子供の自尊感情をあげる最短の方法

自尊感情、褒める

今日は、小学校の道徳イベントで
講演会を聞きました。

講演会のはじめ
「子供の自尊感情が大事」という話を延々とされました。

子供が自尊感情が高いといいことは、誰でも
知っていると思いますけど・・・・

問題は、自尊感情を高めるにはどうするのか。
そもそも、このテーマが出る背景には
自尊感情が低い現状があるということです。

Q:自尊感情が低いのはなぜでしょうか?

ズバリ。

指示、口出し、ダメだし

ダメだしは理解できるとして、指示・口出しも?

そうなんです。
「傘もっていきなさい。」

この言葉には、あなたはまだ幼いから、
判断なんてできないでしょ。
こんなことも、言われないと
わからないの?
という意味が隠されています。

指示すればするほど、子供は自分で
考えることもせず、自分が未熟だと
思っていくのです。

Q:では、どうすると、子供の自尊感情を
高められるのでしょうか

いくつもアイディアはありますが
最短の方法は、この3つに集約されます

①否定しない

②選ばさせる

③共感的に関わる

 

①否定しない

お子さんが何を言っても、まずは
「そうだよね」で始める

これに慣れていないと、私の講座やイベントで
意見のシェアタイムになると、他の人の回答に
ノンリアクションとなります。

ついつい、大人は経験が自分の方が上回るので
先回りし、判断・ジャッジします
でも、「事実」はまだ子供に質問していないので
本当のところは不確かなはず。
それなのに、自分のメガネから
「それって・・・・・」
「でもさ・・・・」って言ってしまう。

まずは、「そうだよね」を口癖にしましょう。

②選ばさせる

子供が自分で決めないと、自分で責任を
取れません。
それなのに、子供が本来、自分で責任を
取らないといけないことにも、
おせっかいをしてしまう。

宿題忘れると届ける
寝坊すると車で送る

おせっかいをすると、どうなるか
依存関係になるか、反発するか。

いずれも、子供自身を軽んじている
からこその行為なので、子供達は
自尊感情を下げます。

だから、選択させるのです
自分で選ぶことができる!!
お母さんが自分を信じてくれている!
この感情が、自尊感情を高めます。

③共感的にかかわる

実は今日の講演会でも、校長先生に
どうしたら自尊感情を高められるかと質問して
「とにかく褒める」との回答が。

ほめる

この行為は実に範囲が広くて、ある危険が
あることを知っておく必要が有ります。

子供は、とても敏感です。
それは、「操作的な褒め」

大人の都合に従わせたいからの
「とりあえずの褒め」

できたか・できなかったか
賞罰による褒め

これは、褒められたいからするという
良い一面の反面、褒められないならしない
と、外発的動機で行動が左右されることになります。

大人の顔色を読む子供にするのではなく
大人が子供と「共感的に」かかわる

それが、上から下でほめるのではなく
「うわーーこんなに頑張ったんだ、うれしいね!!」

というような、子供の気持ちを理解して
言語化して伝えることです。

 

この3つを知っていて、子供たちの授業を
見学していると実に興味深い。

最初から、答えが一つのような授業進行

「どんな答えもすべて正解」

この考えが先にあるだけで、全然、違うと
思います。

 

そして、私が実は、何よりも大事にしていること

それは、この3つのポイントを知っていても
実践できないでいる理由を知っているからです。

どんなに良い学びをしても、生かされない
それは

ママ自身が、満たされた状態であること

 

ママに余裕がないと、どんな学びも
活かせません。
なので、実は、何より大事なのは
ママ自身のメンテナンスなのです。

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(ちびすけの詩。結構好きだわ〜)

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