子供のいじめ、学校対応と親の対応

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お姉ちゃん12歳のその後

中学一年生の1学期、無視されたり、「死ね」など
言われ続け、それを無視して頑張ってきたものの
夏休みに、初めて、のぞいたLINEで
いきなりグループ退場させられ、ブロックされたりと
露骨に嫌がらせされて、ついに切れたお姉ちゃん。

学校側に報告したところまでは、前回の
ブログでご報告したところ。
それは、こちら。

さぁ、お姉ちゃん12歳。
その後、どうなったでしょうか。

まず、学校は、とても慎重にかつ冷静に
取り扱ってくださいました。

事実関係の確認を丁寧にして、娘と
どうしたいかを話しを重ね
当事者、いじめたA君には言わないで
くれています。

状況を冷静に判断して、くださったおかげで
いじめ子が、いじめる相手を間違えた??って
そんな状況が見えてきました。

お姉ちゃん。めちゃ、たくましくて

いじめっ子が、「お前のことなんて
だれも好きじゃないよ」

なんてLINEしたら、速攻で

「根拠は?根拠!!
私のこと嫌いっていう根拠!!」と
問いただす強さ。

もはや、お姉ちゃん、強すぎ。

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今回、お姉ちゃんの不安でもあったけど
潔かった点は、学校のルールで
中学生はLINEをやってはいけないという
ことになっていたのに、トラブルがあったことを
報告することにしたこと。

自分も怒られちゃうし、さらに、みんなが
LINEしていることをバラすことになるから
立場があやうくなると心配していました。

でも、そこは先生。
「教えてくれてありがとう!」でした。

これには、ほんと、ホッとしました。

しかし、お姉ちゃんは、そこでは
終わらない。

学年主任の先生が
この報告を受けて、全体的な集会で、LINEはいかんぞ!って
いかったらしいのですが、これには
最初から「効果ないよ〜。みんな聞いてないよ〜」って
猜疑的だったお姉ちゃん。

案の定、みんな集会室からもどる廊下で
「先生、なーーにいかっちゃってんの?」
「やめるわけねーーー」って話しているのを
聞いちゃったよって。

お姉ちゃんの気づき

お姉ちゃんが、こうしたやり取りを通して
気がついたことは

LINEを使用禁止にしたら、裏でやるだけで
本質的な解決にならない

むしろ、LINEどうせしているだろうことを
前提に、どうやって使うといいのか。

こういう文面はどういう印象か?
ブロックはどんな印象か?
こういう喧嘩になったらどうすればいいのか?

そういう具体的なケースで
どうすればいいのか、話し合いたかった、って。

なるほど!!!そうだよね!!

今の時代、禁止して終わりって
確かに、違うよね。

確かに、確かに・・・・

しかし、母はもうこれ以上、波風
立てたくないので、しばらく、静かに
したいのよ・・・・

 

そして、いじめたA君にはどうするのか
先生は、お姉ちゃんの気持ちを一番に
考えて、時間かけて考えていいよって
言ってくださいました。

このまま、全体集会の説明ぐらいで
終わるのはいやだ。

でも、面と向かってAに話すのもいやだ。

そこで、お姉ちゃんは、先生に
先生と3人で話す場のセッティングを依頼しました。

どんな事をはなすの?って聞いたら、

「別に仲良くしてとか、仲直りとか
積極的になにかしなくてもいい、そんなの
求めていない。でも、積極的に攻撃されると
かなりイラついて、反撃したくなっちゃうから
それってお互い、いいことないから
積極的な攻撃はやめてほしい。
距離をとるっていうのか、なんていうか
そんな感じでお願いします」

だってーーー。すごーーー。

仲良くならなくていい!なんと!!
なんと!!

そうだよね。

みんなと仲良しとか、おかしな事。
馬が合わなくていいよね。

そうか、そうか、12歳にして、そうやって
考えられるのか。ふーーーん。

なんて、私は、相変わらず親バカ。

でも、幸せな親バカ。
たくましい娘をもって、いろいろ話せて
幸せな親バカです。

勇気づけな「いじめ」報告

それでは、いじめを学校に報告する時
した後、ママは、アドラー心理学
勇気づけ的にはどんな対応をするといいのでしょう。

私が心がけたステップで解説します。

親だから、できること

お姉ちゃんの視点になることが第一

次に、俯瞰してみて。

自分の子供が大変だ!かわいそうだ!と
なると、自分のかわいそうフィルターで見てしまいがち。

客観性を失いますね。

アドラー心理学では、認知論で

ほぼほぼ、私たちは主観の世界で生きていると
しています。

が、だからと言って、独りよがりになって良いとは
言っていません。

世間とずれていないのか、立ち止まったり
考察したりすることが大事です。

まずはお姉ちゃんの視点

1学期。楽しいはずで、期待していたのに
気がついたら・・・・?

