障害は個性?

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うちの子、発達障害かもしれないんで・・・

なんて言うと、

「大丈夫だよ。
障害は個性。
アインシュタインだって、トムクルーズだって・・・」

と、よく言われて来ました。

その度に、違和感が・・・

 

別に、アインシュタインほどずば抜けた
何かがあるわけでもないし

おそらくサヴァン症候群を指して
励ましているつもりなんでしょうが
そんな特別な才能もないんですけど・・・・

それに、「障害は個性」

これにも違和感がありました。

お前がいうな!

障害は個性って
なんかしっくりこない

だって、チビ助自身がそう言うならいいですよ。
健常な第三者がそう言うのってどうなの?

チビすけも、私も、治りたいと
思っています。

 

いいえ、治りません、発達障害は・・・と
言われても、嫌なんです。

治る可能性を否定したくない。
なんとかしたい、諦めない
そう思っているのです。

それなのに、個性だからと言われると
なんか、割り切りなさい!と言われているようで

個性だから、仕方ないのですか?

そう、聞こえてくるんですけど。

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「吃音」を読んで

今週、楽しみにしている
近藤雄生さんと重松清さんの対談を前に

近藤雄生さんの著書「吃音」を拝読。

 

その一節を転記します。

 

「ただ、「障害は個性である」と言う考え方について
思うところを記すと、当事者が自分自身について
そう思えるのであればそれはそれでとても
いいことだと思うものの、そうは思えない人は
実際には多いし、逆に障害だと認めて欲しい、と言う
人も少なくないことを考慮すれば、個性だと
一般化することには慎重であるべきだと考える。
個性として社会に認識されれば、困っている人たちの問題を
解決する手段が奪われかねない。個性とは思えずに
苦しんでいる人たちの気持ちこそ、より
知られるべきだと私は思っている。」

 

全く同感です。

 

当事者の、現に苦しんでいることから
目を背けてはいけないのです。

普通になればいいのか?

治療するの目的は
「普通」になることなのか?

健常な人と生活するためには
困難がある人が、努力して
工夫して、行かないといけないのか?

 

健常じゃない人が世の中にいるということは
それはそれで、「目的」「意味」があると
私は思っています。

健常な人だけの世の中にするのではなく
双方が歩み寄るのがベターですよね。

 

忘れ物をしちゃうチビ助は
忘れ物をしないように、彼なりに
日々、努力します。

そして、忘れ物をされちゃう周囲は
障害だから、お前が直せ
でないと、一緒に学べないぞ!とは言わず

忘れないように、ラインで
リマインドしてくれたり
「明日、なんだっけ?」と聞いたら
何度でも教えてくれたりします。

 

我が家で、治したいという
目的は、身辺管理ができること
というよりも、症状の回数が減ってくれたら
日々、もっとやりたいことに
時間を使えるという目的です。

普通の人も、そうでない人も
双方から歩み寄ること
それがいいよね!

科学的根拠はどうなの?

私は看護学学士ですから、もちろん
科学的根拠に基づいて医療は
あるべきだと言うのは重々承知してます。

なので、藁をもすがる思いの
当事者を鴨にするような、詐欺まがいの
民間療法には騙されまいと、踏ん張っています。

でもね、吃音治療と学習障害は
併発していることがあるそうで
それだからなのか、学習障害の治療にも
似ていることがあるんです。

 

発達障害は、
最近では脳の器質的な障害なのではなく
神経発達の障害というように定義も
変わって来ました。

私は、そこに希望を見出し
神経の発達が未発達なら
まだまだやれることはあるはずだ!と。

 

人から見たら、くだらないけど
バランスボールに乗って見たり
ストレッチしたり、食事もミネラルを
意識したりと

やぶ情報なのではなく、実際に
それで症状が緩和されて来たという
体験談をもとに、選択しているわけです。

エビデンスはない

でも、少なくとも、それで
よくなっている人がいる。

 

「吃音」の本の中でも、吃音治療に携わる人が
同じような背景だと書いてありました。

科学的根拠はどれもない
それは当たり前、だって、まだ吃音の
メカニズムは解明されていないから。

ただ、自身がこれで吃音が
よくなったという体験をもとに
それなりの治療法を考案している。

 

ね、似ていますよね。

 

発達障害も、吃音も
これといって、科学的根拠のある
治療法があるわけではない。

でも、なんとかしたい人たちが
いて、それぞれに活動していているのです。

「諦めたくない」を大事に

つまり、障害は、障害と認定されたら
終わりではなく

日々暮らしていく中の「困難」

これが現にあることから
逃げられないのです。

個性と片付けるには
あまりに辛い現状があるときがある。

治りたい気持ちがある限り
私は、できることをやって行きたいのです。

なので、個性よね!って
励まされると、あまり正直嬉しくないのです。

悪あがきだろうと、なんでも
やろうと決めたのです。

 

「吃音」の中で症状がコントロールできている人は
強い意志と、十分な練習量と
支えてくれる理解者や仲間がいました。

チビ助との学習は
毎日、ほんと、うんざりするくらい
信じられないくらいに物覚えが悪くて
毎日がっくり、とイライラ。

でも、でも、それでも、やっぱり
チビすけは、なんとかしたいと
強く思っているので、時間はかかっても
気持ちを整えて、また
「勉強する」を選択して来ます。

だから、私も諦めないのです。

 

これほど、私のアドラー心理学
勇気づけが鍛えられる場面はないだろうと
最近では思います。

 

私には分析する力がある

だから、イライライしたら
それはわざとではないと、早く分析して
落ち着こう!ってね。

今週は、近藤さんと重松さんお二人を
拝見して、どんな気づきがあるのだろうと
ワクワクしています。

私は、必要なことを気づかせてもらえる
そんな環境にあることに
ほんと、感謝です。

この気づきも、息子の役に立つように
努力して行きます。

そんなチビ助くん
昨日は、学校指定の革靴ではなく
間違ってスニーカーで登校し
今日は、お弁当箱を忘れて来たそうです。

 

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