宿題・課題をやらない子供

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講師業をしている私ですが
子供たち、お姉ちゃん15歳、チビ助13歳は
決して出来の良い模範的な子供たちではありません。

ですが、というか、だからこそ
等身大での取り組みをお伝えできると思っています。

さて、コロナで自宅待機中の子供たち。
中学生のチビ助も高校1年になったお姉ちゃんも
学校から課題や宿題が出されています。

多くのご家庭で「宿題やらない」でイライラ
しているママが増えているのでは?

私がお姉ちゃんに対してやってきたことを
お伝えします。

子供がダラダラしていて困る場合

コロナのせいで自宅待機でつまらない生活を
しているので、かわいそうですが、それでも
ダラダラしすぎじゃん!!って目に余ることが
ありますよね。

今まで、コロナ以前からお姉ちゃんはとかく
ダラダラしていました。
じゃあ、奈美枝さんとお姉ちゃんはどうしたのか?

ギャンギャン言って聞くような子供じゃありません。

パパはスケジュール管理について、何度も講釈をたれ、
説教して、計画表を作らせたりしていました。

で、どうなるか。

まぁ3日もすれば、そんなもの、簡単に破られ
ズレズレのスケジュールになります。

パパは激怒しますけど、土台、無理だと
私は見ていました。

スケジュール管理って、長期のものを
自分で組めるほど、お利口さんじゃないんだなぁ
うちの子たちは。

どうしてか?

大人の世界ではPDCAサイクルができますが
子供は、時間割引、というバイアスが強く働きます。

PDCAサイクルとは
Plan(計画)→ Do(実行)→
Check(評価)→ Act(改善)の 4段階で
効率よくスケジュールをこなして
成果を上げていくというもの。

時間割引とは、経済用語で
あと1ヶ月我慢すればより多く
お小遣いがもらえるとわかっていても、
今もらえる100円に飛びついてしまう。

子供には、こうした、時間割引が強く
働きます。

つまり、ダラダラしているのは
うちの子がダメなんではなくて
子供の習性として、
目先の誘惑には弱い、ただそれだけなのです。

いくら、これをやっておけば
将来の夢に役立つと言われても、日々の感情では
そんなことに考えが及ばず

あーーやりたくないなぁ・・・・

このテレビ面白いなぁ・・・・

見ちゃおーーーー

こんな感じになるのは、致し方ないのです。

宿題やらないんです。
ではどうすればいいの?

宿題をやらないから困るという相談も
よくうけます。

そもそも、宿題って誰が決めたんでしたか?

先生ですよね。

本当の学びというのは、自分が主体的に学び、
それでも足りないことを帰宅してからやる
というスタイルが一番望ましい。

モンテッソーリはそういう理由で
宿題がありません。

自分で決めるので。

ところが、日本の教育のほとんどが
先生が決めた宿題をやらないと
いけないとなっている。

そりゃ、面白くないことが
沢山だと思いませんか?

宿題は全部やらないといけないの嘘

宿題を決めたのも先生なら
宿題をどうやるかも
大人が決めているような・・・・

学びを定着させることが目的なら
2回書いてもいいわけです。

なのに、10回書くことがマスト・・・
10回も書いていたらそりゃ
嫌になるでしょう。

だれが決めたの?全部やらないといけないって。

また、大人ですよね。

宿題をやりたくないのは
宿題の内容もやり方も、大人が決めているから

主体的ではないという事情があるということ
子供達の目線に合わせて
その不条理に共感してあげる姿勢が
まずはとっても大事です。

やらなきゃいけないことは知っています。

でも気持ちが追いつかないのです。

先生が決めた宿題をやる子供の気持ちに
まずはしっかりと「共感」してみて。

やりなさい!って先生サイド、親サイドの
見方ではなくて、子供の立場でどうなのか
しっかり考えて伝えてみましょう。

この共感なく、現実だけ突きつけるから
「宿題やりなさい!」やらない
の喧嘩になるのです。

わかるよーーー、君の気持ち。
そのスタンスがないと、始まりませんよ。

時間管理ができないのはダメなのか?

ダラダラしている

宿題をやらない

これらの問題は、「時間管理」の
問題だったりします。

【時間管理への2段階】

①言われたことをやらなきゃいけないって思える

②思ってて、やれる

実は、時間管理はとてもハードルの高いことで
それを要求しているのです。

私は、お姉ちゃんから、教わりました。

そもそも、彼女は、言われたことを
やらなきゃいけないと、すんなり受け入れはしないと。

右から来たものを左に受け流す
そんなことは出来ない。

やるべきかいなか

自分でも判断したい

びっくりなくらい、大人とは価値観が違う
私とも違うというエピソードがあります。

入学式も終わり、
いよいよ新しい進学先の初めての保護者会。

私はドキドキ・ワクワクして
PTAも立候補するくらい、ノリノリで出席。

しかし、教室に移動した時、衝撃的な
ものが目に入りました。

初めての保護者会のクラスの壁に
提出物未提出の人の名前が張り出されている。

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しかも、その中に、お姉ちゃん3回登場し

さらに、初日から未提出に

黄色反転で強調されてるし!!!

