小学校の運動会が待ち遠しくない子供だっているんです。

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私も、運動会って楽しくて
楽しみで仕方ない行事の一つでした。

別に足が速いわけでもないけど
練習したり、発表したり楽しい

ところが、チビ助が2年生の時
どんより顏・・・・嫌いだなぁ運動会

さて、どういうことでしょう?

運動会が嫌いな理由ひとつ目

発達障害はもとより、発達障害グレーゾーンと
よばれる、診断にはいたらないけど、個性的な
子供たちの中には

決まったことを、決まったようにしたい

モンテッソーリ的には「秩序」を大事に
している子供がいます。

チビ助はそれが、強くて、
月曜日は月曜日の時間割でお願いしたいわけ。

月に一回くらいの変更なら、「特別なこと」で
許容できるのですが、運動会前って
校庭の関係や、競技の関係で
時間割が毎日変わる。

これだ、チビ助には??????な
激しい違和感となっていました。

秩序が乱されるので、運動会が
好きではなくなってしまっていたのです。

ぞうの時間、ネズミの時間

モンテッソーリの世界では、3歳から4・5歳に
かけてが、この、「秩序」の敏感期
言われています。

同じことを繰り返ししたい。
毎日、同じように暮らしたい。

この頃は、親が
「だだをこねる」子供に手をこまねくのですが

「だだをこねる」のにはワケがある!!

というのは、まさに、「秩序」の敏感期を
指しているのです。

毎日、決まったように暮らしたいのに
「大人の都合」によって、今日は
帰りにスーパーで、今日は、習い事
明日は、ビデオ屋さんに・・・

振り回されて、NO !!
嫌だ!!が言えているのが、「だだをこねている」
子供の方。

 

逆に、大人に従順な子どもはどうでしょうか?

振り回されているのに、大人に付き合えるのは
ものすごい順応を身につけるのと同時に

心の育ち

心の育ちを阻害しているのです。

子供が、子供の世界、子供の時間のながれを
大事にしてもらえるという感覚が
心を育てていきます。

子供だから、大人の都合に
振り回されていいのではなく、アドラー心理学的には

子供も親も対等

子供の時間軸を尊重して、子供にも世界があることを
ちゃんと、配慮することが求められるのです。

 

<運動会で見える時間軸のずれ>

小学校1年になって、先が見通せない
スケジュールに身をおいたチビ助。

7歳では、そもそも、先を見通せるレベルの
先って、直近です。

7歳にしてみれば、くるくると変わる予定という
濁流にのまれ、あっちに流され
こっちに流されの時間を過ごしているわけです。

4月という緊張の連続の1ヶ月をすごして、
すぐの運動会。
想像してみてください。
とてもハードだと思いませんか?

うまくこなせなくても、ごく自然だと気がつきませんか?

子供と大人では流れる時間の速度がちがう

ぞうの時間とねずみの時間ほどの差がある

そう意識して、急ぎすぎてはいないか
大人の行動の速度を確認するのがいいと思います。

 

