子供が小さい頃の写真で、私が映っている写真は
みたくないんです。
みじめな自分を思い出すから・・・・
どうしてこんなになっちゃったんだろう
どうして、結婚しちゃったんだろう・・・
子供が幼児期、私は記憶から
抹殺している、したい、そんな時期です。
目次
結婚前後
結婚する前、私は、バリバリ
外資系製薬メーカーで、治験を担当する
CRAという仕事で、全国、飛び回り
稼いでいました。
ピンヒールに、かっこいいスーツを着て
ドクターにアポイントを取って
毎日のように、面会して、仕事をこなして
いました。
それが、妊娠とともに、歯車が狂います。
出張の多い仕事なので、内勤になると
給料が出ません。事実上、辞めざるを得なくなり・・・
もともと、子供を預けても働く予定だった私。
託児所を見学に行ったら、ダメ・・・
預けられない・・・・
私自身が、シュタイナー幼稚園で育ち
母が、厳選した素晴らしい幼稚園に
遠方でも通うほどのこだわり。
同様に、私も子育てにこだわりがあり
託児所と自分の仕事をこなしながら
そのこだわりを並行でやるという選択肢が
浮かびませんでした。
産休が明けて、退職しました。
ここで、はっきり、今だからわかるけど
誰のせいでもない、私は、私の「選択」で
子育てを選んでいた!!
にも関わらず、私は、運命の犠牲者との
認識が強くて、こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃ_・・とうじうじしていたのでした。
退職してからが、ものすごい孤独な生活の始まり。
通勤、出社がないと、家から出る理由がない。
誰とも、会わない、口をきかない・・・
そして、月々のお給料がなくなると
自分の貯金を食いつぶす事になり、いつも
通帳の残高が気になる日々。
旦那さんは、生活費を入れてくれますが
それは、生活費。
私が、美容院に行ったり、洋服を買う費用ではない。
必然的に、美容院に行かなくなり
服も買わなくなる。
自分の身なりに気を配らなくなると
すごいことが起こります。
それは、「自分に自信が持てなくなる」
女の人は、眉毛の形がうまく描けなくても
そんなことで、一日ブルーになる、そんな生き物です。
それが、1年美容院に行かない。
美容院に行くのは、長さをばさっと変える時だけ。
洋服はプチプラどころか、常にセール品やアウトレット品。
となると、自分に似合う者ではないし、自分の
体型に合ってもいない。
すると、ものすごいことが起こる
それは、「自分に自信が持てなくなる」
2回目の登場。
自分への自信のなさは、自分で作り出していた!!
そうとも言えるわけです。
お金がない・・・
子育て時期、仕事を失い、収入を失った私。
美容院、服、メイクなどなどそれらは贅沢品という扱い。
自分で稼いでいないので、それら贅沢品を買うのを
旦那さんに言えない・・・
旦那さんだって、仕事頑張ってて、欲しいものも
我慢しているに違いない。稼いでもいない私が
コスメが欲しいなんて言えない・・・
当時の私は、怠けていたわけではない。
必死でした。同じく、旦那さんも必死でした。
ボタンのかけ違いのように、お互いが
一人で頑張っていて、お互いを労う気持ちを
持てないまま、過ぎていっていた・・・・
今なら、自分から、
毎日、家族のために、頑張っているね
「すごく嬉しいよ」って言えている。
でも、当時は、自分の方が我慢しているって
自分が犠牲になっているっていう気持ちが大きくて
旦那さんも大変だ。。。っていう目線には
なかなか立てなかった。
自分の、綺麗でいたい
欲しい、という気持ちを、押し殺して、
かといって、旦那さんの苦労を進んで労うわけでもなく。
自分のわがままだと決めて、気持ちを押し殺しているくせに
こんなみじめな自分をわかって欲しい気持ちは富士山より高く。
どんどん、ひねくれた考え方になり、卑屈になって
しまっていた私。
子育てで夫婦喧嘩しても、卑屈だから
大げさに騒ぎ立てたり、感情的になったりして
旦那さんに、辟易とされてしまいます。
そんな自分が、自分でも嫌だけど
いやで嫌でしょうがないけど、それに対しても
八つ当たり状態で、こんな結婚しなきゃよかった
そう考えてしまう、常に、自分が運命の犠牲者という立場でした。
ターニングポイント
アドラーや、魔法の質問を私に教えてくれた
モンテッソーリ幼稚園のママ友。
彼女が、経済的自立と精神的自立に大きく
私を駆り立ててくれました。
なみちゃん、お金がないんじゃない。
お金があるのに、ケチケチして、大事なものを
忘れている!と。
クーポンでマスカラを買うんじゃなくて
デパートで買いなさい。
そんなに値段は変わらなくても、待遇は
全然、違う。
私を大事なお客様として、接してくださり
ラッピングして綺麗な袋に入れてくれる。
これが大事なんだと、教えてくれました。
マツエクを教えてくれたのも彼女でした。
朝起きた時から、気分いいよーーって。
つまり、私が、自信を取り戻していくのには
形から入ったんです。
自分の肌にあった、良質な化粧品を手に入れて
自分の肌の調子が上がると、気分1UP
美容院で髪の長さを変えなくても
スタイリングしてもらい、いつも自分に合った
ヘアスタイルになっていると、気分1UP
高級でなくてもいいから、自分の体型に合ってる
自分で着たい服を着ていると、気分が1UP
自分のことを大事にすることは、
とても、とても大事なことなんです。
経済的には??
そんな出費、どうしているの?
私は、旦那さんに言いました。
幼稚園のママたちとのお付き合いがあるので
わたしも、自由になるお金が欲しいんだけど。
働いていないのに、お小遣い?
