褒めてあげたいのは山々

ELM

褒めるっていいの?

今は、小学校も、幼稚園も「褒めましょう」ブーム
しかし、私たち、アドラー心理学勇気づけを
実践するアドレリアンたちには、これが違和感満載

我が校の校長先生まで、自己肯定感をあげるために
「まず褒める」「とにかく褒める」とな・・・

うーーん。あまり接点のない校長先生だったら
たまに褒めてもらえれば、子供も嬉しいかもしれない。
でも、日常的に接している担任や親が褒めまくって
いたら?

子供は敏感に感じ取り、操作しようとしていると
思い反発するか、あるいは、ライフスタイルの形成期
つまり10歳までの子供であれば、
「なるほど、こういうことをすると、大人は
機嫌がよい」と学習し、人を自分にとって
プラスかどうか機能で見るようになります。

「褒め」とは違う「勇気づけ」

アドレリアンは、褒めにとても似ているのですが
実は違う、「勇気づけ」を用います。

何が違うのか。
それを、アドラー心理学勇気づけELM講座で
学んでいきますが、私は、その中で、一番
大事な点は、「共感的に関わっているか」だと
思います。

褒めだと、評価的な印象になります。
たとえば、「よくやったぞ!」って
一つ間違うと、なんだか、上から目線に感じます。

あなたは社長さんに「よくやったぞ!」とは
言いませんよね?つまり
「褒め」は上から下に、評価として与えられる事が
多いのです。

でも、「勇気づけ」だと、共感から
相手の気持ちになってみて、どう感じるかを
共有する関係。

実は、これ、慣れていないとなかなか
難しいのです。私たちは、褒めるか叱るか
賞罰教育で育ってきてしまい、気持ちを
伝え合う事をしてきていないから。

ですから、アドレリアンになったら、
「気持ちを伝え合う」を意識してみましょう。

最初は、勇気づけのフレーズなんてうまく
繰り出せません。でも、共感する言葉
だせるはず。そして、実は、その共感の
言葉こそ、どんな人とも繋がれる大事なことです。

「そうだったんだぁ。それは悔しいね。」
「きっと、こんな気持ちとこんな気持ちで
揺れたんでしょう。迷うよね〜」

共感は、特別なスキルはいりません。
あなたが相手に関心を寄せて、相手の
心を代弁する、それだけ。
感じたままを伝えていきます。

褒めるとなると、指導になりがちで
そうなると、相手の心に関心がむくのではなく
この子供に対して、何をいってやろう
なんて「指導」する事を考えてしまい
全然、子供の心に関心を寄せません。

褒めなくていい、共感しよう。

指導しなくていいので、すごく楽だし
子供の話に関心を寄せるので、子供との
距離感がぐっと縮みます。
そして、なにより、子供達が親を
信頼し始め、自分で考えて行動しやすくなります。

指導が背後にかくれた「褒め」では
受け身になり、褒められないならやらないとなったり
大人が指導するから、子供は考えなくなり
指導される立場だと、毎回、子供は思い知らさせるので
上下関係はできても信頼は微妙となります。

私はどうなの?できてるの?

私自身、ずっと褒められて育っていない
そう思っていました。何をしても褒められないと。
アドラーを学んで、そう受け止めていたのは
私自身の問題かもしれないと気がつきました。

そして、母と対峙する事になるのですが
その結果、私は、褒めか勇気づけか
判定は微妙かもしれないけど、とにかく
子供の話を真剣に聞いて、関心をよせて
共感を示そう!!と頑張るようになりました。

旦那さんは、いやなやつなのではなく
アドラーを知らないだけ。

「おーーー偉いぞ!よくやった」
と、子供たちを絶賛褒める。

それは、適切な声かけを知らないだけ。
彼の真の目的は、子供の成長がうれしくて
それを伝えたいだけ。

ですから、私は、私で、
「ほんと、すごい!がんばったねぇ
そんな君がうれしいよ!」

と、勇気づけのフレーズをかけます
旦那さんは、こうして徐々に
伝え方を身につけられるし、私も
鍛えられます。

無理やり旦那さんを変えることはできないし
本人が望んでいないのに、アドラー本を
読ませることもできない。

でも、私が身をもって実践することで
徐々に、旦那さんは興味を持ってくれるのです。

その効果は相当で、やはり、子育ては
両親揃っているなら、両方ができれば
尊敬とか信頼とかできた方がいい。

なーーんて、私は、すっかり亭主元気で
留守がいいという生活を長いことしてしまい
もちろん、ご飯を作ったりするけど
カウントしていなかった・・・

それで、アドラー学んで、いかん、なんとか
せねば、旦那さんと・・・と思った。
思ったけど、もう存在をカウントしていない
状態から、急にはかなり無理。

でも、旦那さんはアドラーをしらないだけ
これを口癖に、毎日、少しは旦那さんに
関心を寄せるを3年やったのです。

その過程で、私が子供に接する勇気づけの
方法に興味を持ってくれたり、変化を
感じてくれたりするようになるわけです。

直接、変えられないけど、影響は
与えられる。直接、変えようと思うのではなく
自分が実践することで、示していく。

そんな関係が家族の中でできれば
あなたを中心に、まるで水紋のように
勇気づけが広がります。

落とし込むためには

今日は、アドラー心理学勇気づけELM
最終日。あっという間だなぁ。3回。
いつも、そう思います。

そして、3回ではきっと、落としこめない
だろうなぁとも思います。
ぜひ、フォローアップ勉強会に参加されたり
伝える側、リーダーになることをお勧めします。

生徒さんと一緒に学び、自分のものに
していってください。
最初から、完璧な講師はいないし
完璧を生徒さんは求めていません。

やはり、ここでも、「共感」してくれる
講師を求めているものです。
経験の深さよりも、あなたの共感力
そこが、魅力なのです。

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