あれがない!これがない!ない!ない!!

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ないないパニック
 
うちのチビ助
ものを探せないんです。
 
小さい頃は登校時や
お出かけ時は悪夢のよう。
 
あれがない
これがない
と焦って、散らかしながら
泣いて怒って、大パニック。
 
ひっくり返して探して
散らかしまくりだったり
暴言吐きまくって八つ当たり
されて私が気づついたり・・・・
 
頭にきて
遅刻しても良いから
謝らせよう!とした事も
ありましたね。
 
そんな彼と私がどう向き合ったか
今日はお伝えします。
 

ないないパニックとは

 
小さい頃は頻回でした。
ない!ない!と
出がけにパニック。
 
こちらも時間がないと思うので
「何やっているの!
だから、用意しておけと
言ったでしょ!」とか
「片付けろと言ったでしょ!」
とか、言って
 
時間がないと焦る息子を
さらに追い込んで
パニックを悪化させていました。
 
かわいそうに息子は
泣きじゃくっての大騒ぎ。
 
今はというと、相変わらず
よく見つからないことがある
 
でも、パニックには
あんまりなることは減っています。
 
それは、多分
私がパニックの時に
煽らなくなったからかなと思います。
 
彼自身の成長と、私自身の
物の見方が変化したから。
 
 
チビ助のこと
私と同じように
私の頭、目で考えるのではなく
 
チビ助の目なら、チビ助の
頭ならどう見えているか?って
考えらえるようになったことが
変化のスタートです。
 

彼らの世界観

 
大人な私は大人な私の目で
見てしまいます。
 
普通さーーーこれくらい
自分でできるよね。
 
とか
 
ここ片づければ見つかるよね
 
とか。
 
私は関連付けれる事も、チビ助には
同じ線上のことには思えていません。
 
それに、「普通」と言われても
自分の見えている世界しか
わからないので、何が
「普通」かなんて比べようもないわけ。
 
そんな、なんの解決にもならない
考え方を続けるよりも
チビ助の目線になること。
 
チビすけはどう見えているのかな。
 
チビ助は、整理整頓が苦手です。
私もそうなので、気持ちはわかります。
いっぱい散らばっている方が
落ち着くっていう考えの人もいるし
 
チビ助みたいに、他にやることが
あって頭がいっぱいで
片付けはそれほど重要に思えないって
いう場合もあります。
 
さらに、びっくりなことに
チビ助は、一時的に視野が欠ける!!
 
常時、視野が欠けていたら
脳の障害でしょうが、ものを探すと
なると、突然、視野が狭くなります。
 
冷蔵庫の前で、「バターどこ?」
って目の前にあっても探せない。
 
本棚の前で、「そこに
あるでしょ」と言っても
探せない。
 
昨日は、お弁当袋に
ふりかけを入れておいたのに
「ふりかけなかったから
ご飯食べられなかった」と言う。
 
そんな怪現象が起きます。
 
えーーーありえん。
と思ったって仕方ない。
それが、彼と言う人なのですから。
 
これって『努力してもできないこと』
ですよね。
 
なので、私はこう言う場面では
叱ったりしません。
むしろ支援します。
 
一番右の本棚の上から2段目の真ん中辺だよ
とか
 
冷蔵庫の一番上の段の左端だよ
と言うように
緯度と経度を伝えるようにすれば
探せる。
 
ふりかけ見えなかったのかと
ショックだけど、次から
「今日はこのふりかけ
ここに入れておくね!」と
声かけしておく。
 
そんなことで、彼は助かります。
 
探せないことを叱っても
がっかりしても、なんの解決にも
なりません。
 
見えていないんですから。
 
大事なことは、物の見方は

人それぞれ。

自分の物の見方にこだわるのではなく
子供自身の見方に興味を持ってみること。
 

課題の分離ではないのか?

 
アドラー心理学を学ばれている方から
私は甘やかしだとか、課題の分離が
できていないとか批判する方がいます。
 
ご意見は暖かく頂戴しますが
私も確信を持って、子供を「支援」
しています。
 
課題の分離とは、子供自身が乗り越えないと
いけない課題に親が土足で踏み込まないこと
子供自身の自主性、主体性を大事に
尊重して、見守ることを目的とした子育て
方法の考え方の一つです。
 
これを、杓子定規に捉え、子供が
ないないパニックを起こしても
無視して、見守るだけ
忘れ物を繰り返しても、無視。
 
これは、課題の分離ではありません。
 
私は、困っている子供がいたら
その子供の発達や困り感に合わせて
親は柔軟に、支援をしていくことが
求めらていると思います。
 
柔軟に
 
手厚さは、その子その子で
違うと言うこと。状況によっても
違うと言うこと。
 
外野にはわかりにくい部分でも
あるのです。
 
自転車だけ渡して、
大きいんだから、自転車のれるよね!
と言うのはあまりに酷いでしょう。
 
その子供が乗れるまで、付き合いますよね?
 
