発達障害のばちんと診断されて
手帳を持っている人と、診断には至らないけど
凸凹のあるグレーゾーンの人では
悩みが違うと思うので、私は、当事者である
グレーゾーンの保護者として書きますね。
発達凸凹グレーのお子さんをお持ちのママは
それはそれは、日夜悩んでいると思います。
さらに、困ったことに、パパは?となると
パパ、旦那さんは色々伝えても
子供を「やればできる!」と叱咤激励しちゃったり
子供が泣いてSOSを出しても、まだまだこれしき!!と
やらせてしまったり。
今日は、発達凸凹グレーゾーンのお子さんの
パパで、困った!っていう旦那さんをお持ちのママに
私の体験から、こうするといいよーーというのを書きます。
そもそも旦那さんは
グレーゾーンとはいえ、凸凹があって
大変なんだよって伝えても
無関心だったり、うるさい!って言われたり
星一徹みたいになってたり
どうして、パパさん、そんなになっちゃうんでしょう。
アドラー心理学勇気づけ的には、そんな困ったちゃんの
パパに、共感的に関わります。
パパの目になり、耳になり、気持ちになると・・・・?
あなたが、最初に、お子さんに??これは
発達障害かも?って思った時、どんな状態でしたか?
初めて検査を受ける時、どんな気持ちでしたか?
旦那さんは、今
そんな気持ちなのではないでしょうか。
我が子に夢や希望がたくさんあったはず。
可愛くて、うちの子が一番だと思ってた幼児期。
幼稚園入ったり、小学校入って
だんだんとママが大変、大変と不満を漏らして
でも、そんなの子供の成長段階だから
よくあることなのに、大げさな妻だなぁと
思ってて、そのうち良くなると思ってた。
それなのに、ぐ、ぐ、グレーゾーン??
発達障害???え!!
将来どうなっちゃうの?????
就職は?結婚は?え????孫はだけないのか????
とまぁ、旦那さん自身が、勇気をくじかれた
状態になってしまうのです。
薄々気がついていて、決意して検査を受けさせた
ママでさえ、いざ告知となると、頭が真っ白で
受け入れるどころか、受け止めるのにも
時間がかかったでしょう。
日頃、接点が少ないパパとなれば、動揺は
計り知れません。
説得するよりも、共感的に関わって
「パパにもこういう子供っていう夢や希望が
あったよね、、、、、
なかなか、どうしていいのかわからなくて
不安だよね。。。。
私も今でも、障害を受容できていないと
言われちゃう。簡単なことではないよね。」
そんな風に、自分の最初の頃を思い出して
勇気くじきされたパパさんに共感的に
関わってみましょう。
パパは3ないなんです
発達障害グレーゾーンで、困っているのは
あなたじゃなくて、子供の方なんだよ!って
いくら言っても、聞く耳持たずの旦那さん
なんなんだ、この人は、、、、って思うかも。
そこは、アドラー心理学の目的論で
受け止めてみませんか?
なんなのこの人!っていう言動の背後にも
ポジティブな目的が隠されている、、、、、としたら?
パパさんは、わざと、意地悪なことを言っている
訳でも、分からず屋な訳でもないんです。
パパはパパで、
子供のために何かしたい!
ママの苦労を楽にするために、手伝いたい!
と、思っているんです。
目的自体はポジティブなんです。
が。。。。しかし
3ないなために、ずっと二人三脚で頑張ってきた
ママと子供にとっては、トンチンカンに
感じてしまうのです。
目的自体は、嬉しいものなんだけどなぁ・・・・
何がないのか
1、発達障害についての知識がない
2、サポートの仕方を知らない
3、勇気づけを知らない
この3ないなために、トンチンカンな対応をして
ますます、家族との溝を深めて孤独になって
しまっているのです。
なーーーんだ、知らないだけか。
わざとじゃないんだ。
本当は、助けようとしているんだ。
そんな風に、暖かい目で見てあげて。
3無い解決に向けて
では、3無いをどうやって解決するのか。
ってすごい命題ですが、それって
ママ自体もまだ手探りですよね?
その自覚がまずは大事です。
どうしても、こちらの方がより多く
知っている、と思っていると
上から目線になりがちで、さらに、相手の
考えをまったり、尊重したりよりも
自分の考えに導こうとしてしまいがちです。
ママだってまだ手探り。
パパはもっと若葉マーク。
これをぐぐぐぐっと自覚して。
自分の知っていること、わかってきたこと
こうしたらうまく言ったという体験談
これをまとめた、「チビ助の取り扱い
説明書」を作るのもいいかもです。
書かなくても、口頭で説明でもいいです。
繰り返し言いますが、
「これはあくまでも、私の体験からで
これが正解とか、誰にもわかんないのよねーーー」
「まだ私も手探りで、パパと工夫をシェアできたら
嬉しいなぁと思って、まずは私のを
伝えたいんだけどさーー」
というように、あくまでも
「私の意見」ということ。
あなたのやり方を否定したり、考えを
否定したりする立場には無いけど
共に協力できたら最高です!というスタンス
これを忘れずにね!!
