悪いことをした子は悪い子ではない
子どもが、問題を起こすと
大騒ぎになる大人たち
問題と言われる行動そのものが
そもそも、問題なのか?
問題起こした
イコール その子は悪い子
これは、イコールではない!!
簡単です、自分のことに
置き換えて考えたら、容易にわかることです。
自分が当事者だったら
どう思うのか
どうして、大人たちは、
考えないのでしょう。
大人って、そんなに偉いんですか?
振り回すほど、権限があるというの?
よく言うよ。
大人はずる賢いだけで
結構、悪いことをしてます。
相手が子どもになると
途端に、強くなり
指導、啓蒙のスタンスに。
何様??
したことは悪いことだけど
その子の人間性や人格は
否定される事ではない。
悪いことは、確かにしたよ。
そもそも、それが
悪い事かどうかは
また、別の議論にするとして
悪いことは、結果であり
手段なんだよね。
大事なのは、そういう
「えーー!」ってい言う結果を見た時
相手の人格を否定するのではなく
行動の目的を考えられるのか
ってこと。
こんな悪い事をするなんて
なんて悪るい子!
ではなくて
この行動を取ったのにも
本人には、ポジティブな目的が
あったはず
そう、まず、考えてみませんか?
例えば、
いじめてやれーーって
悪意でやったのではなく
本当は。仲良くしたかった
仲良く遊びたかった
でも、方法が間違ってしまって
相手が嫌がる手段だった。
そんな事だったりしませんか?
と言うことです。
何て悪い事をしたんだ
きつく叱らないと!って、大騒ぎになるけど
それで、だれか救われる?
木を見て森を見ず
本当に、当事者たちのハッピーを願うなら
糾弾したり、責め立てるのではなく
ポジティブな目的はなんだった?
では、そのポジティブな
目的にあってて、好ましい手段は、
なんだったかな?
どうすればよかったかな?
これを、共に考えること
こっちじゃないのー?
問題行動の裏のポジティブな目的
私が問題を起こす側の親になったからか?
子供の気持ちが痛いほど、わかる
暴力を起こしたくて起こしている
子供なんていない
不器用で
自分の気持ちを
適切に表現できない
頭ごなしに叱られたり
長々と説教されたり
力ずくで、取り押さえられたり
それ、そっちが暴力ですから!!
されてみてご覧よ。
自分が、長い説教、取り押さえとかされたらって
想像できないの?
腕を取り押さえられ、力ずくで、
「いい!暴力はいけないの!
わかった!わかった!」
手を払いのけようと、足でなんとか
しようとする子供
「ほら、また、暴力
これは、ダメなのよ!
わかった?わかった?」
こんなことを、、延々と、、、
つい一昨日、見た光景。
A君、一緒に帰ろうって
誘ってくれているのに、自分の
納得がいかない大人が
「先に帰って」と言って取り押さえたまま・・・・
自分がされてみなよ
嫌でしょ
抵抗するでしょ
当たり前だよ
暴力しちゃいけないこと
知ってるよ
このひとは、僕のこと
わかってくれない
そう思うだけ。
どうして暴力しちゃったか
そこを聞いてよ!
知ってよ!
助けてよ!
子供の心の声ですよ。
暴力したいわけじゃない
わかってもらいたい気持ちが
あったんたよ、裏に。
悪いことをしたくてしているんじゃない。
どんな思いが裏にあるのか、大人がもっと
想像して、感じて、関心を寄せてみよう!
問題を起こすからやめてもらうのか?
木村康子先生の講演会と、映画「みんなの学校」の
上映会でした。
大空小学校は、障害があったり
不登校だったり、問題を起こして
引っ越ししてきたりという子供たちと
みーーーんなで学ぶ学校です。
こんなことを思ったんだって。
作ろうって時に、走り回る生徒が
入学してきた。
よかったのに。って
悪い事をした
問題起こすから、近寄らない
問題起こすから、出て行ってもらおう。
って思うのはわかる。」
なんて正直な。
悔しさがとてもわかるようになった。
暴れる子はどこかへやってよ
この発想って、相模原殺傷事件と同じですよね?
排除の方向なんですよね?
そしたら、大空小学校の子供達は、日々
自然な流れであたりまえにみんなで暮らしてくるので
「どこかへやってしまおう、そんな風にしか思えないなんて
不幸やろ?」って言うんだって。
人は、助け合って生きて行く
他者信頼と貢献感で幸福になるのだよ。
一人で生きて行く人を育てるんじゃないよ。
模索していくこと、このプロセスこそが
幸せへの道
無理強いしない
時々、支援する側にいる大人なのに
目的やゴールが本末転倒に
なってることに
気がつけてない気がしてます。
コミュニケーションなんて
大人だって難しい
子供ならなお、勉強中
自分の事は大人だってわからない
子ども達だって、なおさら
言語化するのは難しい
それなのに
問題行動と言う切り口で
ばっさり切り捨てちゃうなんて。
苦手なことを、すぐに
改善させるなんて無理
まず、子供の目線にたって、観察してから。
目的と観察から
どうやったらできるかな?と工夫すること。
でも、失敗しても、やり直せること
これが大切。
木村先生も、「自分からやり直しにこれて
偉いねぇ」「やり直しにきましたか?」と。
暴言吐いた、手が出た
それが、どうだったか、子供自身の頭で考えて
言葉で先生に話いきます。
話していた。
内容そのものだけでなく、そのことで
木村先生は「まる!!」って褒めてくれる。
悪い子なんじゃない。
学校が楽しいっていう経験がないだけ。
時間をかけて、安心だと信じてもらおう。
そんなスタンスに胸打たれました。
その子の背景、人生に思いを馳せている。
でも、なんでそうなったん?
わからないって、解答欄に書いてはあかんと
Aが言ったから、Bは殴った
わからないっていうのが解答なんだよ。
自分にとっては、スラスラ解けることで
答えを書いてあたりまえかもしれないけど
Bは今まで不登校で勉強してこれなかった。
それでも、ちゃんと、わからんって書いた。
これで正解なんよ。
「僕が勝手に書いたらいかんて言うてごめんね」って
謝ってて。
思いがあるんだよ。
やめたほうがいい。
そんなに劇的に障害がよくなることはない
周りが変わっただけ。
一緒に協力する
そういう関係になったから、排除じゃなくなった。
着いてくる子を育てるのか? 止まる子を育てるのか?
と木村先生。
行き先がわからないなんて不安、だから止まる
それ、ありでしょ!って思えないですか?って。
ほんとそう。
多様性認めるとか、差別はだめとか
難しい言葉では、えらそうに言うけど
時々、問題を目の当たりにすると
大多数の幸福
多数派の「普通」に従わせようと
躍起になっちゃう。
認識すべきだと思う。
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