子供によっては、数回、伴走すれば
乗れちゃう子もいるし
長いこと、練習しないと乗れない子も
いるし、練習しても乗れない子もいる。
 
子供の発達や状況に合わせて
支援すること
これが大事なのです。
 

甘やかしではないよ

 
パニックになると言うことは
それだけ、本人はちゃんとしたいと
思う気持ちがあるからです。
 
学校に持っていかなきゃ!!
なんでないのーーー!!
 
学校に遅刻しちゃう
なんでないのーーー!!
 
これないと電車に乗れない
なんでないのーーー!!
 
ね!ほら、本人はすごく真面目で
これがしたいと言う意思があるの
だから、辛いの。
 
パニックになっているときは
八つ当たりされて、周囲も迷惑するけど
本人が一番困っています。
 
パニックの時は、怒らない。
 
代替案を出したり
一緒に探したりして
落ち着かせて。
 
落ち着いてから、話し合いを
してみましょう。
 
これは、甘やかしているのではなく
甘えさせてあげると言う感じです。
 
心がいっぱいいっぱいなんです。
 
パニックになりながら
必死です。甘えさせてあげて
時間をあげてくださいね。
 

出来ないことはある

 
私とチビ助の目標は、一人で
できることを増やしていくこと
どうしても出来ないことは、
上手にヘルプを出して、人に
助けてもらうこと。
 
これが私とチビ助の目標です。
 
チビ助という息子を持ったことで
私は、上手に人に甘える
人に助けてもらうことの重要性を
学びました。
 
チビすけと出会うまで、人様に
迷惑かけてはいけない!と教えられ
なんでも自分でやりなさい!と
頑張ってきました。
 
でも、チビ助のおかげで
 
努力しても出来ないことはある
 
と言うのを学んだのです。
 
でもまぁ、自分でできるに
越したことはないので、一人でできるように
様々に工夫をして、相談をして
努力をしていっています。
 
 
 
①時間管理
 
頼まれて、毎日、やることリストを
書いてあげたりしました。
 
私のリストを見ながら
宿題や明日の準備をどこに配分するか
学んでいきます。
 
今は、中間や期末がない時は
自分でコントロールできるように
なってきました。
 
②なくし物
 
信じられないくらい
ものを無くしてきます。
 
お弁当箱もなんども・・・
でも、自分で鉄道会社に電話して
取りに行っていました。
私の支援は、お弁当入れる袋。
手に持つと忘れてしまうようなので
肩から下げるタイプにしました。
これにより、今年や一度も
忘れてません。すごい!!
 
定期やお財布は
チェーンをつけてズボンに
下げる方式に相談の上、しました。
なので、無くさなくなりました。
 
大事なものは無くさないように
だいぶ、本人も私とともに
工夫を重ねてきました。
 
それでも、努力してもなんか
忘れてきますけど、そう言うことも
ありますねって、まぁなんとか
なることが大半なので、笑って
済ませています。
 
③プリントの管理
 
・・・・・・・・どうやら
まだまだ自分では出来ないようです。
 
なんどもトライしているのですが
まだ彼にフィットする工夫が
見つからない・・・・
 
これは、言い訳になるのですが
コロナのおかげで
データ配信が増えました。
お知らせやプリントがね。
 
コロナ期間にプリント問題は
一切なかったので、データで
管理すれば、彼でも情報を管理できる
のかもしれません。
 
なので、もしかしたら
プリントという紙の管理は努力しても
出来ないことで
データ化すれば、管理できる
ということかもしれません。
 
④朝起きる
 
あんなに出来なかった
朝起きる
 
これも、コロナのおかげ
チビ助の朝のホームルームのために
家族が起きる生活になり
 
チビすけが早く起きて
「ホームルーム始まるから
みんな起きてーーーー」って言う
夢のような生活。
 
登校が始まっても、コロナ自粛の
流れが生きていて、早く寝よーーって
寝て、自分で起きる
 
おおおおすごいじゃん。コロナ様様。
 
こんな風に、できないことを
工夫と努力で、少しづつ
できるようになる事もあるし、
やっぱり苦手な事もある。
 
成長しているってことを認めて
あげて。
 
長い時間をかけて、ゆっくりだけど
できてくる事もある。
 
私たちに、
助け合うって言うことを
教えてくれている存在なんだって
思うのも楽になる一つの手です。
 
ママも思う理想の姿に
当てはめて、苦しむのは
お互いに卒業しましょうね!
 
 
 

まとめ 

ないないパニックは
見ている周囲も辛いけど
本人が一番辛い
 
落ち着いたら、怒るんじゃなくて
工夫ができないか相談してみよう。
 
一人でできることを
増やせるように工夫を楽しもう!
 
できないことは、助けてもらっても
いいんだって伝えあおう!
 
 
今日は、アドラー心理学
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素敵な方が受講生さん。
楽しかったです。来週も楽しみ。
 
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