パパの理解を進めるために
なんで急かすのよ!
なんで、「きちんとしなさい!」って
叱るのよ!!
って、パパの対応に私はイライラしてました。
が、これも、知識がないからです。
個別の状態なので、それぞれ
お子さんに合わせた伝え方をしてね。
うちのチビ助の場合
wisc, K-abc,waves
これらの検査の結果をもとに
数字で説明しながら、それがどういうことか
伝えていきました。
「チビ助はできないんじゃないのよ。
やり方を知らないだけなのね。
だから、やり方を教えてあげたら
できるよ。
でね、チビ助は、検査の結果から
わかったんだけど、時間制限があると
パフォーマンスが下がるの。
時間気にしなくていいよっていうと
すごい才能を発揮するんだって。
なので、彼に一番やってはいけないのは
ストップウォッチで時間を計ったりして
急かすことなんだって。
私もさ、今まで、効率よく学習する上で
タイムマネジメントが大事だと思ってきたからさ
なんとも歯がゆいんだけど、
チビ助が気持ちよく学習するために、
遠回りに感じるかもしれないけど、時間制限は
やめてみよう。」
検査の結果と解説を一緒に
していきました。
検査の結果は、数字で出る偏差値みたいなもので
仕事で数値目標とかいつも意識している
パパさんにとっては、わかりやすくて
腑に落ちるようです。
問題は、検査の結果は子供の状態の
理解にはいいけど、支援の方法は
書いてないということ。そこを工夫してきた
体験談を添えて、パパさんに解説していく
必要があります。
例えば、処理速度が30で、語彙力は70
これはどういうことだというと、言葉は
同じ年齢の子供よりたくさん知っているけど
指示された情報をどう表現するかに
時間がかかってしまうということ。
いっぱい勉強しても、テストが苦手なのは
そのせいだね。」
というように、伝えました。
さらにね、サポートの仕方も
パパさんは知らないので、あくまで
自分の体験ということで
「わかっているのに表現できないって
すごくもどかしいよね、きっと。
なので、私も、その辺は汲み取って
言いたいことが伝えられないのかな?って
思うときは、チビ助に
時間をおいて、あとで
教えてくれていいんだよーとか
ノートに書きながら説明してもいい?とか
例え話してもいい?とか
本人が受け入れやすい方法で説明してみたり
しているんだよねーー」
「普通」こう聞いたら、分かるだろ、は
ないんですよ。
「普通さーーー」はやめてっていうのは
パパさんにはちょっとハードル高いかも。
まだまだ勇気がくじかれたパパさんです。
ようやく、子供の凸凹を知ろうと
し始めたばかり。
あまり責めている感じになるのは避けて。
今、訂正しなくても、子供と関わりながら
その中で、気がついたり、その時々で
チラ見せしていけばいいかなぁ、、、という感じで
パパに、いきなり、自分レベルの理解を
求めないことです。
サポートの仕方は、理由を添えて
あくまで、私の体験談として伝える。
勇気づけを知らない
パパさんは、勇気づけを知らないので
叱咤激励します。
頑張れ!ちゃんとやれ!
えーーーーっていう声掛けですが
パパさんは勇気づけを知らないんです。
なので、ママが日々、良いだしする言葉
姿を見せながら、パパの目線を
勇気づけに変えていきます。
直接的に、「あーーそれダメダメ」って
パパのやり方を否定しちゃうのは
それこそ、勇気づけではないですよね。
ダメ出しです。
パパが取り組んでくれたことを何より
嬉しいと伝えつつ、フォーカスチェンジな感じで
パパさんを「良いだし」することで
また、勇気づけとはどんなことかを
体感してもらいましょう。
「子供の勉強を見てくれて嬉しいな。
子供達も、パパを尊敬しているから
嬉しいだよね。
パパも昨日より早めに休憩入れてくれたよね
助かったわーー。
子供にどれやりたいか聞いてくれたじゃない
すごい嬉しいよーー。
でね、みんなこれくらいできるだろ
って言われちゃうと、結構傷ついちゃうの。
彼なりに頑張ったなーーって
見てくれると嬉しいなぁ」
こんな感じで、指摘したいことは1個まで
1個指摘するためには、3倍
勇気づける!
ママ自身が、パパを勇気づけながら
子供への勇気づけを伝えていってくださいね!
良いだしするために、たくさん観察し
それを良いだしで言葉にして、家族でシェアする
すごくお互いに嬉しいことですよね。
ダメ出しよりも、良いだしが気持ちがいいこと
そして、叱咤激励よりも、教育的な効果が
高いことをどんどん体感してもらいましょう。
みんながハッピーになる
それがゴールよ!
まとめ
分からず屋なパパなのではなく
分からず屋なパパにしちゃっている家族
そんな風に、自分の言動を変えることで
パパを楽にしてあげる。
勇気をくじかれたパパに
私たちの方から歩み寄りながら、時間と
手間をかけて、愛と信頼を作っていく。
パパを変えるぞーーーではなく
自分を変えることから。ね!
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