子育て法を学ぶ前に大事なこと

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本屋さんにいくと子育て関連の書籍は大量に
ありますよね。

子育てでうまくいかないと感じたとき
私もあれこれ、本を買いました。

特にキャッチーなの

魔法のなんとかとか
子育ては◯◯で決まるとか
東大に行かせた◯◯とか

その中で、こういう場面ではこうしたらいい
というようなアドバイスがたくさんありました。

でもね、それ、直輸入できないでしょ。

そこに書いてあったこと
そのままやってみたけど、子供達

ぽかーーーーん。

なぜでしょう。そして、今は私はどうしているのでしょう。

子育て本が使えないとき

子育て本の多くは、その時困っている
お母さんの悩みにフィットして書いていありますが

子育ては、相手があってのこと。

つまり、お子さんの性格や状況
お母さんの性格や状況によって
その「困っている」の具体的なポイントが変わってきます。

なので、本を読んで、ふむふむと思っても
うちの子供には響かなかった・・・ということが
起こるのです。

使える子育て本は?

では、どういう本ならいいのでしょうか?

声かけの技術面ではなく
お母さんのメンタル面を説いた本がいいと思います。

アドラー心理学勇気づけを学びに来る方にも
私に、様々なご相談をされる方にも
同じことを伝えるのですが

勇気づけは態度から

相手方との関係性が良好かどうかがカギとなります。

なので、どうすると、クライアントさんと
信頼関係を築けるか、どうすると、お子さんと
信頼関係を築けるか、そこが一番大事になってくるのです。

こういう相談には、こうだよ

と、いくら伝えたところで、お子さんと
日頃、会話がない状態では、突然のお母さんの発言に
子供は戸惑うばかりです。

お部屋に引きこもってしまって
会話がないんです・・・

そもそも、引きこもらないといけない
子供の事情があるということですよね。

プライベートな時間を確保してあげることは
大事だけど、夕飯や団欒の時間まで
むすっとしているのは、関係性が良いとは言えず、
何か、子供にもそうしないといけない事情が
あるのかな?と考えます。

思春期の子育てをしている私

12歳と15歳

現在、愛と勇気づけの子育て方法
SMILE講座を再受講中ですが、ご参加の方に
「お子さんとすごく会話されているのですね」と
お声かけていただけることがあります。

実は、子供たちの担任の先生方からもよく
「お子さんとお話が十分されているようなので
大丈夫ですね・・・」的なことはよく言われるんです。

私が、心がけていることを
お伝えしますね。

子供とコミュニケーションの多い親子

コミュニケーションの多い親子

子育ては技術の前に、まずお子さんとの関係性が
良好であるか、少なくとも、コミュニケーションが
取れているのか、が、とても重要になってきます。

我が家で、私と子供がコミュニケーションの
量が多いのには、こんな心がけをしているからです。

奈美枝さんと子供達

①ダメ出しをしない

②相談する

③関心を寄せる

①ダメ出しをしない

これは、魔法の質問キッズインストラクター養成講座で
2013年に学んで以来、すごく大事だと肝に命じた心得です。

子供の話に、いつも
「えーーそれはない」
「やめて」
「ダメよ」

って答えてしまっていたら、子供はもう
話さなくなりますよね。

まずは、一旦引き受けて
「へーーーそう思うんだね」と返すことから。

子供の少ない情報や、拙い話し方では
なかなか子供の発言の真意はわかりません。

それなのに、突拍子もないこと言うわね
何いってるの!!
って、初めから、いけないことを言っていると
決めつけてかかるのはよくありません。

関係性として、
子供はダメなことをすぐ言う
子供は宇宙人だから、理解不能

そんな子供を下に見た関係性が見え隠れしている発言です。

子供の真意はどこにあるのかわからないので
ダメと決めつけるより
まずは、聞いてみる。ダメ出しをしない。
これ大事です。

②相談する

こう言うものなんだから、こうしなさい
こうするのがいいに決まっているでしょ。

こうした発言をしてしまう

あるいは、私がよくやりがちなのですが

すごくいいものだからと、子供の予定を
勝手に計画してしまう。

これら、子供のためとは言え
子供を見くびっている行為ですよね。

そんなつもりはないけど
子供には、こんなことも決められないでしょ。
あなたには判断できないだろうから
私が決めておいてあげたわ。

と言うような、子供を下に見たメッセージです。

確かに、子供は、突拍子もないことを
したり、望んだりしますし
親の思うことと違うことを望むこともあるし
親は親で、子供に期待もあるでしょう。

こうした、「思惑のずれ」をそのままにしておくので
親子のトラブルになるのです。

こう言う場合、どちらが正しいとか
どうあるべきか、とか、そう言う議論に
持ち込まないことをお勧めします。

だって、双方、自分が正しいと思いっているし
そう言う家に裁判官が必要な状況は勇気づけの
環境とは言えないからです。

それに、子供には、白黒つけることが大事と言う
メッセージを与えることになり、子供が人生を
戦いの場と感じることにつながりかねないからです。

白黒つけることより、究極の目的
人生を楽しく生きる、幸せな人生を送る
と言う目的のために、どうしたらいいかな?

と言う話し合いに持っていくことがベターでは
ないでしょうか?

我が家では、「相談しようよーー」が合言葉です。

 

あるとき、お姉ちゃん向きのイベントがあって
申し込みしていました。なかなかイベントの
詳細がアップされなくて、予定が定まらなかったと言う
私サイドの言い訳がありつつ、お姉ちゃんに
誘うのが2週間前くらいになってしまいました。

すごくいいんだよって説明したけど
「行かない」

「なんで?」

「友達と遊びに行くから」

「えーーー。それってもう約束したの?」

「してないけど、遊ぶつもりだもん。」

「えーーー。一生に一度しかない体験かもしれないのに
いつでも会える友達を選ぶのーーー???
えーーー」

などなど、たらたら文句を言ったものの
しばらく、保留。

イベント当日

行かないの?

