お金や学歴でもなく、中学受験も習い事も親の力が9割な2つの理由

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こんなこと、当たり前です。

中学受験をするのも、習い事をするのも
決めるのも、お金を払うのも親なんです。

送り迎えやお弁当、おやつなどの準備
各種手続きしたり、かなり親がバックアップしています。

だから、親が手をかけてなんぼなんです。

問題は、そこではない。

①やるものを決めるとき
②やる・やらないを決めるとき

ここでの親の立ち回り方で
その後の子供の精神的な成長がかわります。

親が9割の理由は2つ
1つ目 観察と提示が決め手

突然、テニスを始める子供はいない

道を歩いていて、急に、「あ!テニスやりたい」とは
なりません。
親が、それなりに、機会を与えていて、そこに
子供のアンテナがフィットすると、脳に記憶される。

つまり、親が子供に提示したり、体験させることが
先にあることが多いということです。

そうなると闇雲に、経験させてみたくなりますよね。
石川遼君のようにゴルフ、いや、内村航平さんのように
体操か。はたまた、ピアニスト?バレエ?

でも、時間は限られていて、そんなに試行錯誤している
余裕はないでしょう。ですから、大事になってくるのは

親が、いかに子供の適性をみぬいて、合ったものを
挑戦させるか。ということです。

子供や親の提示の中から、ピンとくるものを
挑戦し、さらに、どれかを見極め、継続して努力
できるとその結果、選手になっている。。。

だから、親の力が9割なんです。

⑴観察力でほぼきまる

Q  どれだけ、子供を見ていますか?

Q  子供のどこを見ていますか?

観察力はモンテッソーリ教育のかなめ。
そして、アドラー式質問法でも
お伝えしていますが、観察していないと
子供のほめどころを言えないんです。

ダメなところをみるより
いけそうな事を探す

中学受験なら、子供の良いところを
伸ばしてもらえそうな学校を探すのです。

そもそも、中学受験するかどうかも
子供をよく見て、適性をみましょう。

中学受験は過酷です。
中高のときと違い、友達がみな受験するとは
限らない。当然、学校も受験対策など考慮しては
くれない。

つまり、結構なメンタルが必要になってきます。
どうしても入りたい学校がある。など
強い動機がこどもにありますか?

【エピソード:おねちゃん編】

お姉ちゃんは小学3年の時、中学受験を自分で
決めました。
お姉ちゃんは、頭の回転が早く、早熟です。
なので、中学受験にタイミングは向いています。

性格はのんびり長期戦タイプなので受験に
不向きに感じますが、楽しい事が大好きなので
楽しい事が待っているというご褒美で
頑張れます。

こうした私の観察が後押しして、お姉ちゃんは
中学受験を選択しました。

【エピソード:ちびすけ編】

ちびすけは身長も低く、見た目も身体的にも
幼いです。比例して脳の容積も未熟の
可能性があります。

早熟な人がバトルする中学受験は向いていない
そう判断しています。

しかしチビスケには一貫した夢があり
それをいつ、どう活かそうか
常に意識しながら彼を観察しています。

◎親がこどもをしっかりと
観察する事で、9割、きまってくる!

⑵どう提示するかで、親子関係がかわる

子供の適性から習い事や志望校が見えてきます。

たくさんある習い事、たくさんの学校から
子供は選べません。

単純なので、最初に体験したことが
印象に残って、それがいいと言ったり
文化祭で食べたクレープが美味しかったからとk
制服が可愛いからとかになってしまいがち。

だから親が、ある程度、絞っておくのです。

持久力はありそうだから、水泳はどうかな?
将来理系に進みたいから、理科クラブはどうかな?

