過干渉も、ビシバシも、同じ心理からって知っていました?
こどもが失敗したり、困ったりするのが耐えられなくて、
ついつい、尻拭い、先回りをしてしまう。こうした過干渉
厳しく躾けないと、怠け者になると、ビシバシしごく
アドラー心理学的には、同じ心理からきていると、先日の
岩井俊憲先生が対談でお話しされていました。
外的コントロール下に置いているので、どちらも
甘やかしなんだと。
外から、操作しようとしているというのは
子供が、自分で解決すべきことに、土足で
入り込んでいる状態です。
失敗するチャンスもない
自分の存在価値も危うい
そんな状態になるということです。
そもそも、どんな関係性でしょうか?
根本的な人間関係としては表に出る行動以前の、
親子の関係でみればビシバシも過干渉も、
お母さんが子供を下にみている表れです。
躾けないとわからないおバカちゃんよね!
どうせあなたには無理だから私がしてあげないとね!
そんなメッセージなわけです。
これが、もし、10代の子供に対してだったら
どんな受け止めをするでしょうか。
「は????お母さん、何様!」
「いつまで、私を未熟者扱いするの!」
「いい加減にしてよ!私はもう大人よ!!」
となり、「うるせーーーー!」とかなるわけです。
反抗期は、あなたが生み出しているのです。
それは、反抗期が怖いこわい、子供の機嫌を
損ねるのがこわい、こわい、と言いながら、本当は、、、
あなたは未熟、信頼できない、と、子供を信頼せず
いつまでも、自分の手元に置きたい、お母さんに
問題があるのです。
お母さんの不安を子供が投影している
わざわざ、自分を主張しないと
認めてもらえない状況にあるのです。
上下関係でコントロールするのではなく
一人の人間として、尊敬と信頼をもって
子供と接していくことです。
指導するより相談。横のつながりになるのです。
コントロール下に置きたいのはなぜ?
コントロール下に置きたいのは
お母さん自身が、意識変換ができていないからです。
簡単に言うと、自分に自信がない。
10歳までなら、お母さんが手を焼いて、焼き甲斐も
あったでしょう。
でも、10歳すぎれば、身も心も、社会性を発揮する
そんな成長を始めます。
つまり、本格的に、精神的自立へ歩み出しています。
なのに、お母さん自身が、「子供に世話を焼く」という
役割を失うことが、こわいのです。
子供の世話をしなかったら、いったい自分になにが
残るのだろうか?
それが恐怖のあまり、手を焼き続けるのです。
10歳を境にお母さんがすべきこと
10歳をすぎれば、子供は、親以外に師匠をもとめます。
相談も、親よりも、友達や先輩がよくなる
当たり前の成長過程です。
それを、見守れなくなるような、世話焼きたいマインドを
リセットするには、ママが、自分の時間を見つけて
自分の時間を楽しむことを始めることです。
お母さんは、子育てはもうひと段落したのですから
「自分」を取り戻してみましょう。
私は何が好きかなぁ?
10年後どんなことしていたらいいかな?
旦那さんと、そういえば、最近、出かけていないなぁ?
お母さんが充実した時間を持てるようになると、
精神のバランスがとれて、役割を失うことに
意識が向かわなくなります。
失うのではなく、むしろ、役割の形が変わったんだ
「見守る」「信じる」に変わったんだと
気持ちを切り替えていけますね!!
ポイント2つ
過干渉の関係性は、上下関係
役割喪失の不安から。
対処方法2つ
信頼関係、横のつながりになる
自分自身の成長を頑張る
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