうあるべきか、何が正しいか
という切り口で話すのではなく

お互いの考えを聴き合う
その姿勢が問われていると思います。

電車の中のベビーカー論争

ベビーカーも論争になりました。

こんな小さいうちから
預けて働くなんてかわいそう・・・

と声かけられたというママもいるでしょうし

混んでいるのにベビーカー開いて乗ってきたとか
子供が泣いていて、うるさいとか
これもまた、SNSの格好のネタになってきました。

この論争も、どうするのが良いという
ガイドラインを引くことよりも
お互いの立場で見方が違うのだという

お互いのものの見方に関心をもつ
その姿勢から始めてみては?と思うのです。

戦後の高度経済成長時代は、国が
女性を都合よく使うために

女はウチで、男はサラリーマン
という姿を理想のモデルにして推進して
きましたが

90年代後半から、日本経済の成長は
女性がどれだけ働くかにかかってくるようになり
働く女性の人口が過半を超えて行きました。

つまり、子育て中のママの中に
多数の働くママがいる世代と

ほとんどが専業主婦だった世代とが
今、共存している

というわけです。

それって、どちらが良い悪いじゃ
ないですよね。

様々な考えの存在に関心を寄せ

その考えの一つ一つには
見えないストーリーがあり
背景があるんだってことに、どれだけ
思いを馳せられるか

みんなで生きていく
生きやすい世の中にしていくためには

良い悪い、正しい正しくない

ではなく、それぞれに様々なストーリーがあり
様々な考えがあるんだと、まずは聴き合うことから。

より良い世の中にするには

様々な意見の存在を知り
聴き合うことをしながら、どこへ向かうのか

それは、皆が生きやすい世の中作り。

みんなが生きやすい世の中になるには
欠かせない考え方があります。

それは、自立と、助け合い。

自立は小さい頃から目指しているので
よくわかるでしょう。

問題なのは、この助け合いです。
身障者やバリアフリーという場面だと
まだまだ助け合いは理解されやすいようですが

ポテサラ、ベビーカー

こうした場面でも、「助け合い」を
考えていくことが大事なのです。

今のママも、高齢者も不完全です。
どちらも、双方の生き方にとやかくいう必要は
ありません。

でも、困っているとき、ヘルプが言えること
困ってそうな人にヘルプを申し出られること

これが、生きやすい世の中を作っていくと
私は思うのです。

まずは、みんな不完全なんだってこと。
不完全さを認め、受け入れる。

一人で頑なに頑張らなくて良い

開き直って、甘えすぎるのも問題ですが
頑なに頑張りすぎるのも問題。

うちの息子
発達障害グレーゾーンの息子と話す時
いつも、それを心がけています。

努力してもできないことは存在します。

だから、上手にヘルプを言えること
息子にとっては大事です。

が、これはバランスの問題でもあるのですが
あくまでも、チビ助はチビ助で
可能な限り、工夫や努力もしていく。

できないんだもーーーん、と開き直る
それはよくないよ。

頑張ってみたけど、できない時
人に助けて、と言えるのは
大事なことだよ。

チビ助は不完全さを受け入れることで
アドラー心理学勇気づけで学ぶ幸せの3条件の一つ
『自己受容』をし、さらに、誰かにヘルプが言え
助けてくれる人がいることで
『他者信頼』を体験し、ヘルプしてくれた人は
『貢献感』を味わうことができる。

ループのように、幸せになっていく

いろんな考えの人がいて
いろんな立場の人がいて

どんな人もOKなんです。

お互いの考えに耳を貸し
困っていることを正直に話して
お互いに助け合っていく

良い悪いを議論するのではなく
聴き合うことで、助け合いの道を探していく。

それが大事なんだと思います。

三浦春馬くんの映画

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ヘルプがうまく言えなかったのかなぁ
とても悲しい出来事に、私は悲しく
戸惑っています。

先月、みたよーってアップした
三浦春馬くんが出ている映画

「こんな夜更けにバナナかよ」

これは筋ジストロフィーの
鹿野さんという実在の人を描いた映画。

たくさんのボランティアを使って
自宅で長いこと生活をやり遂げた
すごい人なんです。

鹿野さんは一見、わがまま放題に
見えますが、そんな彼のポリシーは

「他人に迷惑かけたくないからって
縮こまってないで
生きるっていうのは迷惑を掛け合うってことなんだ!!!」

というのを伝えたいから、わがまま言うんだって。

春馬くんも、迷惑かけてくれてよかったのに。

社会も、迷惑をかけることを許容する世の中で
あってほしい。

迷惑は迷惑じゃないんだ!

袖振り合うも多生他生の縁

道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、
前世からの因縁によるものだ。

迷惑かけてもらってありがとう!くらい
言えるような世の中になったら
良いのにな、と思うのです。

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月曜日は、アドラー心理学
勇気づけ講座の月曜コースの最終日。

熱心なママがご参加くださいました。
彼女に必要なのも、不完全で良いんだよーーって言う
おおらかな気持ちかな。

生きやすい世の中作り
していこうね!

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