渇望
子供が欲しい
生きたい
死にたくない
人間には3つの渇望があると
仏様の世界では考えらるそうです。
この思いにとらわれると
それが間々ならないことに
苦しみを感じる
つまり、コントロールできないことに
対して、コントロールしようと
しているから、
もがき、苦しいのです。
なぜコントロールしたいんだろう?
今日は、中学受験を通して
私が考えたことを書きます。
なぜ、親は苦しいのか?
それは、子供をコントロールしたいから
あと、他人の評価をコントロール
したいから。
「承認欲求」も似ている。
人に認められたいという欲求は
人の考えという、自分では
変えられないことに対して
コントロールしようとしているわけ
ですよね。
認められなくてもいい
褒めてもらえなくてもいい
あの人のために、これが
したいんです。
もしかしたら、間違っている!と
非難されるかもしれない
浅はかだと、叱られるかもしれない。
ご意見は、真摯に受け止めつつ
自分のこころに叶うことを
していく。
中学受験そして、ちびすけの
勉強の相手をしていて
二人の子育てを通して
私は、自分の「我」を
どこまで抑えられるか
その修行をしている感じでした。
どれだけ、気を揉んでも、勉強するのは
お姉ちゃんです。
期待をしても、放置しても
毎日、気になる・・
でも、私ができることはない・・・
なんという辛い
子供の評価は自分の評価では
ないのに、そう感じてしまう・・・
自分ではどうにも出来ない
子供の評価で、
「あら、奈美枝さんの
子育てなんて、たいしたことないわ」
と、思われたら・・・
そう考えなかったといったら
嘘になります。
自分のそうした傲慢な考えが
過っては、子供と私は別人格。
人からどう思われるかで
私の人生が変わるものではない。
人の評価のために生きているのではない
私にいろいろ言う人がいたとしても
文句しか言わない人は、
真に私を気にかけてくれている
わけではない。
おそらく、その人が自分を
大事にしてもらえなかった
など、「承認欲求」があり、それを
満たそうとしているだけでしょう。
その人は、私を助けてはくれないのです。
苦しいのは、コントロールできない
ことを、コントロールしようと
しているから。
その状態であることを理解することから。
子供は期待に応えたい
子供は親から認められたいし
期待に応えたいと、自然に思うものでしょう。
親から褒められなかったと、私は
かなり長いこと恨んでいました。
だから、子供を褒めようとしてしまい
ました。そうすると、なんと、
褒めることが見つからない!
欠けていること、不十分なこと
ばかりに目が行き、そこを
チクチク責めてしまいました。
あなたならできるよ!
この言葉も、普段からこの
操作的に褒めようとしている
状態からの発言ですから
お姉ちゃんには、プレッシャーに。
幸い、お姉ちゃんとは
アドラー心理学を知ってから
受験をしているので、
「それ、プレッシャー」という
ことを言ってもらえたので
よかったです。
子供は一番身近な対象として
私からの承認が欲しい
親の期待に応えたい。
ん?奈美枝さん、アドラーは
承認欲求を否定していませんか?
そうです。承認欲求があると
人の評価が自分の基準になり
競争に巻き込まれたり
主体的な生き方が出来ないからです。
なので、子供は親の期待に
応えたいものだ。に、
アドラー式質問として
こんな質問を足します。
「どんな?」
どんな期待に応えたいと
思っているか
ここが大事です。
どこどこ中学に入ることを
期待しているのではなく
あなたが、ここまで来た
その力が存分に発揮できることを
期待している
私は、そういうことでした。
発揮した結果として、合格が
あれば、嬉しい。
たとえ、不合格でも、ここまで
頑張ってきたことは素晴らしい
体験であったと、認められます。
期待の仕方が、結果や形に
ならないようにしたらどうかという
提案です。
そのままで、素晴らしいあなた。
でも、目標を描き、現場との差
つまり劣等感を抱く。
これは、成長したい気持ちの
現れで、とても健全。
その差、ギャップを埋めるべく
自分で必死で、様々に取り組んで
試行錯誤してきた。
これは、本当に素晴らしい体験。
夢を描く
現状を知る
差を知る
計画を立てる
実行する
計画を見直す
実行する
これを、ずーーーっと
10歳、12歳の子供が
やってきたんです。
すごいことです。
失敗しても人生が終わりじゃない
私はなんと、受験に強くて
ほぼ全部合格してきた
変な成功体験があり、なかなか
お姉ちゃんの気持ちにより
そいにくい、条件下にありました。
でも、アドラー心理学と
質問があったので、これは
チャンスだと、目線を合わせてきました。
時々、自分の成功体験が邪魔して
余計なことを言うと、アドラーむすめの
おねちゃんに、手痛い反撃をくらいました。
偏差値が40代の時は、お金を
塾に払っていることが虚しくなり
こんなに勉強しないなら
もう塾やめたらと思いました。
でも、アドラー心理学の認知論
そして、アドラー式質問の
「同じところを見ていますか?」
で、我に帰りました。
4年生まで、お姉ちゃんは
モンテッソーリというフリースクール
時間割もチャイムも黒板もなかったんです。
その世界から、いきなりの、45分授業
おまけに、受験勉強。
何をどうしたらいいのか、慣れるのに
必死な時期だったのです。
偏差値が29になった時、
気がつくのが遅くてごめんと
私は謝りました。
このまま、この塾にいた方が
トップの進学率だからいいはずだという
自分の思い込みで、
お姉ちゃんのその気持ちが見えて
いなかったのです。
塾選びも、塾に入る時期も
失敗でしたが、それを失敗にするのか
ここをバネにするのか、
そこが肝心です。
私はお姉ちゃんに謝り、新しい
塾での生活を応援し始めました。
同じところを見ていますか?
Part2
成績が12月になり、急に
上がりました。
普通は下がると言われる12月になると
自己ベストを更新していきます。
そうすると、私の中でふつふつと
「見栄」が・・・・
もっと偏差値の高い学校を
受けては?
もっと知名度の高い学校を
受けては?
これって、もろに、私の希望で
私の課題ですよね。
なので、お姉ちゃんに一蹴
されました。
「私が6年通うの!私が行きたい
学校が母校なの!!
鶏口となるも牛後と・・って
知らないの!!」
とまぁ、私に気づきをくれます。
親が志望校はもう決められないのです
私は嬉しかった。
他人の評価、目を気にして
高い偏差値とか、高い知名度を
基準にした、愚かな母親を
一蹴する、その高い精神性!!
他人の評価のために生きるのではない
子供から教わりました。
失敗しても、自分の中で
完結できるのは、この
考えがあるから。
自分で、課題をこなしているから
私の課題ではないので、
失敗しても、自分はどうすればいいのか
本人が考えるのです。
失敗しても、自分で
試行錯誤する機会をいただけた
成長する機会に変えるのは
自分次第。
前向きに、未来をみること
お姉ちゃんから、学びました。
辛かったと思います。
でも、必死で切り替えて、
成長のチャンスにしていく
あたり、おねちゃんは
すごいなぁ。
特殊な環境でしたが
中学受験したことで
お姉ちゃんともちびすけとも
濃厚な時間を送れました。
有意義でした。
お姉ちゃんの未来に幸せが
いっぱい見えてきて、私も
とっても幸せです。
明日も試験。
がんばるね!お姉ちゃん。
まとめ
他人の目が気になっても
大丈夫。
それは、コントロールしたくなった
サイン。
これから、自分の人生を歩けばいいのです。
期待に応えようとしているのなら
この質問。
「どんな期待?」
そして、結果よりプロセスを
みる、欠けていることより
できていることをみることを
期待していきましょう。
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