行かないよ。

えーーーーー!!

私が力説しようと、そのうちだんだん
腹が立って、なんの話かわからないくらい
あーだーこーだ言って、とにかく
来させようとしていました。

押し問答の末、おねちゃんが痛烈な
一言。

「そんなに大事な予定なら、そんなに
いいものだって思っているのなら
どうしてもっと早く相談してくれなかったの?」

・・・・ガーーーーーん。

その通り!

お姉ちゃんが私に言いたいことは、子供なら
当然、親の都合に従うだろう的な考え方は
おかしいでしょう、と言うこと。

対等な人間同士、お互いに予定があるかもしれない
相談していかないといけないよね、と言うことです。

 

親子のトラブルはこう言う、「思惑のずれ」が
発端であることが多々あります。

親はこうしたらいいと勝手に計画して
子供は子供で、こうしたいなぁと思っている

この相容れない「思惑のずれ」
これって、いわゆるミスコミュニケーションですよね。

アドラー心理学はお互い、人間としては対等であると
考えています。
対等であると言うことは、どちらかが上ではないので
それぞれの考えを尊重すると言うことです。

お互いの考えを聴き合うこと
これが大事なんです。

お互いの思惑を「相談する」ことで、
トラブルを回避できますよ。

③関心を寄せる

そもそも、子供が話したくなる大人って
どんな人でしょうか?

あなたは、子供が話しやすい人ですか?

①のように、最初から否定しかしない親なら
話なんて、相談なんてするわけがないですよね。

それ以外に、いつも、「勉強」のことばっかりの
お母さんって、話したい?

子供の話には、まさに話半分で聞いて
「うん、分かったからさ、早く勉強しなよ」
みたいに、さっさとあしらう、そんなお母さんって
話しやすいですか?

お母さんの興味は成績、勉強しているかだけじゃん・・

そんなお母さんは、勉強以外の子供の行動が
時間の無駄に見えて、イライラ。

ゲームばっかりして!!

スマホばっかり!!

そんなお母さんは、話しにくい。
なぜか、お母さんの関心は常に自分だから。

勉強していない姿を見るとイライラするから
勉強しないと大学に行けないのではと、自分が焦るから。

と言うような親の操作感情にしか興味がないから。

勉強以外の子供の時間を「悪いもの」と
決めつけるのではなく、まずは興味関心を示してみて。

ゲーム、どこが面白いのかなぁ?

音楽は、何を聴いているのかな?

子供が関心を寄せていることに、自分も
関心を寄せると言う行為は、子供にとって
とても嬉しいものです。

自分の好きなものに、お母さんも興味を
持ってくれる!!
これは本当に嬉しいんだって。

私は、韓国人アイドルはみんな同じ顔に
見えてしまい、どーでもよかった。

でも、お姉ちゃんと心の距離をちかくする為に
関心を寄せてみました。

どの子が推しなの?

一番人気はどのこ?

そうすると、嬉しくて、ベラベラ
そのグループのことを話してくれるお姉ちゃん。

途中で意識が飛びそうな私をみて
「顔と名前のテストを明日しますからね!
覚えてね!」とお姉ちゃん。

確認テストを受けさせらた。笑

でも、こうした歩み寄りで
思春期のお姉ちゃん15歳とも仲良くなれます。

たまには、渋谷のセンター街なんて
二人でぶらぶら歩いて。

渋谷で、子供達の今、夢中になっている世界を
教えてもらいながら、子供と
まるでデートしてる感覚を楽しみました。

どうか、お子さんと目線を合わせて。
子供の関心のあることを
悪いことと決めつけず、興味を示してみて。

お母さんも楽しくなれることがあると
思いますよ。

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余談ですが・・・・

渋谷に娘といることで浮かれてる私は
こんな可愛いパンケーキを注文。
多そうだから、はんぶんこしたら
ちょうどいいなぁと思ってて、いざ
パンケーキ登場したら

「え?私、食べるなんて言ってないけど
ずっとダイエットしてるから嫌だって
言ったじゃん」

「それは知ってたけど、注文してきたら
食べるかなぁと思って」

「んなわけないじゃん」

「・・・・」(黙々と食べる私)

あははは。またまた相談してない私。

でもまぁ、この

ダメ出ししない
相談する
関心を寄せる

これをやっていくことで、親子関係は
かなり良くなります。

そうすると、自然とお互いに、勇気づけが
しやすい関係になります。

「言ってらっしゃい。頑張ってね!」

「ありがとう!!ママも頑張ってね!」

なんて、「ありがとう」が日常で頻回に
聞かれる家庭になりますよ!

こうしたベース無くして、こう言えばいい的な
技術は生きてこないので、まずはやってみては?

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こうした親子のコミュニケーションを増やすのに
もってこいなエッセンスが詰まっているのが

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ぜひ、お越しくださいね!

アドラー心理学
勇気づけ
ELM講座

土曜講座
12月7、14(
土) 
@町田
  10時から15時

@新宿
12月2、9、16日(月)
10時から13時

2020年
1月14、21、28日(火)

10時から13時@新宿

講座の詳細はこちら。

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2020年 1月17日
10時から12時 町田中央公民館
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2019年12月5日
10時から14時@町田

2020年1月24日(金)@新宿

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