子供の暴言、反抗期に心が折れたら

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お姉ちゃん15歳になり、チビ助12歳
中学1年、3年生
生意気盛りです。

私はアドラー心理学勇気づけをお伝えして
もう6年になりますが、我が子は
憎まれ口を利くし、暴言を吐くこともあります。

おかしいなぁ。。。アドラーでは
良好な関係性が築けていれば
反抗期はない、という考えなはずなのに
なんで、うちのこ、暴言吐くんだろ。。。

なんて、悩んだ時期もありました。

私の子育てがまずいのか
アドラー心理学を実践できていないのか

答えはわかりませんが
私は、特に、いま、問題を感じていません。
どうやって、子供たちの暴言や生意気に
立ち向かったのか、書きますね。

本音じゃないもん

言葉は悪いし
使い方間違っているけど
本音は。そこにない。

朝から、機嫌が悪いと
お姉ちゃんはすごいすごい。

洗面台を占領して、チビ助が
歯を磨きたいと言っても無視

どいて  無視

無理やり使う、喧嘩

という塩梅で兄弟喧嘩が勃発して
死ねだの、うるせーだの
バカじゃない、など、まぁ滑らかに
それはそれは滑らかに、ディスりまくり。

ダイニングで聞いている私は
笑えてきてしまうほど、
立て板に水、とは言ってはいけないのでしょうが
見事な暴言の嵐。

その流れで、私が
お味噌汁冷めちゃうよ
なんて声かけても、機嫌が絶不調なので

「は!頼んでねーし」

「えーーそうなの?でも、しゃけもあるし
ご飯も炊きたてだよ、食べて」

「・・・・・」

「食べていかないの?」

「うるさいなーーー
シャケなんて大嫌いだし、ご飯なんて
いらないんだよ、うるさい!」

「・・・・ふーーーん。。。」

なんて感じは日常的です。

でも、そんだけ言われても
言い返したりしない。

言い返すというのは、感情に感情で立ち向かって
冷静さを欠いていますよね。

感情の奴隷になってもいい

そういうメッセージを子供に与えてしまう。

私たちの目指すのは、「人間だもの
時々感情的になることもある、でも
そんな時、どうしたらいいのか
建設的な方法はないのか、考えたり
判断することができる」と思うことです。

なので、感情的に向かってきている相手に
感情的に揺さぶられてきても
流そうってやり過ごそうってしています。

「ふーーん」くらいで、流していても
10歳を超えていますから、自分のことは
自分でできますよね。

身支度して、さっさと登校していきます。

夕方、14時間後ですかね
LINEがお姉ちゃんからきて

「今朝はごめん」

「ほんとはご飯、食べたかった」

なんてLINEがくる。
可愛いでしょ。
時間がかかっても、違ったと
言えることは素晴らしいよね!と嬉しい気持ちに。

時間がかかっても、というより
時間をかけたほうがいいのでしょう。

感情的になっている時は、その場での解決を
求めるよりは、しばらく時間を置いたり
場所を変えたりして、クールダウンしていけばいいのです。

本音はそこにない
感情の奴隷にならない
時間をかけたり場所を変えたりしてみる

こんなことでも、乗り越えられます。

反抗期がない

アドラー心理学的には、反抗は
達成されない目的があ流から、わざわざ反抗している
反抗したくてしているというより、仕方なく
反抗している、というような考え方をします。

なので、円滑なコミュニケーションがあったり
関係性が良好で、お互いの意見を尊重できている場合
わざわざ反抗なんてする必要がないので

反抗期はあって当然という訳ではないのです。

でも、現実は、反抗期がないという子供は少なく
反抗期は多かれ少なかれあるのでしょう。

反抗期がないと一口で言っても
子供が親の顔色を伺って、気に入ることしか
しないという、反抗期がない、はちょっと問題ですよね。

あるいは、親と接点が全然なくて
子供と意見を交えることがないため
衝突の機会もなく、反抗期がない、というのも
それはそれで、悲しいですよね。

なので、反抗期は、私は、親子が
いよいよお互いを尊重する時が来たのだ!!という
合図、サインのように考えて、楽しく乗り越えたら
いいと思うのです。

自分には自分の考えがある

親には親の思惑がある

そうした主張を、お互いに暴言や喧嘩ではなく
建設的に会話できるようになるために
準備している時期になったのです。

今までは、親の言うことを
なんだかんだ聞いてくれていたのに
急に思い通りにいかなくて、親もドギマギ。

子供も、急にイライラして
大好きなお母さんなのに、ひどいことを言っちゃう
自分にドギマギ。

そんな時です。
なので、親は経験値が高い分、少し俯瞰して

あーーーいよいよ親離れ、子離れの
タイミングなんだなぁ。。。。と腹を決める時だと
思いましょう。

不安定な時期

10歳以降は急に生意気になりますが
意外と彼らなりに考えています。

しかし、やはり、人生の経験値は少ない。

生意気なことを言っても
実は、本人たちが一番不安に思っているのです。

目的論で考えれば
私を怒らせたいのではなく
彼女なりに、伝えたい何かがある

お姉ちゃんの場合ですと

向き合わないと行けない課題から
逃げている

だから、
焦る
不安になる

そして、イライラしてきて、暴言

不確かな未来
目の前の山のような課題

子供達は非常に不安定な状態にあるのです。

誰だって、先が見通せなくて
自分に自信もなくて、ってそんな時
不安定さから、ますます空回りするってこと
ありますよね。

反抗したり、暴言を吐く子供達は
子供が悪いのでも、お母さんが悪いのでもなく
今は、そんな時期

親離れ、子離れの時期で
そして非常に不安定な時期ということを
しっかりと共感していくことから。

お姉ちゃん15歳にはこんな風に
語りかけました。

「やらなきゃいけないことなんて
よくわかっているだろうし
言われたくないよね
それもわかる

でも、そのやらないといけないことって
すごく量が多く感じたり、めんどくさく感じたり
無理だなって感じたりして、とりかかるのが
嫌なんだよね。すごくわかるよ。

ママの経験からどうしたか
話してもいい?

ママもそういう時は、こう
唱えて痛んだーーー

『千里の道も一歩から』

すぐに出来ること
スモールステップをやってみるといい。

全体が100だとして、途方もないと
思って何もやらないより、2ページでいいから
やってみる。

それだけで見えてくる世界が変わるよ。

今日はゆっくりして、また力が湧いてきたら
やってみてくれると嬉しいなぁ」

こんな風に話しました。

反抗したくてしているのではない
伝えたいけど、自分でも自分がわからない
もどかしさがあるんだってこと。

大人顔負けのトークはできるけど
生意気なこと言っても、自分に自信があるわけでも
なく、不安なんだって。

あんまりやりこめたり
説き伏せたりしないで

そして、感情に感情で応戦して
世界は戦いの場だと教えないで。

緩やかに、たおやかに行きましょう。

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今日は、アドラー心理学勇気づけ
月曜日講座の2回目。

ランチでの写真。

モンテッソーリの幼稚園を経験されて
アドラー心理学もかじっているママなので
余裕が感じられましたが、ワークは楽しんで
いただけたようです。

奈美枝の講座は少人数ですので
聞きたいことが聞けます。

楽しく有意義な時間になると思いますので
ぜひ、ご検討くださいね。

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