習い事に悩むママにまずは知っておいてほしいこと

早期教育、モンテッソーリ

3歳までに能力が決まる系の3歳神話
マスコミも、早期教育を大々的に取り上げ
早いことがいいこと、のように報道します。

4歳で英検1級!
6歳で漢検6級 などなど

100円ショップまで、知育玩具があるし
玩具売り場には知育玩具がたくさん。

よーーーく、わかります。

私は妊娠中に、母から
井深大の「幼稚園では遅過ぎる」という本を
なんと、一度渡したのを忘れて、また渡されて
2冊も持っています。とほほほ。

母は英才教育オタク。第二次ベビーブームの私
そして、当時は岐阜県という超田舎に住んでいました。
幼稚園しか出ていない祖母を説得して
電車で、シュタイナーの幼稚園に通わせました。
そして、鈴木メソッドでバイオリンもという
オタクぶりでした。

という母なので、孫への関心は猛烈。
私もまんざらではなく、 ドッツカードという
丸が描いてあるカードをフラッシュでみせて
量的感覚を養ったりする教材で有名な
『家庭保育園』というシステムを
お姉ちゃんには使っていたくらいです。

チビ助が生まれるまで、ドッツカードも
していたのですが、チビ助が2歳差で登場して
キャパオーバーになり、家庭保育園の
カリキュラムを断念することになりました。

チビ助がいなければ、『家庭保育園』を
もっとやっていたかもしれません。

そして、もっと、もっと運命を変えたのは
お姉ちゃんが2歳から通いだした
モンテッソーリ幼稚園。

つめこみ教育や先取り教育に否定的な
理事長の元、ドリルをしていることは
ずっと内緒でした

家では、私のスケジュールに従って
ドリル、絵本、英語などこなしていましたが
それが、どんな影響を子供に与えるか
全然わかっていませんでした。

お姉ちゃんをモンテッソーリに通わせながら
毎学期の先生からの通信簿みたいのには
他の保護者とは比較にならない量の
「コメント」がぎっしり。

もっとお姉ちゃんをほめてあげてください
お母さん、もっとゆっくり歩んでください
お母さんがしている勉強は、心の栄養に
なっていません。精神の栄養、心の栄養に
なるために、どうぞ「見守って」ください・・・

的なことが、毎学期、実に2年間も
繰り返しかかれました。

それだけ、私が大事なことを自分で
気がついていなかったのです。

何が大事なのか

 

それは、何を教えたかよりも、子供が
何に興味を持って、何に目をキラキラさせて
どんな時に集中してという、子供の目線に
立てるのかということが、遥かに大事。

 

チビ助が年少さんになり、お姉ちゃんが年長さんに
なり、いよいよ、お姉ちゃんが知的敏感期に突入し
社会性の目覚めも始まり、私自身が、子供を通して
モンテッソーリの底力を感じることができたのです。

子供って、学びたいと思うとすごいんだなぁ
ものすごい集中できるんだなぁ。
そして、「よき完了」した時のあの表情は
なんともいえないなぁ。

 

モンテッソーリでも、世界の国旗や国名を
覚えたり、都道府県を覚えたりします。

それも、つめこみにならないように、伏線が
綿密に組まれています。

お母さんたちによる、「世界紹介」
5クラスで5つの国の風土や文化を
ママさんの劇やショーで、紹介して
子供たちの興味を刺激します。

運動会の障害物競争は、カードをめくり
記載されている国の国旗を探してきて
それを、グランドにちりばめられた
強大な世界地図のその国に刺す。
そんな競技もあります。

こうした伏線があってから、世界地図を
紹介していくのです。

それでも、残念ながら、ほとんど、今は
覚えていません。国名は残らないけど
それより大事なことがしっかり残ります。

それは、自分できめる力
自分で考える力
完了することの幸せ
などなど、いわゆる「非認知力」です。

image

今日は、幼児教育のプロの笹村房子先生と
話していて、つくづく、共感。

子供は学びたいと思った時にちゃんと
学べる。だから、6歳までは、どうか、
子供の目線におりること、そして、子供と
向き合うこと。そこに力を入れて欲しいと。

 

習い事に通わせて、その時間だけ
お任せするなら、ほとんど意味、ありません。

本人の敏感期ではないこと
希望していない内容の事柄は
ほとんど覚えていませんよ。

逆に、敏感期にフィットした時
ものすごい集中と発展を見せてくれます。
寝る間も惜しんで、調べたい
そんな時がくるのです。

お母さんがカードで無理やり教えて
親子関係がギクシャクするくらいなら
お子さんが今、何に興味があるのか
その観察に集中。

お子さんへの関心からの「質問」により
どんどん、お子さんとの心の距離を
近くしてみてください。

ご自分も、子供の興味関心に心うたれ
ワクワクすると思います。

そのうち、子供の目線にたって
子供が主体て動くことが、嫌では
なくなります。

お母さんが、スケジュールや
片付けの面倒とかそういう大人の都合で
「止め」に入らないで、子供の探究心を
思う存分引き出せたら・・・・

そこが、どんな習い事をさせるかよりも
取り返せない力になります。

 

フラッシュカードや英語のDVDで成功した
お子さんは、ほんの一握りではないでしょうか。

でも、英語も算数も、学びたいと思ってからでも
遅くないんです。

しかし、この探究心や真の学びの喜びは
小さい時から、親や大人に、選択させてもらえ
信じてもらえた信頼関係の中で育ちます。

アドラー心理学でも人格にあたる
ライフスタイルの形成は10歳までと言います。

本当に必要なことは、習い事ではなく
自分育て、そして、人間関係における
信頼の価値を感じることです。

 

我が子たち、学力は平均ですが、それぞれ
学びたいことが明確で、意識をしっかり持っています。

今日も、私が止めないと、2回も図書館に
調べに行こうとするくらい。

image

(昨日、チビ助がお買い上げ)

image

(空港の設計に明け暮れる日々のちびすけ
今は、空港に乗り入れる電車を設計しています
で、昨日は、この本をおねだり・・・)

 

漢字検定を小さいうちに何級取得できることも
大事かもしれませんが、こうして、私が止めたく
なるほど、知りたいことがある、そんな状態の
我が子を私は誇りに思います。

皆さんは、どちらに価値をおきますか?

 

笹村房子先生には、毎回、気づきがたくさん。
また、お会いして、皆さんへの記事にしていきますね。
幼児教育で、知りたいこと、じゃんじゃんお寄せください。

★気に入ったら是非、この記事をシェアしてくださいね。

 

★奈美枝のオリジナル講座
『アドラー式質問法で驚くほど人生が楽になり
自信が溢れ出す21日間のワーク』
体験会は、こちらをごらんください。
9月26日(月)
10月3日(月)、17日(月)
本講座:11月7.21.28(月曜3回)

★アドラー心理学勇気づけELM講座
11月15、22、29日(火)

魔法の質問キッズインストラクター
養成講座については、こちらをごらんください。
10月12日、26日、11月9日、16日

9月12日は
魔法の質問カードマスター
養成講座。
次回
、リクエストおまちしています。

★魔法の質問カード練習会
10月5日水曜@新百合ケ丘

★10月13日
ピギーさんの「思考をシンプルにする」講座
絶対おすすめ!!ピギーさんの講座
とっちらかりの女子必見です!

お申し込み、お問い合わせはこちらから。