運動会が嫌いな理由2つ目

運動会の練習疲れかな?なんだか
元気のないチビ助に、2年生の時
聞きました。

私「何があったの?」

チ「喧嘩ばっかりするんだよ」

私「どうして喧嘩すると思う?」

チ「うーん。みんなすごい
 自分が自分がって話しちゃってさ。」

私「どうしてそうなっちゃうんだろ?
 どんな時だと思う?」

チ「うーーーん。疲れてる時。」

私「なるほど、じゃあ、どうすればいい?」

チ「今日から早く寝る!!」

そんな会話をしました。
運動会の練習疲れは、子供達の喧嘩の頻度を
上げます。

と、同時に、先生との齟齬の頻度もあげています。

子どもでさえ、こんなに疲れているんです。
担当の先生たちの疲労と言ったら・・・・

大人です、やり遂げないといけない気持ちが
先行していきます。
保護者や周りの目が厳しい運動会
失敗が許されない・・・・・

そうなると、先生の話す速度が上がり
口頭指示もどんどん複雑になります。

チビ助、当時8歳
頭が悪いわけではなく、処理速度が
遅いので、この口頭指示についていけませんでした。

次に着替えて、トイレにいき
靴をもって体育館脇に移動。

これらが、早口で言われます。

トイレに行くまでは良かったものの
そのあと、どうするのか忘れて
ぼけーーーー。置いてけぼり・・・・

置いてけぼりのほか、忘れ物したりして
先生に怒られたり、恥かいたり・・・

その頻度が増していくので
子どもにとってストレスなのが運動会

私は、チビ助にこう言われるまで
運動会なんだから、誰でも楽しみなものだ!と
思い込んでいました。

疑問なんてもっていなかった。

でも、チビ助には、時間割が変わることで
秩序が乱れること
先生の口頭指示が増えることで
すごく、ストレスなんだと知りました。

運動会を楽しむ工夫は
ユニバーサルな工夫

運動会を日頃の「成果」の発表という
大げさなパフォーマンスにするのは
高学年でいいと思います。

低学年の間は、日常の中で
組み込める内容に止める

子どもの秩序や自発を大事にする
そんな行事にして欲しいなぁ

チビ助が、こうして話してくれたので

「ママは何ができますか?」と質問

「早く寝たいので、早く夕飯を
食べさせてください」でした。

私「先生にお願いするのなんて言ったらいいか
  アイディアあるの?」

チ「うーん。まぁでも、わかんないから
  教えて」

私「先生に、大事なことは2回言って
  くれませんか?って言える?」

子どもも、大人も、案外、人が
話すことの最初の方は聞いていないものです。

のんびり時間で暮らしているチビ助に
してみると、気が付いたら、どんどん
話が進んでいるわけです。

どうしよう、どうしようと
焦って、適当にやるんではなくて
困っていることを伝えられることも
今の時期には必要なことだと認識していたので

「大事なことは2回繰り返して
ください」が言えるように練習しました。

これがないと、習い事に行っても
あれ?あれれれ?という位に
指示が入らない・・・

運動会の場面から学べる
私たちに必要なこと

同じように、ついつい
大人時間で、大人都合であれこれ
動かしたくなったら・・・・・・

◎事前に、子どもに相談する
 これから起きることを
 想定できることを話して
 相談する

◎大事なことは2回繰り返す

◎ゆっくり話す

これらを、私たちも、先生や
運動会に限らず、実践できると
ユニバーサルな世界になるのではないでしょうか?

サドベリースクールのご紹介

今日は、魔法の質問のつながりで
最近ではアドラー心理学でもつながる
下村健士さんの南多摩にある
サドベリースクールというとても
ユニークな教育方法をしているスクールで
子どもの今を考えるお茶会に参加してきました。

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なかなか面白いキーワードが出てきて。

人と同じようにやれない
友達とうまくやれない

そんな時、どんな気持ちですか?と
まりもちゃんに質問したら

「生まれつきだから心配しなくても
大丈夫だよ」って言ってあげたいと。

そうなんだよなぁ。

ついつい、少数派に入った感があると
多数派に入ろうと、軌道修正に躍起になる

でもさ、できないことって、結構
何年努力しても、あんまり得意にはならないよね。

それよりも、得意なことを伸ばした方が
確かにいいさ!

生まれつきだって、割り切って、
多数派に入ろうとか
「ちゃんと」とか
正常域とか
そういう方に無理にしなくていいよね!!

そんなことより、十分
子供達はすでに、やっているし
やれていることの方が多いんだ!!

なんて、すごく気づきのあるお茶会でした。

下村さん、通称しーもんの
サドベリースクール。さくらんぼ学園と言います。

生徒募集中!!

みんなで作り上げ、子供達主体の自由がモットーの
素敵な学校です。

応援したいなぁ。

7月1日に大人のお茶会があるんだって。
いかがですか?

さくらんぼ学園きっての画伯
似顔絵屋さん。すらすらーーーっと
上手に書き上げます。

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好きなことって、自然とやりますよね!
いい顔してる!!

ご案内

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6月20、27、7月4日
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新横浜講座は
6月8、15、22日です。


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