小さな子供と博物館

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今日は、延び延びになっていた
上野の科学博物館の企画展
「海のハンター展」に行ってきました。

歴代の企画展にしては空いている方
でしたが、表示は「やや混雑」

ちびすけは9歳。なので、一人で
音声ガイダンスとノートを片手に
自分ですいすい回れます。

私は通路で、自分の興味のあるところ
だけを見て、あとは傍観してました。

海のハンター展

海のハンター展

気になったのは、3歳以下くらいの子供
おそらく、上の兄弟の同伴でついて
来させられた感じの幼児たち。

かわいそうに、暑い、怖い、つまらない
眠い、喉がかわいた。。。などなど
きっと事情があるだろう感じで、泣き叫んで
います。

お母さんたち、何もしないのね〜
しばらく、泣き続けさせていて、
私が「うるさいなぁ・・・」と
おもったころ、抱っこする。

お父さんが見かねて、先に外に
いていいよ、というも、お母さん
なんとも無表情で、ノンリアクション
ただただ、抱っこして、時折
泣く子とずるずるといる・・・

ちびすけが、正直なことをつぶやく
「小さい子、何にもわかっていないよ
来ても意味ないよ。かわいそう」

たしかに・・・・

どれ見ても、「さめーーー」
「これも、さめーーー」

これで何かの種まきになるのかな?

私もちびすけも 古代の魚 ダクルオステウスが 大好き♡

私もちびすけも
古代の魚
ダクルオステウスが
大好き♡

モンテッソーリでは知的な敏感期は
6歳ごろと言われています。
年中の後半ごろから、ぐっと学びが
増えます。

年長さんになる頃には、進化の歴史、
太陽系の惑星、脊椎動物の分類など
始まります。

つまり、それ以前に、知的なことを
伝えても、それ以外の器官が未熟で
敏感期がきていないので、拷問なんです。

パンダの寝方がかわいい

パンダの寝方がかわいい

小さい子を連れて行くときは、
目的を変えましょう

我が家は2歳差。お姉ちゃんが6歳の時から
科学博物館デビューしました。
つまり、ちびすけは4歳。
帰りは疲れていつも寝てしまい
私は毎度、抱っこ。

お姉ちゃんには、事前に何を学びたいか
確認して、だいぶ、下準備します。

下の子の目的は知的な好奇心は2の次
おそらく覚えていないから。

知的に何かを吸収させるというよりも
電車に乗る、たくさんの人の中にいく
はぐれない、などのルールを学んでいく感じ。

なので、どうしていたか。

途中だろうと、泣くというのは、小さい
子供ができる、コミュニケーション。
泣いてまで、付き合わせる必要はないと
考えて、泣いちゃうくらいなら、疲れているね
帰ろうか、と、潔く場所を変える。

お姉ちゃんに事情を説明して、一旦
カフェテリアで休憩したり、別日にしようかと
提案したりしていましたね。

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大人の世界、事情につきあわされた
ちいさい人たち。

ちいさい人たちには、もっと相応しい
魅力的な世界があるのです。

それが、モンテッソーリの示すような
「仕事」という秩序の中で、身体、感覚を
養いながら、いずれくる、知的敏感期を
楽しみに待つのです。

幼児を連れ回すのは、ほぼ、大人の
自己満足な気がしてならないのです。

早期に知識をたねまくより、
知的好奇心が芽生えた時に、適宜
材料を提供したほうが、効果的だし
十分間に合います。

ちなみに、0歳からドッツカードをやったし
家庭保育園もやったし、幼稚園で世界地図を
覚えたりしたけど、子供達、ぜーーーんぜん
覚えていませんから。

それよりも、自分で興味があることを
自分で探求し出したことは、深く、深く
覚えていて、自分の自信につながっています。

知識を与えるために、幼児を博物館に
連れ出すのには、私が反対している理由は
実体験からもあるのです。

私は毎回これが大好き ハダカデバネズミ

私は毎回これが大好き
ハダカデバネズミ

だから、博物館でちいさい子が泣いたら
何円かかったとか、そんな小さい事は
気にしないで、子供の心を大事にして
いさぎよく、帰るとか、決断すると
いいと思うのです。

博物館と限らず、低学年の頃は
お友達と公園で遊んでいても、喧嘩が
増えたり、泣いたり始まったら
「ごめんね、疲れているね」と
いさぎよく、切上げて、退散したことは
何度もあります。

「せっかく・・・」というのは、大人の
せこい、せこーーーい、価値判断。
大事なのは、子供たちのサインに気がつけて
それを尊重できること。

堪えが効かなくて、喧嘩になるというのは
疲れているんです。理詰めで仲直りさせている
不毛な時間は必要ですか?

 

少々早めに切上げても、そんなに損はしませんよ
せこく、居座ったところで、なだめたり
説得したりの時間で余計に疲れて
親子お互いに、あまりいい印象が
残らないものです。

 

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2 件のコメント

  • 初めてコメントさせていただきます。
    3歳になったばかりの子どもがいます。
    今まで旅行やテーマパークなどに連れて行ったことがありません。周りのお友達から旅行やお出かけの話を聞く度、うちの子には何も思い出になるようなことをしてあげられていないと、こどもに申し訳無い気持ちがありました。
    お互いに気持ちよく機嫌良いうちに行き帰りする自信がなかったので日常生活のリズムの中で楽しめるサークルに参加するなどして誤魔化している、と思っていました。
    秩序を大切にする、という視点で生活を見直してみたいと思います。見直せる部分が沢山ありそうです。素敵な考え方のご紹介をありがとうございました。

    • ありがとうございます。幼児の時は、お母さんと
      どっぷり過ごせる貴重な時間です。
      秩序の敏感期の子供達には、特別な体験よりも
      お母さんと信頼関係を築いて、愛されている
      そういう体験を積んでいくことが、これから先の
      人生のとても大きな影響を与えていきます。
      学力よりも、人間力。
      お子さんと向き合える今を大事になさってくださいね。

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