お姉ちゃんの視点に立ってみましょう。

小学校6年生といえば、小学校のドン。

どんな生活か先が読めるし、お友達とも
気心知れています。

そんな仲間たちと、今までで最高に盛り上がるのが
「卒業式」泣いて、泣いて、
手の甲には「絆」と書いて、絆を確認して。

 

お姉ちゃんなんて、一人で、卒業式後の
クラス全員よんじゃうカラオケ会を
企画実行しちゃったし。

そのすごーーい熱から、一転
初めましての仲間、初めての電車通学
初めてのカリキュラム。

緊張と不安でガチガチ。

自分のキャラなんて、なんだったか
もうひっちゃかめっちゃか。

本当は女子で仲良くしたいのに、上手く
近寄れなくて、男子とゲラゲラふざけている
うちに、グループに入りそびれてしまった!

部活も入っていない、グループも入っていない
となると、教室の移動、実験やグループ学習
ランチタイム、帰宅時間。

一人になってしまう・・・・・

寂しい、辛い。。。。。

私には友達なんていないんだ。。。。

そう、思っていると、どうなるか。

思い込みから始まったとしても、フィルターが
できてしまうので、みんな、私の友達ではないと
映ってしまう。

辛い、寂しい。。。。

そんな時に、男子Aから、死ね、きもい
でてけ!的なことを毎日言われると、辛いですよね。

あいつは、私をいじめる。

でも、これはスルーしないと。えーーん
つらいよぉ。

 

こんな視点だったと思います。

アドラー心理学勇気づけの言う共感とは
相手の目になり耳になり心になる事。

きっと、お姉ちゃんは、こんな
気持ちだったのでしょう。

次は、ママは「親鳥」の視点

さて、ママは、鳥の目。俯瞰してみて。

木の上から見ますよ。

周りを見渡してみて。

お姉ちゃんのクラスメイト。
みんな、初めまして。

つまり、みんな、お互いがどこに住んでいるか
何が好きかも、知らないの。

宿泊オリエンテーションで、自己紹介したって
なかなか、仲良くなれるわけない。

自分から、声かけられないタイプもいるし

クラスの中での自分の位置だってわからない。

だいたい、人のこと構っている余裕なんて
ないくらい、自分たちも、日々が、いっぱい
いっぱい。

となると・・・・・積極的に
お姉ちゃんを嫌っている??
そこまでの関係性はないんじゃない?
そんな気がしませんか?

みんなどうしたらいいのか、わからない
ということは・・・・・?

お姉ちゃんの未来は、まだまだ可能性があるってこと。
これからの、お姉ちゃんの身の振り方次第で
いくらでも、楽しい学校生活にできるわけです。

お姉ちゃん個人の目線にたって、たっぷり
たっぷり共感したら、そのあとは

ママは俯瞰ですよ。

親という文字は、木の上に立って見ると
書きますよね。

子供の感情に巻き込まれてばかりいては
いけないのです。大人なのですから、その渦中から
出て、俯瞰してみましょう。

お姉ちゃんと同じで、悩んでいる人は
他にもいる。

12歳という、体も心も激動で
不安定な時期。

懸命に自分の立ち位置を確認しようとしている

彼らを、騒ぐのではなく、けしかけるのでもなく
応援できたらいいですよね

私ができた事

だれも友達なんていない。
私なんて価値がない・・・と家では
ひっくり返っていたお姉ちゃん。

ママはただ聞いててくれればいいの!!
アドバイスとかいらない!
私は私で、ママとはちがう!!
綺麗にまとめなくてもいいの!!

と、はっきりいいのけちゃう。
私は、見守るしか出来ないんですが
夏休みのLINEのトラブルで、頼ってくれたので
ようやく、出番。

なにをしたかというと
この質問

「本当に?」

だれも友達がいないと「思い込み」
自分に価値がないと、過度に「決めつけ」ているという
アドラー心理学勇気づけでいう、ベイシックミステイク
根本的な間違いが起きている状態です。

なので、「本当に?」って
ちょっと冷静になる質問をします。

よーーーく考えてみたら、ブロックされたという
画面をスクショして送ってくれた友達もいるし

お昼ご飯食べる人がいなくて、違うクラス
食べに行っていたお姉ちゃん。
「暇なら、私のとこおいでよ」って
声かけてくれる友達もいた!

よーーく考えたら、みんな、積極的に
嫌いというわけでもなく、単に、距離を
掴んでいる時期だったという事なのかも。

私がした事は、共感して、俯瞰して
事実を確認して、そして

「あいしてるーーー」ってめちゃ嫌がられるけど
愛をしつこく伝えること。

これでした。

 

普段から、親子で、相談できる
対等なコミュニケーションをとれるように
双方から歩み寄る習慣をつけておくこと。

これが、深刻ないじめにしない、ならないために
必要だったなぁと思います。

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今日は、私のように、へたっぴ子育てだった人が
アドラー心理学勇気づけに出会って
ハッピーな子育てに変わったよ〜っていう
素敵なママ達で、11月23日のアドラーイベントの
会場下見でした。

素晴らしい会場でワクワクしてきました。

私も、モンテッソーリとアドラーの
共通点を示しながら、両方をうまくと入れて
楽しい子育てを提案していきます。

告知はまもなく。お楽しみにね!

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