なめてんのか!
そう、言われるかと覚悟していましたが
彼は、私に綺麗でいて欲しいと思っていると。
3万円、毎月、お小遣いをもらえることに
なりました。
でも、最初の頃は、お小遣いなのに、子供の服や
食べ物にに使ってしまっていました。
そんな時に、先ほどのママ友に連れられて
人生初の講座に参加
「子供のやる気を引き出す魔法の質問」
この講座の一番、肝となるメッセージは
何かを与えたいのなら、まず、自分から満たす。
衝撃の内容でした。
自分を犠牲にして、必死なのに、うまくいかない。
夫には理解されない、感謝もされない。
子育ても、思うようにならない。
どうして?どうして?
その理由が、はっきりとわかりました。
そこで、自分に「投資」することにしました。
「浪費」ではなく「投資」だと思うと
自分のために、お金を使うことに、負い目を
感じるのが減りました。
まだまだ、自分に自信はないけど
そこしずつ、好きなものを着て
気分が良くなるよう、身だしなみに
気をつけるようになり、体型についても
もっと痩せたい、あと何キロ痩せたら
なになにする・・・という考え方をやめて
今の体型でも、自分に合った服を着ようと
するようにしました。
パワーバランスの大きな変化
身だしなみが整いだすころ
講師業が軌道に乗り出します。
産後、自分で外貨を稼いでる!!
自分でお金を稼ぐことがこれほど
嬉しいとは!!
独身時代の稼ぎより、何倍も価値が
高く感じました。嬉しくて、嬉しくて
通帳を眺めました。
いつしか、収入が増えてきて、自分で
投資用のマンションを購入しました。
手付けをしてから、旦那さんに言ったので
かなり相談したのが遅くなったので
旦那さんの反応が心配でした。
が、彼は、出産以来、こんなに喜んだか?と
思うほど、喜んでくれました。
奈美枝に資産ができた!やった!やった!と。
喜ぶかれをみて、私も嬉しかった。
ずっと、ケチだとか、私を飼い殺ししているとか
自分のことをみじめに思ってきたけど
旦那さんの視点に立ってなかった。
私に、精神的、経済的に自立して欲しいと
彼も願っていたのです。
それがわかった瞬間でした。
お子さんが小さい間、私のように
子供のそばにいるのも「選択」
保育士さんの素晴らしい能力や、日本の優れた
保育環境を偏見なくみて、保育園に子供を
預けて、働くのも「選択」
人生は、あなたの「選択」
あなたが、負い目に思っているのは
私の経験から、私の場合、私自身が作り出してたものでした。
自分に気を使わなくなるということは
他者にも、与えられず、相手のパワーを奪う関係でした。
卑屈になっている人と、対等に会話なんて
できるわけがないですよね?
夫婦は対等であるのに、勝手に
負い目に思って、卑屈になっていたのでは
話す土俵にいないということです。
対等であるために、お互いに協力しないといけません。
我が家の場合、旦那さんに、素直にお小遣いを
要求してみたり、気持ちよく支払うことでした。
会話をする時に、「どうせ・・・」という気持ちを
持たないようにすることでした。
卑屈になっていると、ろくなことありません。
自分から急に自信が湧いてくるわけではないけど
身なりに気を配り、収入を得ることで
確実に、変わっていきます。
映画からの引用
映画「マダム・イン・ニューヨーク」
大好きな映画で、繰り返し観ています。
インドのママで、英語ができないことで
夫や娘からバカにされていたママが、ニューヨークで
一人、英語を学んで、自信を取り戻すストーリーです。
彼女の最後のスピーチが素晴らしいので
ネタバレですが紹介します。
********
奥さんも、旦那さんより劣っていると感じる時があるかもしれない
旦那さんも、奥さんより劣っていると感じる時があるかもしれない
でも、そんな時は、お互い協力して対等になりましょう。
夫婦でも、お互いの気持ちがわからなくなる時がある。
それは、自分で自分を助ける時です。
自分が自分を助ける最良の人です。
そうすれば、対等の気持ちが戻ってくるでしょう。
自分のことが嫌になると、周りの人まだ嫌に思える。
でも、自分のことを愛することをすれば
また、古い生活も新鮮に思えてくる。
*****
自分の敵は、自分だった
自分のことを苦しめていたのは
他ならぬ自分自身だった。
でも、裏を返せば、自分の見方は、自分。
自分で自分のことを愛していくこと
これをなさずして、何をなす?
何かをしないと愛されないとか
自分で、愛に条件を出さないこと。
家族は、無条件にあなたを愛しています。
あなたが、家事をしてくれて
便利で都合がいいから、愛しているのではない。
あなたが、素晴らしい人だから
愛しているのです。
あなたは、あなたのままで、すでに
素晴らしいのです。
家事をしないと愛されないとか
お金を稼いでないから愛されないとか
自分で、自分の首を絞めないこと。
家族はそんなこと、思っていませんよ。
まずは、あなた自身が、あなたを愛して。
自分を愛していきましょう。
あなたは、あなたのままで、すでに
素晴らしいのです。
アドラー心理学
勇気づけELM講座
土曜講座
12月7、14(土)
@町田 10時から15時
@新宿
12月2、9、16日(月)
10時から13時
2020年
1月14、21、28日(火)
10時から13時@新宿
子供のやる気を引き出す魔法の質問
楽しくて、あっという間の2時間
すぐに使える、楽しい質問が
いっぱい出てきますよーー
2020年 1月17日
10時から12時 町田中央公民館
詳細はこちら。
魔法の質問イラストカード
2019年12月5日
10時から14時@町田
2020年1月24日(金)@新宿