高学歴だと子供が高学歴に
なるとは限らない
昨日のブログに書きました。
お姉ちゃん6年生はマイペース
競争が嫌いで、ライバルとか
そういう考え方も嫌い
お姉ちゃんに「ライバルは?」と
聞いてみてください。
「昨日の自分」と答えますよ。
負けず嫌いでもなくて
勝てない勝負はしない
そもそも、勝負事は苦手。
そんなお姉ちゃんでも
中学受験で合格をいただける。
では、私が、どんな事を
してきたのでしょうか?
目次
基礎知識編
中学受験は、贅沢で特殊な事なんです。
首都圏で15%とかの受験率。
地方では中学受験なんてありません。
特殊なことをしてるんです。
内容も特殊で、お金もかかる。
特殊でありがたいこと。
ここを親子ともに理解して
スタートです。
親が押し付けているのでは議論
私は、親御さんからでも、子供からでも
きっかけはいいと思います。
友達がやっているとか、兄弟が
そうだったとかでないと
なかなか自分から受験を考える
子供は少ないでしょう。
きっかけは親だろうと、
アドラー心理学の考え方の通り
決めるのは子供自身。
子供自身が選び、決めていかないと
責任の所在がわからなくなり
不合格だった時、親のせいに
なります。
親は、水飲み場まで連れて行けるが
水をのむのは子供自身。
あくまで、やるのは子供自身。
本当に、やきもきしますが、
私は代わってやれないのだ!
と、しっかり思う事です。
どんなに、気を揉んでも、
子供自身が、自分でやろうと
頑張らない限り、子供の
課題に介入できないのです。
そうなってくると、親が押し付けて
いるのでは?という議論に
ある程度、返事ができますね。
課題の分離がわかっている親御さんなら
子供自身に選択、そして決定を
まかせているので、押し付けには
ならない。
子供があいまい、あやふやな
状況で、親がリードしすぎてしまい
そのうち、親が境界線が
わからなくなり、あれこれ
口出ししすぎてしまうと
これは、親が押し付けている
という事になりますね。
大事な事は、たとえ受験であっても
子供の自立を考えて
「課題の分離」を意識して
子供のやるべき課題には
よき相談相手にはなるが
決定を下さないというスタンスが
大事です。
2年間の間に最も時間を割いた事
「勉強しなさい」ほど無責任な
小言はないですよね。
勉強しないといけない事は重々
わかっているけど、できないでいるのは
何を、どうするのかを知りたいからです。
何を、いつ、どうやる
この話をスムーズにするために
絶対不可欠な事がありました。
大事なのは、やる理由
どうして、受験したいのか。
なぜ、その学校でないと
だめなのか。
この、「やる理由」
これを何ども何ども、確認して
温めていきました。
でないと、お姉ちゃんはすぐに
路線を外れます。
そこで、キーキー怒っても
信頼関係がこじれるだけ。
だから、何のために受験するの?
どうして受験したいの?
これを毎度、毎回、じっくり
対話しました。
我が家の答えは・・・
では、土田家の考え方は?
なりたい自分になるには
確かに無限に方法はあるし、どれが
正解かはわからない。
ただ、早くスタートを切ることで
レバレッジを効かせる
そんな効果はあるよね。
選択肢の幅を広げたり
より、楽に
実現できるようになったり
早めに実現できるようになったり
するから、中学受験を
させてもいいだろう。
今、社会人として仕事をしていて
すごく思うのは、どこの大学かよりも
「やる理由」がはっきりしている人が
成長しているということ。
やる理由、なりたい自分
これを明確にしていく、そんな
時間にしていけたらいいね!
これが土田家の考え方でした。
トラブルこそチャンス
まあお姉ちゃん、色々、トラブルを
起こしてくれました。
夜な夜な、遊びに出ていた事件
過去問やっていない事件
プリント全然出していない事件
などなど、面倒見の良い塾だったので
悪事がことごとくばれました。
こうしたトラブルこそチャンス。
なんの?
