この夏、義理の家に帰省される方
多いでしょう。
「父子帰省」なんて、言葉はネットで
見かけますが、相手は、ネット以前の
石器時代の方々。
働き方革命がどうの
男女同権がどうの
そんなこと、御構い無しの
未だ、ガラパゴス的旧石器時代の方です。
なんだかんだ、正月とお盆くらいは・・・と
高いお金出して、帰省されているのでは?
さて、私のお姑さんはめちゃいい人です。
そして、私の実母ととにかく私以上に
仲が良くて、今は、母の心の支えです。
が、どんなに素晴らしいお姑さんでも
2日もいれば、モヤモヤすることが
お互いに出てきます。
一番は、自分の息子、つまり
旦那さんへの、私の扱い
2番めは孫
孫の子育てについて
どちらも、お姑さんの関心事です。
そして、実は、立ち入っては
ならない「息子世帯の課題」なのです。
本来は、息子世帯内で解決すべきことで
立ち入ってはいけない土俵に
入ってしまうので
モヤモヤ・・・・ってすることになるのです。
さーーて、今回の奈美枝さんのモヤモヤは
なんだったでしょうか?
かつては、私が働くことについて
物議を醸したこともありました。
今は、子供達が中学生になり
問題点は移行したようです。
中一のチビ助と中三のお姉ちゃん
性格や能力にも、個性が出ている二人。
おばあちゃん、もう気になって
仕方ないのは
将来何になりたいの?
準備はしているの?
何か打ち込めるものはないの?
スマホばかり見てないで、書いて
覚えないとあかん!
あちゃーーー。
外野がとやかくいうことじゃなーーーーい。
そんなこと、あなたに言われなくても
ずーーーっと、ずーーっと悩んできて
どうすれば、中学生のやる気を
引き出せるものか、今時の子供たちの
やる気を引き出せるか、あれこれやってきたって
いうの!!!!!
ずっと毎日、子供を見ている私ですら
どうしたものか、試行錯誤なのに
1年に2回、ほんの少し
「見る」だけの人が、とやかく言えることではない!
やんわりと、やんわりと
おばあちゃんの攻勢をかわしました。
自分が中学生の時を振り返っても
「これになりたい!」ってはっきり
決まっていたわけでもないし、
なりたかったことがあっても、変わって
いたこともあったしね。。。。。
それに、お姉ちゃんが生まれた頃は
こんなにネットが普及すると思わなかったけど
今は、すごいでしょ。
ってことは、あと10年したら、
職業だって変わっているかもしれないじゃないですか。
だから、私は基本的に
何になりたいの?という質問はしないことに
しているんです。
ただ、なりたいなぁと思った時に
なれるように、土台をしっかりと
作らないとね!勉強は基本だよ!とは
伝えていますよ。
って、やんわりと交わしたつもりが
じゃあ、ダンサーになるのか?
(心のつぶやき)
・・・・・って、えっと、聞いてました?
中学3年の時に夢中になったことを
そのまま職業にする人ってどれくらいいるのでしょう?
