子供を愛せなくなっても

A colorful heart made of symbolic autism puzzle pieces on white wooden background

私、黒歴史がありまして、子供たちが
幼児の時期、孤独な育児の果てに
自分も死にたいし、子供もこのままでは
児相に通報されるなぁという感じの
日々を送っていました。

上のお姉ちゃん、今は15歳
チビ助、間も無く13歳
つまり、2歳差の子育て。

だれが悪いわけじゃないけど
別に2歳差にしたくてしたわけじゃない!

でもって、2歳差の幼児期は半端なく大変。
他のお母さんたちが、妬ましくて。

双子のように、一度に同じことをすませる
メリットはなく
僅差で、同じようなことをトレーニング
しないといけない。

しかも、下の子は、「おんなじ」をしたがり
上の子のようにやりたがり、ぎゃーーー
上の子は上の子で、自分の聖域を犯される感じで
これまた、試練。

例えば、お箸。

上の子にそろそろお箸にしようかな
と、お箸を買うと、下の子が奪い取る。
上の子が泣く。

というような感じで、2歳差は面倒でした。

黒歴史のきっかけ

私は、お姉ちゃん一人だった時は、可愛いなぁと
子育てに、なんの疑問もありませんでした。

事態がおかしくなったのは2歳差で
チビ助が生まれてから。
お姉ちゃんの時の経験が生きる場面もあるけど
チビすけはチビ助の個性があり、うまくいかない
事も多々あり。

今でこそ、発達凸凹な部分があるので
説明がつくのですが、当時から、チビ助の
こだわりが強くて、融通が利かない事で
私がイライラしたり、お姉ちゃんに我慢させたりを
強要したり。

だんだんと、お姉ちゃんが疎ましくなり
何をやってもイライラ

チビ助は手がかかるけど
あどけない幼児性があるので可愛げがあって。

でも、早熟なお姉ちゃんには、こちらの
要求レベルが高くなっていて、何をやっても
私は満足しなくて、まるで、チッて
心の中で舌打ちをしているような感じでした。

おそらく、私とお姉ちゃんの幼児期の
会話を聞いた人は、びっくりしたと思います。

私とお姉ちゃんは、普通の大人のような
会話をしていました。
お姉ちゃんは頭が良くて、回転も早いので
私の会話についてこれたのです。
だから、ついつい、私は、お姉ちゃんを
幼児という感じに扱わなくなっていました。

「んーなぁにーーー?」

「そーーだーーーねーーー」

なんて、悠長な赤ちゃん言葉で話しながら
のんびり歩いている親子を見ると、虫酸が走るという
とんでも、八つ当たりな精神状態。

それくらい、スピードマニアな日々でした。

どうしよう、私、子供を愛せない
憎たらしいことばかり浮かんでくる。
どうしよう、私だけかな?
子供が愛せないなんて・・・・・

そう思って、ほんと、自分が死のうかな
とか、普通に考えていました。

ネットで、「子供」「愛せない」って
検索もしていました。

そんな病んでいた私が、今、子育てが楽しいと
思えるようになっていった経験を

2歳差であることは、変えられないこと
どうしようもないことなので
それ以外の原因から、

対策を提案していきますね。

寂しい・・・・

子供を愛せなくなった大きな原因が

孤独な子育て

今の人は、ネットやSNSがあるから繋がれるのかな?

私の頃は、ガラケーだし、まだネットし放題って
感じではなかった時。

結婚してメアドを変えてから友達が一切連絡
取れなくなり、誰も友達がいなくなり
さらに、結婚で、知らない場所で新居を構え
旦那は猛烈に忙しくて平日は23時より前に帰宅することはなく
土日も出勤すること多い、そんな人。

今日も、誰とも口を聞いていない・・・・
大人と喋りたいなぁ・・・・・

そんな時、子供に起こってしまったりして
落ち込むようなことがあっても、誰にも
その愚痴さえ聞いてもらえない・・・・

寂しい。辛い。

これは私の個人的な問題ですが
親に反対されて結婚したため、甘えられなかった。

弱音を吐いたら、だから辞めろって
そんな結婚辞めろって言ったじゃないって
なるに決まっている

そう思ったから、親に、甘えられなかった。

ワンオペがどうのって言うけど
うちの旦那さんは、管理職だから、労働時間をカウント
されていなくて、残業代も休日出勤もノーカウント。
過労死するんじゃないかって、ヒヤヒヤしていましたよ。

それを何年もやってきました。
つまり、旦那さんにも甘えられない・・・

この「孤独」が子供が愛せなくなる
敵に思える原因でした。

そこで、旦那さんと仲良くなれたらベストなんですが
私の場合、旦那さんとは最近です。
すみません、正直で。

孤独を救うには、一番に自分の親
そして、ママ友など友達

自分の親に、「愚痴りたいだけだから
聞いてるだけね!」くらい、言ってのけて
散々、愚痴をぶちまけて、すっきりしたら
お家に帰ればいいの。

どうこうしてほしいわけじゃない

聞いてほしいだけ。

これが大事なんです。

 

で、2番手ママ友

女は3人寄れば、自浄作用がある

女の人の会話って、かみ合わないで
それぞれが話したいことを話すと言うスタイル

これ、実はすごくいいんです。

適度に聞いて、適度に流す

目的は話すことなので
アドバイスを受けることではないので
話せればいいんだもの。

ぜひ、やってみて!

