親が子供を叱っているからこそ問題行動をやめない、、、本当に?

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アドラー心理学の大家
岸見先生の本から転載

「親に叱られた時
なぜ親から叱られたか知らない子供はいません。

あえて叱られるようなことをしているのです。

親から叱られたい子供はいないでしょうが
適切な行動をしてもそれに対して
何も言ってもらえなければ、

何か親が困ることをすることで
叱られると言う形で
親の注目を自分に向けたいと考えるのです。

叱っているのに問題行動をやめないのではなく
叱っているからこそ
問題行動をやめないのです。」

とあります。

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うーーーん。納得できん。

お姉ちゃんは、6年生の頃から、結構
問題を起こし出しました。

でも、その目的は、私の注目ではなかったです。

遡ればそうなのかもしれませんが
私たち家族はこの理屈では納得できませんでした。

親の注目を得たいのか?

お姉ちゃんに

私の注目を得たいから?

なんて、どストレート聞いたら

「は????????」

って呆れられました。

 

10歳を超えてからは
とーーーーーーっくに
子供の行動の判断基準に
親なんてありませんから!!!!

お姉ちゃんは小さい頃から
行動の目的は常に

「お友達と仲良くなりたい」

 

親の注目なんかじゃないです。

だから、私たちが叱ろうが
叱るのをやめようが、問題行動が
収まることにはなりません。

 

まぁ叱っても効果がないんです。

叱らなくてもないように。。

 

子供の問題行動の背景にある
目的は、

その時、子供が大事にしている人の
注目を得るため

叱っても、叱らなくても
効果がないので

ではどうするか

 

目的に合致していて
社会的に受け入れられる方法を
本人に会得してもらう

これだと思っています。

愛情不足?

もちろん、問題点を遡って
そこまで友達に入れ込むのは
家庭に居場所がないのでは?とか
兄弟で寂しい思いをしているのでは?とか
思いました。

それについて、お姉ちゃんに
聞きましたが
これまた

「は???????????」

でした。

 

お姉ちゃんにとっては、友達が
何よりも大事なんです。

どうすればいいの?

そこで、どう言う介入がいいのか?

本来、子供の友人関係は、子供の課題ですから
子供自身が、喧嘩したり、ブロックされたり
削除されたり、いろいろ経験しながら
立ち回ればいいのです。

が、問題行動を起こしているので
行動が、家族にもたらしている部分について
語り合う必要があると言うことです。

 

友達選びや、友達と
どうするかなんて、ご自由に。

話し合いたいのは
家族の共通の課題

お姉ちゃんの帰宅が遅くなり
夕飯を二回も作るはめになり
後片付けが遅くなりママの
就寝時間にも影響する

お姉ちゃんの長電話のせいで
集中して勉強できない

お姉ちゃんの昼夜逆転のせいで
朝の機嫌が猛烈に悪いことから
洗面台や朝食という普通の場面で
八つ当たりの暴言を家族が受ける

というように、友達との付き合い方を
家族に迷惑がかからないように
コントロールすることを要請する

ということが、話し合いの結果でした。

 

親の注目を得たいから・・・とは
全然違う、話し合いの結果だと
思いませんか?

 

親が不十分なのか?

講師をしている私の娘は
品行方正とは言えず、問題行動を
起こします。

最初はショックでしたが
だんだんと、慣れてきました。

最初、ショックだったのは
アドラー心理学の

親の注目を得るため
わざと問題行動を起こすのだ

理論に苦しめられたからです。

まるで、私の対応が不十分かの
ように感じました。

 

冗談じゃない!

死ぬほど愛しているわよ
子供のことを。
それなのに、居場所がないのでは?
愛情が足りないのでは?

・・・・
冗談じゃない!!

 

最初に問題行動を起こした時に
きっちり、かっちり
お姉ちゃんに言いました。

あつーーーく、涙をこらえながら。

 

「あなたのことを愛さなかったことは
一度もない。
家事のこと、パパのことなど
私を批判する人にも
子育てだけは、文句言われたくない!
子育てに全てをかけてきた!って
断言したら、皆黙ったよ。

自分の中高生の時
おばあちゃんと、服装や友達とかで
喧嘩になると、ほんと恨んでさ
おばあちゃんなんて大嫌いって
恨んでいたさ。

おばあちゃんにしたら、私が
最初の子供

今の私と同じように
必死で子育てしてきてるんだよ。

深い深い愛情をかけて
命に代えて、育ててきているんだよ。

でもね、子供っていうのは
「自分中心」なんだよ。

私もそうだった。
自分の都合に合うか合わないかで
好きか嫌いかで判断しちゃうの。

あなたもね、あなたの気に入る
愛し方ではないかもしれない
あなたの求めている愛情表現では
ないのかもしれない

でも、だからと言って
愛情が足りないなんて
絶対に言わせないからね!」

 

そう言ったら
お互いに涙、涙。

 

思春期は、親から自立するための
助走期間だと思っています。

だから、自然と、親に反発したり
自然と、家庭が居心地悪いと
感じたりするものだと思います。

居心地良かったら、いつまでも
実家暮らしがいいってなって
困るでしょ。笑

 

大事なことは
実際の居場所というより
家族の心の中の、意識の中の
居場所を、しっかりと
感じられる家族であるということ。

住む場所が離れていても
絆、存在、それらを感じられる関係。

 

お姉ちゃんのようなタイプの子供は
親の注目ではなく友達の注目のために
行動する

それを、家族に迷惑をかけることに関して
よく話し合いをし、自己コントロールを
促していく。

親の注目を得るための行動でなくても
子供は、自己中心的なものであっても
親からの愛情を確認したいもの。

折に触れ、
自分の宝物だということを
伝えていくことは忘れない。

親の愛情は、子供のライフステージで
その手法が刻々と変わるもの。

一概に「口出ししない」で
一括りにはできない。

しかし、親の愛情とは
どんな道でも、きっとうまくいくと
信じて、その応援を惜しまないというもの。

親の注目を得たいという目的
この目的論は、その文言通りが大事なのではなく

とかく、問題が起きると
変えられない過去の原因を探ることになり
意欲を失うことが多いので
それに対するアンチテーゼ

原因を探すことより、相手の立場に
何のためかな?っていう視点に立つことで
共感的になれるでしょう、、、ということです。

親の注目か、誰の注目かは
問題ではなく
子供そのものの、全体を見ようね!ってことです。

成長に合わせて、しなやかに
たおやかに、行きましょう!!

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