ひーーーーーー

クラスの保護者の方、どの人が
土田さん?って思っているわ~

ひーーーーー

でも、おねえちゃんっては
ガラス越しにのぞいて目があうと、
「テヘペロ」

なんという!!

パパはめちゃ怒っているけど
私は、これも、親子でも考えは違うことを
どこまで、受け入れるのか試しているんだなぁと
思いました。

お姉ちゃんは、とーーーーってもマイペース

イライラするかもしれないけど、自分の世界を
大事にしているし、自分のペースをよくわかっている

お姉ちゃんの進学先は春休みに膨大な宿題があり
それも、入学式には終えることができていません。

しかし、提出日には間に合わせた。
学校が始まっても、待った無しの宿題の多さ。
お姉ちゃんは、自分の中で

宿題はすべてやらなくてもいい

そう考えたわけです。

重要度の高いものから、時間を割いた
結果、初日から未提出になる日記が
発生しました。

パパは激怒するけど、これをギャグって
思えたらいいのに。

保護者が来るのわかってて貼っているんです。
とても重い問題なら張り紙なんてしません。
呼び出されています。

私は、「これで、歴史に残る有名人になったね!」と
笑い飛ばす。

ギャンギャンいったところで、
本人が、どう考えるか、
そこには影響を与えることはできない。

当人が、心動くほど
感じないと、行動は変わりません。

おねえちゃんに学びました。

時間管理ができないのではなくて
やりたくないってこと。

その気持ちになっている高いハードルを
下げることが大事。

高いハードル、それは大量とか全部とか
時間内にとか、興味ない事柄とか。

まずは、そこを共感してみて。
それが大事です。

丸投げしない

先生から出された宿題だから
やるものだ!っていう態度では、子供と
うまくいかないことはお伝えしました。

共感して、さらに、やろうと
思っていることも認めて。

次は、何をどうやるか、ですね。

時間管理と繋がるのですが、10代前半で
日々の計画を子供自身が組み立てて
ちゃんと取り組んでいるこどもっているのかな?

講師の方々のお子様は、ご立派なお子様なのでしょう。

が、うちの子供たちをみている限り
小学校時代から夏休みの計画表とか配られても
それを最終日に適当に書いて出していて
使っている、ということがなかったです。

今までお姉ちゃんの学校からの課題も
お姉ちゃんに丸投げしてきました。

でも、発達凸凹、発達障害グレーゾーンのちびすけには
本人から頼まれて、毎日、やるべきリストを
ノートに書いていました。

今回、コロナで宿題が停滞しがちなところ
あの、あの、あのお姉ちゃんが
期限内に毎週、宿題を出せている!!!

え!!あのお姉ちゃんが!!

なぜかというと、本人がチビ助のように
私が作った毎日のやることリストをもとに
学習に励んだから。

すごーーーー

なんだこれーーー

私は毎日、嬉しくて仕方ないんです。

そりゃやる気を出せば、スケジュールを
長期で立てることもやれるとは思います。

でも、甘えたいのでしょう。
いいじゃないですか、それくらい。

日中、一人で学習しなきゃいけないんです。
大変ですよ、モチベーションを維持するのは。

学校が始まったとしても、日中頑張ったら
夜は疲れているはずです。

宿題しなさい!終わったの?って言うのではなく
今日やることはこれです、って書いて上がるくらい
いいじゃないですか。

子供たちは、リストの中から
自分で順番を考えて、取り組みます。

で、チビ助は早く終わったら
スマホのゲーム時間の制限を1時間延長するのを
励みにしています。

これも、毎回、本人が
「これ終わったら延長してくれる?」って聞いてきます。

お姉ちゃんも、日々のこの私の計画表に慣れてきて
朝とか、前の晩とかに
「今日は日本史やりたいから」と教えてくれます。

1週間で網羅できるように組んでいるので
曜日で入れ替えて、お姉ちゃんが気持ちよく
できるように配慮。

二人とも、ちょいちょい、自己判断で
リストを割愛してきますが
そこは、「全部やらなくてもいい」を思い出して。

いい日もあれば、悪い日もある。
全部やることより、やらない日を作らないことが
大事だよね、の精神で。

まとめ

どうでしたか?

宿題はやるべきだーーーというのは大人の考え。

子供の気持ちの折り合いのつけ方を
共感的に関わりながらすすめる。

時間管理はさらにハードルが高く
長いスパンで、経験的に学んでいく。

親は、大きな流れで、魚の目として
そして、俯瞰する鳥の目として
そして、子供の関心に興味を持つ、虫の目として
関わりたいものですね!

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