子供の失敗を叱って説教するのをやめた方がいいわけ

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悪いことした時

叱るよね?
指導するよね?
何のため?
反省を促し、再犯を防ぐため
このゴールそのものが
人間の発達心理に叶ってないと
思うんですよね。
失敗は、繰り返すもの
それは、反省の深さと
関係ない
失敗する生き物だと言うこと。
それなのに、3回で停学とか
回数は意味があるのか?
合理的な数字でもないでしょう。
なのに、絶対評価。
今日は、説教は逆効果な理由を
説明します。

人間は失敗する生き物

逆に、何回もしちゃうのは
停学にするというより
むしろ、メンタルを心配して
あげるべきだと思えちゃいますけど。
 
わかってて、繰り返す
これは、ペナルティでコントロール
できることではなくて
 
衝動と向き合うことに
問題が変わってると思うから。
 
回数で判断するなんて
変なの。
 
まぁ集団を管理する上で、一定の
基準がないと統率が取れないという
のであれば、わからないでもないが。
 
子供も大人もミスをする生き物
 
なのに、ミスを叱ってしまうと
どうなるのか。
 
ばれないようにしよーーーって
思うかも。
 
 
昨日は、お姉ちゃんがまたまた
開校以来のミスを犯し、1時間
母子ともに、3人の先生に
説諭されていました。
 
あまりに、コンコンと悪いことをした
という論調で言われ続けて
私的には、自暴自棄な気持ちになりました。
 
もう、未来がない
ここにいても可能性はあるの?
 
そんな寂しく、絶望的な気持ちになりました。
 
 
悪いことしたのはわかってる。
それなのに、ミスの影響や、信頼とは・・・・
なんて、コンコンと言われたら・・・・
 
 
私でさえ、横で聞いていて
あと少しで、「もういいです。
退学します!」っていいかけた。
 
 
目的が、再犯を防止する
なら、長い説教は逆効果
 
逃げる、隠れる。。。。という
ことに自然になるでしょう。
 
長い説教は自己満足
 

ペナルティでコントロールしない

 
悪いことした時、しまったーーって
思うにきまってるよ。
怒られるもん。
 
ペナルティが重いと
行動を改めるのか?
 
 
抑止力は少しは上がるかも
しれないけど
本質的な解決には
ならないと思う。
 
 
ペナルティで行動を律するのではなく
その行動をした自分の心の動きを
自分で理解して
対策を求め、動きださないと
変わらないと思う。
 
 
だから、いかに悪いことを
したのかをコンコンと
説明する説諭って
自己満足だと思えちゃいます。
 
 
聴きながら、何がしたいんだ?
これ続けてたら、もう
君には未来がないと
そうとしか、感じられないじゃん。
 
そう思って、耐えて聞いていました。
 
こんなに思いペナルティなんだぞ!!って
お叱り受けていたわけですが
それだって、たまたま入学した先の
校則という理由で合意しているわけで
自発的に賛同して、きめたペナルティではない。
 
ましてや、就業規則でもないのに
脅すように、ペナルティをふみかざすって
本当に、「指導」なの?
 
ペナルティで反省を促すのではなく
子供の心を動かさないと。
 
罰ではなく、自分の意思で
きめられるようになるように手伝うのが
それが指導だと思うのです。
 

目の前の子供をみて!

 
お姉ちゃんが涙みせたり
懇願したりしないので
余計、大人は激昂していくの
よくわかります。
 
私も、いつも
お姉ちゃんのクールな感じに
聞いてるの!反省してるの!って
イラつきMaxでしたから。
 
相変わらず、「はい。
そうですね。すいませんでした」・・・・って
クールなようにみえるので
どんどん、先生の言葉は長くなっていきました。
 
 
でもね、昨日、心折れかけたから
二人で夕飯食べに寄ったけど
お姉ちゃん、食欲ないし、
どんなに疲れていても23時前になんて寝ないのに
帰宅するなり、ふらふらと、すぐに
寝ちゃって。
 
どれだけ、震える思いで
どれだけ、悔しくて
どれだけ、反省して、、、、
 
見えないだけで
ものすごく感じていたんです。
 
 
分かりやすいリアクションが
ないと、大人たちはすぐ
聞いてない!って怒る。
 
 
でも、恥ずかしいのは大人だよね。
 
ちっとも、子供を「見て」ない。
 
見てるのは、自分の尺度に
合ってるかどうか。
 
 
しっかりと、子供の目線、に
共感すれば、心拍数、感じれるはずよ。
 
 
 
それに、自分が失敗したとき
どんなか、思いだしてください。
 
 
車ぶつけて、その瞬間
さーーって血が逆流して
頭は真っ白ですよね。
 
いきなり、号泣しますか?
 
 
よく、ニュースでも、人身事故起こした
加害者の様子を
茫然としていた、と報道しますよね。
 
ごめんなさーーーい。
土下座
 
 
なんて、ある?
 
 
 
気にいる謝罪の仕方は
作られたもの
そんな気がしてきませんか?
 
 

一番響いたのはこれでした。

 
 
ほんと、これ以上
しつこく責めたら、
私の方から退学すると言い出す寸前に
3人目の先生が終わりがけに
お姉ちゃんのいい面をあげてくださった。
 
 担任でも主任でもなく、全然
接点のないはずの先生。

でも、お姉ちゃんがボランティア志願した
活動の監督だったそうで

 
君、ボランティアしてくれたよね。
あの時、20名弱のボランティアがいたんだよね。
 
でも、先生は君のことを一番印象に残っているんだ

なんでだと思う?

 
きみがね、ものすごくハキハキと
明るくでも丁寧に対応している姿みて
素敵だなぁって思ったんだよね。

君にはそういう素晴らしい一面がある。
だから、そういう面で、みんなを牽引して
いってほしいんだよね」

 
 
こう、言われた時、やっと母娘
涙がこみあげてきました。
 
 
 
 
反省を促し、行動をかえるのは
ペナルティでも、説諭でもない。
 
相手のいい一面をちゃんと評価して
言葉にしていくこと。
 
そのためには、日頃から、ダメだし
減点主義ではなく
 
良い出しの視点をもって、よく「観察」
そして、よいことを言語化していくこと。
 
これが、日常でできていて、それで
はじめて、子供の行動を変えていける
声かけにつながるのだと
今回、本当に体験して思いました。
 
 
つまり、「信頼」「信頼」と
怒っていらっしゃる先生方、親御さん
私たちサイドの方が、

日常的に、子供との信頼を勝ち取るために
良い出し、観察を
しているのか!!っていうことだと思うのです。

 
 
 
子供という立場が弱いことをいいことに
パワハラ的に指導するなんて
「あなたのため」という偽善とさえ思えます。
 
 

心を動かすのは、心

 
あなたには、こんなにいい面があるよ
大丈夫だよ
一緒に、どうしたらいいのか、考えよう

と、寄り添える心の方が、子供の心を
動かすと、本気で思いました。

 
 
 
叱られている間に、この先生ありがとう
この先生すごいなぁ、
なんて、一秒も思いませんでした。