子供は自ら学ぶ力を持っていて
育つ力も持っている
私たちは、人的環境
物的環境を整えて
一人でできるように
手伝う
モンテッソーリ教育において
子供自身の主体性は
とてもとても尊重されます。
が、それをどう日常で
解釈するのか、ですよね。
先日、川崎市の小学校に
「子供のやる気を引き出す
魔法の質問」をお届けした際に
夢中で遊んでいる
なかなか帰らない子供
どこまで待てばいいのですか?
という質問がありました。
魔法の質問では
ゴールは自分で決める
どんな答えも正解
というようにお伝えしているので
杓子定規に行きますと
子供の好き勝手に
任せるという回答に
なってしまいます。
子供の自主性を
重んじるモンテッソーリ教育でも
学びが浅いと、これまた
子供のいいなりになれば
いいという放任かと
捉えられてしまいます。
でも、どちらも違うのです。
好き勝手?放任?
だって、私たちは
制限のある社会に生きています。
めんどくさいかもしれないけど
みんなと仲良く暮らすためには
いくつかのルールが必要と
いうものです。
制限の中の自由
共同体感覚
モンテッソーリ教育では、
制限の中の自由と呼び
制限はあるもので
その中で、のびのびと
精神の自由な活動をすればいいのだと
しています。
好き放題するのではなく
例えば、折り紙は今日は
10枚まで使える
というように制限があることが
重要なんだと。
アドラー心理学勇気づけでは
共同体感覚の育成という考えのもと
自分だけ好き勝手にすればいいのではなく
隣人、生物、環境
それらを仲間、共同体として捉え
「誰かのため」を意識することも
重要だとしています。
では、帰らない子供
どうすればいいの?
具体的には?
はじめに、相談しましたか?
ママの頭の中では
17時には帰宅して
夕飯の準備をするはずだったかもしれない。
でも、それ、ママの頭の中だけでは?
子供に相談しましたか?
今日は、17時には帰る予定。
それまでは、思いっきり
遊んでいいよーーー。
5時には帰ろうね。
ご飯作りたいんだーーー。
これが事前にないと
大人の勝手な都合でダメにされた
いつも、大人がトップダウンで
決めちゃう・・・・聞いてもらえない
そんな想いになってしまいます。
だらだら見守れば
ママはママのストレスがたまり
結局、八つ当たりして
しまうかもしれません。
なので、事前に相談しましょう。
相談しよう
私も、実は、勝手に計画して
自爆すること、多いのです。
つい先日も、お姉ちゃんの
漢検の会場が私の馴染みの
エリアだったので
私が連れて行くことになっていました。
私は、勝手に計画を
始めます。
どこでご飯食べようかな?
あそこのリゾットにしようかな?
いや、やっぱり、果物のケーキにしようかな。
前日、お姉ちゃんとパパが
雑談しているところに
「1800円するケーキを
分けっこするってあり?」と
話に割って入っていました。
さて、漢検当日の朝
時間がないのに、お互いに
洗面台を譲らないから喧嘩に
なった、私と娘
売り言葉に買い言葉
娘「一人で行くからいい!!!」
私「一緒に行こうと楽しみにして
たのにーーーーーーー」
娘「は?なにそれ。
楽しみにしていたなら
何で事前に相談しないの?」
私「昨日だって、ケーキいいよね
って言ったじゃん
連れて行こうと思ってた
ケーキ屋さんがあったのにーーーーー」
娘「は?昨日の発言の
どこが、今日の計画なの?
それ、勝手に、ママが妄想していた
だけでしょ、私知らないし。」
がーーーーーーん。やってしまったーーーーー〜
そうです、またまた私の頭の中の
妄想でした・・・・
私の中では計画していても
子供に事前に相談していなかった・・・・
ごめん・・・・・・
ベストは、事前に相談すること。
イレギュラーには?
次に、状況が変わったり
事前に相談がなかった時はどうするの?
白黒つけるより、譲り合いましょう。
どちらかの決断に従う、従わされるのではなく
歩み寄れるか、お互いに模索しましょう。
いますぐは終えられないけど
あと30分遊びたい。
あと30分は寒いので
あと15分でどう?
こんな風に譲り合う。
お姉ちゃんは、すごいよーーー
事前に、スキー旅行と、海外旅行を
相談してすでに手配済み。
ところが、ダンス大会が計画され
それに向けて練習が始まることが
後から分かりました。
事前に約束したんだから
守るべき!!
っていうのは、あんまりにも
白黒つけたがりで
お互いの「気持ち」を無視
していますよね。
答えはすぐに出なくてもいい
後からダンスがわかり
パニック状態のお姉ちゃんは
全部行かない、もうやだーーーと
大騒ぎ。
落ち着いて、素直な気持ちを
伝えられるようになったら
教えて、2月末まで待つよ。
と伝えて、泳がす。
誰だって、計画外のことは
パニクります。
そんな時は、まともな判断できません。
そんな時に、白黒つけるような
約束したじゃない
事前に決めたじゃない!なんて
言ったらどうなるのか・・・・
落ち着いて、本音が言えるように
時間を置きます。
何日も、お姉ちゃん
考えました。
スキーはキャンセル料が安いなら
キャンセルしたい。
5時間ダンスレッスンの日と
大好きな韓国グループのコンサートが
重なってしまって、パニクったけど
コンサートのチケットを
友達に売ることにする。
そうすれば、心理的に
かなり楽になり、海外旅行に行っている間
ダンスができなくても、いいやって
思えそう。と。
いやーーーびっくりしました。
英断
コンサートいいんだ。
スキーいいんだ。
よく決断したなぁ
そんなにダンスに夢中なんだ
素敵だなぁ
そんな風に思いました。
事前に約束したら
それに従うのが、ルールです。
でも、事後だったり
想定外のことが起きたりしたら
そこは、しなやかに行きたいですよね。
相談できること
時間をかけること
こうすることが、子供との
信頼関係という大事なことを
壊さず、気持ちで考えるコツになります。
明日から、アドラー心理学勇気づけ講座
また始まります。
14歳と12歳になった
子供達。
日々、私の力量を
試しきます。
ええ!受けて立つ!!笑
3月は、また新宿で開催しようかと
思っています。
ご都合の良い曜日があれば
おしらせくださいね。
お知らせ
2月14日、21日、28日(木)@湘南台
10時から13時
★ELM講座のお客様の声はこちら
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ELMトレーナー養成講座
2019年2月予定
●魔法の質問イラストカード
使い手養成講座
●魔法の質問イラストカードセッション
45分 3000円
リクエストください。
スカイプでもお受けしています。
2019年 2月20日
2月20日(水曜)予定
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10時から14時
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12月12、19日@新宿
10時から12時
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