ってか、ダンスに夢中だから、ダンサーって
なんて単一指向。
(やんわりと、切り出す私・・・・)
私も、最初、お姉ちゃんの留学を考えた時
大学受験とかにつながる留学、みたいな
考えでした。
でもね、どうして、そんなにダンスに
夢中になるのか、そして、実際に
お姉ちゃんが踊る姿を見て、
「これか!」「この子の今はこれだ!」って
心が感じたんです。
今、夢中になれることに
夢中になることで、明日の未来は
作られ、明日は変わっていくでしょう。
ダンサーでご飯食べられるの?って
今は、今の状態でしか考えられないから
そう、私も不安でした。
でも、今、夢中になるという体験
なぜ踊るのかを突き詰める経験を積むことで
彼女は、もっと、もっと
自分を理解し、周囲を理解し
本当に、自分がどうすることが
生かされるのかを知るだろうと思います。
それは、結果的には、大学受験を乗り越える
原動力にも、あるいは、大学と限らず
自分の道を進む原動力にもなるだろうと
私は感じたんです。
だから、ダンスで飯がどうとか
ダンサーなのかとか、考えていないんですよ。
・・・・とまぁ、切り抜けました。
しかーーーし、もう止まらない義母
チビ助の成績の低いこと、ご飯の食べ方
そそっかしいことなどなど、気になって仕方ないようで
もっと塾とか行かせたら?とか
勉強頑張らないととか、運動もやれとか
まぁ盛りだくさん。
黙って聞いていましたが
たまらず
「わかってても出来ないこと
あるんですよ。能力があるのに
やらないお姉ちゃんタイプには
叱咤激励は効果があると思いますが
言われても出来ない、か
お母さんの
想像を超える時間が習得するのにかかる
それがチビ助なんです。
なので、あんまり言われると
私が苦しくなります・・・・」
ここで、お料理が運ばれてきて
話が終わって、一同、ほっ。
発達障害グレーかどうか
検査は受けていますが、医師からの診断を
受けているわけではないので
あえて、義理の親にも我が両親にも
告げていません。
それに、たとえ伝えたとしても
発達障害グレーの幅広さ
七色具合に、理解が追いつくのは
容易ではない気がします。
実は、旦那さんも理解し始めたのは
最近です。
ようやく、中学受験が終わって
問題点がはっきりしてきて
能力があってもやらないお姉ちゃんとは
タイプが違う
出来ないんだ!っていうことに
旦那さんが気がついた状態です。
手取り足取り
繰り返し
手取り足取りすれば、繰り返しすれば
なんとかなるのでは?
確かにそうなのですが、そのレベル感
どれくらいですか?
中学生ですが、カバンの整理
机の整理は、手取り足取りやっても
出来ません。
繰り返し教えても、肘をついて食べます。
想像以上に、大変な機関と量です
繰り返しと、手取り足取りが。
ある人がこんなたとえを
「何度も繰り返し教えてあげる」のは
波打ち際で砂の山を100メートルほど
積み上げる行為に似ている、と。
ものすごい消耗します。
それだけ、伴走しても
出来ないことがあって悩んでいるのに
「中学生なんだから
一人でやらんと、親離れしないと」って
そりゃ、定型発達のお姉ちゃんには
こんなことしたことないですって!!
お姉ちゃんはよく言います。
私にこれくらいしてくれてたら
私、今頃、東大コースだわって。
可能性があることと、実際
どれくらい到達できるかは、だいぶ違うのです。
手を抜かなければ、もっと
見てあげないと、、、、って
日々、自責の私に
子離れを勧めるなっていうの!!
・・・・って、心でずーーーっと
考えていましたが
言いませんでしたよ。
だって、相手の課題じゃないもの。
アドラー心理学では
その問題は、最終的に誰が解決すべきか?って
その視点で、問題を整理してみることを
勧めています。
子育てのことは、私たち夫婦とこどもが
考え、さらに、選び決定するのは
子供自身ですね。
お母さんは、心配だから
愛情があるから、自分の持っている情報から
アドバイスをしているに過ぎないのです。
そんなに、熱くイライラしなくても
モヤモヤしなくてもいいのです。
義母の目的は、心配していることを
伝えたいってことですから
「関心を寄せていただけて
嬉しいですわーーーー」
「おほほほほーーー」って
交わしていればいいのです。
それよりも、義母の承認欲求を満たして
あげるのが、嫁としての
私の課題です。
孫のことは、課題から逸れますが
義母と私の課題は、義母の
承認欲求を満たすこと。
そんな、たいそうに考えなくて
自然と、心のままに
感じて、伝えて。
だって、本当に、しっかりと
生活していて、尊敬しちゃいます。
14年子育てして、バテバテです私。
今尚、三食、きちんとされていて
素晴らしいでしょ。
課題を超えた話より、二人の課題。
こっちにフォーカスしましょう。
孫のことは、やんわりと
所詮は、めったに会わない相手です。
孫のことをわかり合うのは難しいので
やんわりと、やんわりと。
課題が違うよなーーーって。
孫のことより、義母さんを尊敬
信頼するポイントをじゃんじゃん見つけて
そのすごさを享受しちゃいましょう。
まさに、亀の甲より年の劫
素晴らしい知恵をいただけるかもしれませんよーーー。