勇気づけのチャンスです。
うまくいっている時は、だれでも
褒められます。でも、うまくいかない時
失敗した時は。。。。。?
ついつい上から目線で叱ったり
賞罰で罰をあたえたりして
評価的な態度をとりがちです。
罰をあたえようものなら、お姉ちゃん
その罰のことばかりを恨みます。
そしたら、反省して欲しくて
罰を与えても、効果がないというわけ。
だから、罰は与えません。
その代わり、前を見る。
パパはこう言いました。
今回、失ったものと得たもの
なんだと思う?
パパとママの信頼を失い
でも、愛を得た。
なるほど。信頼を失うと
どんな気持ち?
ママを傷つけたなって思う。
ごめんなさいって・・・
では、これからどうしたらいい?
信頼を回復するために
なにをしたらいいのか教えて欲しい。
「わかったよ。今は、自分が
しないといけないと思うことを
第一にして。
そして、何か、?ということを
する前に、相談してくれると
うれしいな」
こんな風に、子供の失敗を
責めるのではなく、気持ちを伝えあい
前向きな解決を話し合う
そんな作業をよくしてきました。
こうした絆が、子供の心の
安定に役立ち、成績もあがってきました。
むしろトラブルが出た時の方が
成績はあがったのです。
マイペースな子にはどうする?
私が、競争心の塊で、受験に
向いている性格だったので
お姉ちゃんの、負けず嫌いが一ミリも
ない性格に、ほんと、当惑しました。
やいのやいの言ったところで
まったく響きません。
早く!は最も響きません。
では、どうしたらいいの?
やる理由を明確にし、ワクワクする
未来を描く会話をたくさんすること。
そして、子供の性格にあった
ご褒美を用意すること。
中学はいったら、こんなこと
してみたいんだぁ。とか
部活はなににする?とか
寄り道するならどこの駅?とか。
ワクワクする話で盛り上がる。
そうすると、気持ちが前向きになりました。
お姉ちゃんは、お尻をたたかれて
頑張れる人ではないけど、
私以上に、楽しいことが好き。
つまり楽しい事がゴールに待っている
という設定をチラ見せする。
「受かったら、なにしようかなぁ。
あ!お友達と映画いく?」
我が家は3月にアメリカに行くのですが
その現地の写真をプリントアウトして
トイレに貼りました。
効果テキメン!
「ママーーー。私このジェットコースター
乗ってみたい!!
あーーーだから勉強頑張ろう・・・・」
ご褒美を否定する人がいますが
経済学的には、インセンティブ
ご褒美は、やる気を引き出すのに
効果的とされています。
ご褒美ほしさにしか行動しないとなると
残念ですが、エンジンを動かすのに
その起動になるのではないでしょうか?
エンジンが回れば、あとは
もう大丈夫。気が付いたら
ご褒美より、やる理由の方で
勉強を頑張れた。そうなればいいのです。
落ちたらどうする?
もう一つ、勇気づけのチャンスと
呼べるのは、受験は、全部合格なんて
ことはなかなかありません。
どこかで不合格をもらうもの。
そうなると、どんな子供でも、
わかっていても、凹みます。
この凹んだ時に、なんと勇気づけるのか
ここで、力量が問われるのです。
頑張ったよ、とか、大丈夫とか
これは、結構、焼け石に水。
ちゃんと、普段から、お子さんを
観察していることが大事で
ストーリーを語ってあげましょう。
「偏差値29の時はほんと
笑えるほどびっくりしたよね〜
なのに、そこからみて!
どれだけ上がった?
めちゃすごいことじゃない?」
「友達大好きなのに、友達とあそばず
交換日記だけにして、
よくそれを自分で決めて
我慢していたなぁと感心しちゃうよ。
本当によく頑張ったね!」
こんな風に、勇気づけは、凹むシーンで
大活躍です。
まとめ
やる理由、なりたい自分を明確にする
ワクワクするゴールをえがく。
うまくいかない時こそ勇気づけのチャンス
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