私は、実は、友達付き合いも上手ではなく
幼稚園に入ってからも、ランチとか誘えなくて
誘えば、気軽にきてくれる友達なのに
なかなか、自分かれ言えなくて。

幼稚園のお迎えの時、ランチ帰りの他の
ママたちをみては、羨ましくて羨ましくて。

自分で壁を作っていただけだと思います。

もっと、自分から友達に声かけて
ランチでもお茶でもすればよかった・・・

なので、ぜひ!みなさんはやってみてね!

マイルール

孤独な子育てをしているのには、わけがあり
それは、私には、マイルールがいくつもあって
他の人が、私の子育てを代われないから。

キリがないくらいありました。

朝ごはんには、フルーツとヨーグルトは
絶対食べないといけない。てゆーか、朝食は絶対。

絵本は毎日5冊以上は読み聞かせる。

テレビは見せない

モンテッソーリ幼稚園のお仕事と呼ばれる
手仕事をお家でも再現する。

除菌、加湿は徹底

毎日床は拭きあげて、ピカピカにする。

お昼寝は何時から何時間
夜は何時に寝かす

などなど、沢山のルールがありました。

実の親に
「ナミちゃん、倒れないでね
あなたの子育ての代わりは誰にも
できないから・・・」と言われる始末。

旦那さんにも、手伝って!と言っても
私の中で、求めているのは
旦那さんの子育てではなくて、私のスペア。

だから、旦那のやり方に、イライラして
もーーー旦那には頼まない!ってなって
一人で抱えこみ、ますます孤独になると言う
悪のループへ。

さらに、私は、看護師です。
いつも時間に追われていました。
歩く導線も、能率がいいか、を問われていました。

そのせいで、子育てでもスケジュールを立てて
効率的に物事をさばいていきたいと思います。

一人目ならなんとかこなせても、2人になると
もうキャパオーバー。
ご飯食べさせようにも、昼寝が長すぎた子
寝れなくてぐずる子など、一度に押し寄せて
さばききれませんでした。

どうやって、解消していったのか?

モンテッソーリ教育の幼稚園だったので
私のこうしたマイルールを排除する感じの
指導を長年されたおかげ、かもしれません。

子供自身が、自分で決められるんですよ。

子供自身が、自分で成長する力を
持っているんですよ。

そう教えられて、少しずつ、自分の物差しをやめ
子供に任せるようになっていきました。

自分のルールを緩め
今日はホカホカ弁当でもいいや。
今日は、読み聞かせできなくてもいいや。
朝ごはんは、いらない日もあっていいや。

と言うように、ルールを緩めていくと
そのことで、子供を叱らなくて済むようになりました。

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鏡の法則

お姉ちゃんが愛せなくなったのは、それは
お姉ちゃん自身が可愛くないからではないの。

私の欠点を、お姉ちゃんの中に見てしまったから。

普段、もっとこうしなきゃとか、こうするべきと
思っていて、できていないことを
お姉ちゃんの中に見つけてしまうと、イライラがすごい。

お姉ちゃんに怒っているのではなく
不甲斐ない自分にイライラしているのでした。

鏡の法則

誰かにイライラする時、それは、自分の欠けている部分を
その人に見ている時。

自分から、その事柄をまあいいっか!と手放すこと。

ぐずぐずしているーーーーーってイライラする時は
あれ?自分が休めていない時だなぁと思う。
そして、タイトな予定をやめて、休む日を作ろうとしてみる。

そんな感じで。

お姉ちゃんのおかげで

お姉ちゃんの気持ちになってみることで
愛情を取り戻せました。

子供が親を選べないと言うけど、私だって
子供を選んでないし!!なんて思っていました。

でも、そう思っていたら、お互い、平行線ですね。

なので、まずは、自分から、子供の
目になり、耳になり、心になってみる。

どんな気持ちだったでしょう。

可愛い、可愛いって言われていたのに
弟が生まれてからは、
「ちょっと待って」
「チビ助に授乳する間、静かにしていてよ!」
「チビ助がうるさいから、譲って!」
「どうしてできないの?」

などなど、子供の視線は全くない
私の指示ばかりが飛び交っている。

寂しいなぁ

構って欲しいなぁ

私だって頑張っているのに

ずるいなぁ弟は
いいなぁ弟は

私なんて、可愛くないんだな

そんな気持ちだったかもしれません。

ごめん。

寂しい思いをさせてごめん。
私が、イライラしていて、心に余裕がないから
あなたに求めるものが、どんどんハードル上がってて
普通の子供としての時間が短くなってしまったかもね。

でも、必死だったの。
愛しているから、必死だったの。
愛しているから、悩んだの。

そう伝えて。

今でも、欠かさず、伝えていますが
第一子には、特に念入りに
『愛している』と伝えましょう。

下の子より2年は長く、あなたのことを
愛してきたよーーーって。

お姉ちゃんのおかげで、チビ助を授かれて
チビ助の子育てもできて、今も生活できている。

お姉ちゃんのおかげが、たくさんなんです。

私に余裕がなくて、気がつけていないから。

うまく、孤独を満たして
人に甘え、ルールを緩めていきましょう。

そうすれば、子供の目線になれて、子供が
愛おしく思えてくるでしょう。

娘からのクリスマスカード

娘からのクリスマスカード

今、辛いけど、あなたは一人じゃない。

私もそうだったの。

愛せないかもって、辛い気持ちだけど
自分の、視点の切り替えで、こんなに楽になっていきます。

大丈夫、これから、少しずつ行こう。

子供は待っててくれるよ。

 

子供は素晴らしいんです。

あなたが今日から幸せなお母さんを目指していくと
今日からの記憶で、上書き保存してくれます。

私の黒歴史も、すっかりアップデートされて
今では、子育て熱心で面白いお母さんになりました。

今からできること、少しずつ、やっていこう!!

 

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