子供の心

image

子供の心が知りたい

障害者殺傷事件以来、頭も心もモヤモヤして
考えがぐるぐる回ります。

障害者の方はどう見ていたのでしょうか。

やはり、施設の職員だったということが
信頼の対象のはずなのに、本来なら
障害者を知ることで、偏見が減るかと
思われるのに、、、、、、

なるほど、この視点も確かにショックです。

実は、日本だって、ついこないだまで
ほんの20年前まで、優生保護法という
法律があったんです。

「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する
病気や障害をもつ子どもが生まれて
こないようにする、という意味。

めまいがしそうな法律です。
ナチスがしてきたこと。ユダヤ人や障害者を
抹殺してきた事と同じです。

でもね、私の中に、人には言えないいけない
気持ちがあったのです。

障害者を差別しない。でも、自分の子供に
障害がある可能性がわかったら、それは
避けたいという気持ち。

矛盾している?うーーん。
障害があることを享受して
出産する状態に、自分がなれるのか
というと、非常に難しいと思ってしまうのです。

でもね、そんな気持ちだった私に
チビ助そして、まつりさんとの出会いがあり
気持ちが変わってきました。

松本まつりさんは生まれた時からの難聴。
生まれた時からなので、聞こえないことが
彼女の当たりまえです。

聞こえないのは「かわいそう」

そんな薄っぺらい考えが一瞬で
吹き飛ぶ素敵な女性です。

何せ3人のママなのに、仕事を今まで
いくつもしてきているパワフルさ。
家事も子育ても全力。そして、今
聞こえる人と聞こえない人の架け橋に
なろうと頑張っています。

こんな素敵な女性にであったら、障害は
個性ということが、よくわかりました。

そして、チビ助。

発達障害の可能性のある、でも
輝く個性の持ち主です。

チビ助との生活で、生産性の高い人が
優れているという、まさに優生的な
考えがどんどん小さくなりました。

親ですから、たくさん稼いで欲しい
そのために、いい学校に行って欲しい
そんな事を最初は考えていました。

でも、チビすけは、私のそんなレールには
乗らない。乗れない。

そのおかげで、私は学んだのです。
ありがとう!!

東田直樹くんという自閉症の男の子がいます。
彼は、自閉症の中ではめずらしく
会話ができたり、文字を書いたりできます。

彼の本
「自閉症の僕が跳びはねる理由 
 会話のできない中学生がつづる内なる心」

これを読むと、多くの自閉症の保護者の方は
涙されるとの事ですが、私も号泣でした。

彼は言います。

「僕たちの行動には目的があるんだと。
何かがしたくて、しているんだよ」って。

「考えている事の伝え方がわからなくて
ごめんなさい」って。

「親や周囲に求める事は、そのままで十分
愛してくれているのを知っています。
笑顔でみんなが幸せな事がうれしい。

自分のことで、犠牲になったり
悩んだりしないでほしい。」って。

 

私は、涙が止まらず、チビ助にそのまま
聞きました。
「ママって悩みすぎ?」

「うん。僕、結構、やれているよ。
大丈夫だよ。」

生産性が高いとか、低いとか
それで、人間の価値は決まりません。

障害がある人の存在は、私たちに
人間らしく豊かに生きる知恵を授けてくれます。
人間らしく、助け合い、支えあう知恵を
引き出してくれます。

税金泥棒のように映るかもしれない

でも、本質的には、価値のある人間なのです。
いなくていい人ではないのです。

 

子供の心が知りたい

子供たちの行動には、彼らの考えがあり
目的にしたがっています。
「目的」に関心を寄せましょう。

いろんな考えがあり、どれが良いか
悪いかではないと理解して、まずは
「そうだよね」と受け取るようにしましょう。

お母さんが悩みすぎたり元気がないのは
一番よくありません。お母さんは
笑って元気でいましょう。

 

子供の心の見方は、自分の気持ちの整え方に
つながります。
アドラー式質問法で、ものの見方
考え方を整えていきましょう。

image

魔法の質問キッズインストラクター
養成講座については、こちらをごらんください。

8月18日は、魔法の質問カードマスター
養成講座。

9月8日は企画書の書き方講座アイディア編

奈美枝のオリジナル講座
アドラー式質問法で驚くほど人生が楽になり
自信が溢れ出す21日間のワーク
体験会は、こちらをごらんください。