かわいそう、ではなくて。

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昨年、たまたまサンタさんにもらった本が
お姉ちゃんの読書感想文の対象の本

『wonder 
  オーガストはふつうの男の子、ただし、顔以外は。』

ということで、再び、見た目が
かなり「普通ではない」オーガストの話

この本の私のおすすめポイントは、この本が
物語調ではなく、ある出来事を、いろんな
登場人物がどう見ていたか、という視点なところ。

そこで、お姉ちゃんに、気になる人を2人
教えてと聞きました。

真っ先に答えたのが、オーガストのお姉ちゃん。
理由は、自分も弟がいるから、立場がわかる。
そして、普段はそっけない感じでも、じつは
とても弟のことを心配して、愛している所も
よくわかるから。

なるほど〜。投影しているのね。

もう一人は、同級生のサマーという女の子
理由は、みんなが虐めたり、避けたりして
いた最初から、カフェテリアで席をすすめたり
なにも気にしていないところ。

なぜ、それがかっこいいの?と聞いたら

みんなと同じことが重要な学校生活で
それよりも、自分の考えを大事に出来ているから。

 

なるほど、なるほど。

「同調バイアス」

人と同じものが良いという考え。
これ自体は、悪いものではなく、私たちは
人と協調することで発展してきました。

問題は、いじめ、からかい、という負の場面でも
多数派にまかれてしまうこと。

自分の考えを臆せずに言えること。
これはお姉ちゃんにとって、魅力的なのです。

 

お姉ちゃんにしても、立場が違うと
見える世界は違います。そこを理解して
歩み寄れることはとても大切。

自分の意見を持つことが、時に難しい時も
ある。それでも、しなやかに、行動できると
それは、人の心をうつ。

 

この本は、決して児童書にしておくのは
もったいない内容です。
大人が読んで、様々な目線、そして、勇気

こうしたことを学びとってほしい
そんな名著です。

校長先生のお話の中に

「必要だと思うより、少しだけ余分に親切に。」

だれもが、だれかのために
本の少しのスペースを作ってみる。

それは心のスペースかもしれない
だれかのことを考えること。
そこから、かもしれない。

毎日、自分のことばかり。ではなく
だれかのこと、気にかけてみませんか?

どうか、かわいそう、、、、、で終わらないで。
そんな他人事ではなくて、心で感じて。

世の中には、目に見える障害、見えない障害を
たくさんの人が抱えています。

「同調」を重んじすぎず、いろんな人がいる
かわいそう、ではなく、少し余分に親切にする。

そんな気持ちが、世界を救っていくのではないかな?

明日は、こんな娘と、あっという間に
読書感想文がかけちゃう魔法の質問
やってみたいと思います。

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