ルールが嫌いなお姉ちゃんに、私は
自分の母校は勧めませんでした。
勉強ができるには間違いない学校なのですが
私は校則がいやで反発ばかりしていたのです。

留学がしたいお姉ちゃんに、国際色のある
学校を探しました。
実験が大好きなお姉ちゃんのため
理科の授業数の多い学校を探しました。

次に問題になるのは、押し付けると
「詐欺」みたいになるということ。

情報の非対称性

売り手と買い手で持っている情報の量に
差があることをいいます。

子供は親がどんなことを考えて選んでいるのか
知りません。
でも、そこを、わかりやすく、且つ、簡潔に
子供に提示していくことが大事。

面倒臭いです。でも、その先の人生を歩むのは
子供なんです。重要でしょ。

自分だって、きちんと情報を得て選びたいですよね。

チビスケの興味にあう学校を探し始めて
パンフレットを取り寄せたりして、
それを、見せながら、

「ここを出ると
半分より少ない人が、こんな仕事につけているよ。」

「こちらの仕事に就きたい人は、この資格を
とっているよ。それで、これは遠いんだ。」

こんな風に話しながら、情報が伝わるようにします。

ついでにお金のことも。中学受験すると
お姉ちゃんが言い出した時

「塾の費用に大体2年間で150万はかかる
となると、モンテッソーリの費用と合わせて
支払うのは、結構、厳しいことになる。
どうする?二つを選ぶと将来のお金がへるよ。」

こうして、お互いの持っている情報量に
偏りがあるのでは?と気にかけ、配慮して
行くということは、すなわち
子供を対等に見て、横並びである関係であると
言えます。

親がトップダウンで決めない。
めんどくさがって、説明をはしょって
こういうものだから、これよ。と
選択肢を一つにしない。

そうしないと、10歳を過ぎて、意志が
出てきたら、「反発」「反抗」となったり
あるいは「依存」となったりして、
自立から遠のいてしまいます。

◎情報には偏りがあるものだと認識し、
お互いの
コミュニケーションを濃くする関係は
信頼を築き、横並びで、命令・指示ではなく
支援・協力する関係となります。

親の力が9割の理由の2つ目
決断と見極めができるか

 

子供は経験が浅い分、もっている情報が
少ないです。
今、これを選ぶとどうなるだろう
継続したらどうなる?やめるとどうなる?

こうしたシュミレーションは子供一人では
到底できません。
そこで、先ほどの提示と同じく
10歳前後で、一度、進路を見直すといいです。

10歳までは夢のような、夢の世界の話を
していますが、現実的には、子供達の
キャリアデザインは早いほどいいと私は思います。

我が子2人を見てきて、9歳まではまだまだ
甘ちゃんでした。
ところが、9歳くらいから、具体的に。
これをしたいけど、どうしたらいい?
僕は高校はここに行きたいんだとか。

そうしたら、親の力の見せどころは、
いかに、子供の抽象的な表現から
本当にやりたいこと、どうしたらいいのかを
聞き出すことです。

指示や解決策はいりません。

まずは、質問しまくり。

どうしてそれがいいなぁと思ったの?

それになると、どんな良いことがあるの?

それで何をしたいの?どうなりたいの?

どこに行けば、なれるの?

どうすれば、なれるの?

いつからするの?

 

私はこんな質問を二人にしながら、進路を
聞き出していました。

そしたら、次に親がするのは、習い事の整理。
費用の捻出。

自分が思い描いていたのと、違うことを
子供が言ったとしても、子供の人生です。
子供の将来にあったものを取捨選択しましょう。

サンクコスト

しかし、多くの親御さんが、今までつぎ込んで
きた時間とお金を考えて、もっとこの習い事は
続けたほうがいいとか
「石の上にも三年」とか怠けグセがつくのでは?とか
いろいろ言って、辞め時を逸してしまいます。

そこで、サンクコストの概念を肝に銘じましょう。

取り返せない時間やお金にしばられて、いつまでも
うじうじしていると、次に体験できる新しいチャンスを
逃してしまいます。

損切り、とも経済では言います。

私は損だとは思いませんが、今まで楽しかったし
いい経験でした、ただ、これからは別の道で
満喫します!とそういう気持ちでいいのでは?

今、悩んで辞めないと、新しいチャンスを
逃している。

これを意識していない人は、リスク管理が甘いです。

お姉ちゃんはモンテッソーリを辞めました。

だれでも、この選択をする時、揺れます。
だから、親子で、しっかりとコミュニケーションを
とるのです。

そして、その時に、サンクコストを意識して
すぎたお金はこだわらず、先を見る癖をつける。

大人が毅然と前を見ないと、子供も前を
向けません。

受験も習い事も、親の力が9割

いかがでしたか?

お金とか世話をする、あるいは、遺伝子を残す
そういうことではなく、奈美枝流は
密度の濃いコミュニケーションによるものです。

1月2月は習い事の見直し時期。

よく考えて取り組みましょうね。

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