チビ助中学1年生
本人曰く、入学2日目からすでにトラブルは
始まっていたとか。
どうしても仲良くなれないクラスメイトA君がいて
チビ助が、そんな彼に、結構な暴言を吐いていて
双方、親はどうしたものか・・・というのが
数ヶ月以上継続しているという問題。
残念ながら
当事者なので、親というフィルターが入る状態
つまり、我が子は悪くない
というメガネがどうしても入る状態では
ありましたが
このままではあかんと、双方のママで
今日はだいぶ話しました。
前提として、本人たちではないので、何がどうして
どうなった?という事実確認が不鮮明
双方の子供の話でしか
つまり、心象でしかわからないという
非常にモヤモヤする話が続きました。
朝、チビ助にも、たまたま会った
他のクラスメート2人にも
よろしくお願いします・・・・と
託され、私も、懸命に
色々な方角から話してみた。
そして、A君のママから引き出されたのは
大人が介入しないと、解決しないのでは?
ということと、チビ助が相当
ひどいことをA君に言っている
ということ。
つい、私も、自分の子供を擁護しそうになり
それはいかんと、理性のブレーキがかかり
結果、中途半端な
「どうしたもんですかね・・・・」
を繰り返すという・・・・・
正直、たくさん話したけど
疲労困憊で、でも、気の利いたこと
言えなかったなぁと思い
トボトボ帰路についた感じです。
帰宅するなり
解決するのでは?と期待して待っていた
チビ助に、帰るなり、矢継ぎ早に
質問され、それに答えているうちに
ようやく、冷静になれて、私の意見が固まりました。
チビ助に
「あなたが相当ひどいこと
禁止ワードを言っているそうじゃない」
「今は口きいてないから言ってないよ」
「今がそうでも、かつては言ったのならあかんよ」
「え?だって、あいつがめちゃひどいんだよ
これこれこうで、あーで、そりゃムカつくでしょ
で、僕以外にみんなも言ってたよ」
「他の人がどうかはこの際問題じゃない
言われていかんことは、言ってはあかんの」
「ハーーーーー!!!俺が間違っていたっていうの?
何でそうなるの???あいつ、本当にひどいんだよ」
深呼吸、何度かして
私
「誰が間違ってた、合ってるって
問題じゃないんだよ。
大事なことは、ハッピーかどうか。
今の状態は、どちらも全然ハッピーじゃないでしょ。
どうしたら、ハッピーは無理でも、安心安全で
少なくとも、通いたいと思えるクラスになるか
それが共通の目標だって、認識しないとね。」
チビ助「もう、どうでもいいよ。無視すればいい。
口聞かないようにするもの」
深呼吸して
私
「うん。そのスルーするっていうのは
確かに、処世術として、今まで君に
伝えてきた。トラブルを避けるために必要な
ことだよね。
でも、それは一過性、。なんていうか
一時的なんだなぁ。
本当に必要なのは、「腹を割って伝え合えること」だから。
今は、お互いが無視したり我慢したりして
真反対向いちゃっているでしょ。
ママが思うに、誰か監視できる人がいた状況下で
感情的にならずに、お互いのネガティブな感情を
吐き出して、双方、何が嫌なのか
ぶちまけちゃうっていうのも、一つの方法かと
思った。
双方、何が嫌か、わかっていない気がするから」
チビ助
「え?仲良くしろっていうの?
ハーーーー???
そういう言い方はよくないよ、って優しく言ったことも
あったけど、あいつ、めちゃ変な顔して、おちゃらけて
見せたりして、もう、何も言わねーーーって思ったくらいなんだよ」
「あ、それね。
お母さん曰く、注目を得たくてというんじゃなくて、
もう、拗ねちゃって、ひねくれちゃっているんだって」
「は???入学2日目からだよ」
「あのさ、デビューそうそう失敗しちゃって
彼はあちゃーーって思っていると思うよ。
誰でも、ミスはするよね。
ママも、最後の最後で、不用意な発言をしちゃって
それも、悪意もなかったんだけど、配慮が欠けていたの。
そしたら、仲間8人全員からバッシング受けて
今までの活動が何だったんだ?っていうくらい、嫌われて。
その時、辛かった。本当に、辛くて
当時、ブログにも書いたよね、「許してほしい」って。」
「僕だって、そういうことある」
「だよね。そうなのよ、だから、ミスをしても
許していく。人や許すから許されるの精神でね。」
「えーーーそうか・・・・僕以外でA君と揉めてる奴がいて
そいつにも、スルーしたほうがいいよって言ったのが
まずかったのかな・・・」
「おおお。それはいい分析だね。
誰が正しい、間違っているかっていう白黒つけるのは
ママはあまり適切だと思っていないので
ゴールは、みんなが安心して通えるクラス
そのために、協力し合うこと、これがゴール。
となると、スルーしていたら、平行線で
解決しないと思うんだよね。
一度、ネガティブなこと、全部、話すのもあり。
あとね、さっきから、君は
何を言っても、他のこが諭しても、先生が諭しても
全然、聞かないって言っていたでしょ。
それ、どうか、どうか、彼の立場になって
想像してみて。
みんな自分のこと嫌っている、誰も仲間じゃない
グループにも入れてもらえない
そんな毎日で、スルーされ続けたら?
想像してごらん。ママなら耐えられないよ。
そんな状況下では、素直な返事、とても
できなくて、ひねくれた返事や
天邪鬼な対応しちゃうと思う。」
「えーーーむかつく返事でも、笑顔で答えるなんて
できないよ、そんなの無理だよ」
「そうしたら、ずっと誰もハッピーになれない。
でも、確かにね、
せっかく君が歩み寄ろうとして、声掛けしたとしても
A君の心は今、閉ざされているから
すぐに、君が気に入る返事はしないと思う。
時間がかかると思う。
でも、それを織り込み済み、って思ってみて。
『今は、そんな心にもないこと
言ったりしちゃうのかもしれないけど
仲間に入りたいなら、シンプルに
あそぼって言えるようになろうな!
そんな言葉を待っているよ』
って
君は、声をかけ続けられたら最高だなぁと思う」
「え?どういうこと?そんなママみたいに
できないよ」
「うん。出来ないって思うより
やってみようと思ってほしい。
少なくとも、一番、君にしてほしいのは
彼が正しいのか誰が正しいのかを判断するのではなく
彼の立場、置かれた状況になって考えてみるってことを
してほしい。
初めっから悪い子なんていないんだよ。
失敗しちゃって、どんどん取り返しがつかなくなり
誰にも許されなかったら?
私は、誰か一人でもいい、辛かったねって
言ってくれる友達が欲しかった。わかってくれる人が
欲しかったよ。
A君はどんな立場なんだろうって考えること
やってみて」
「わかったよーーー。明日から
無視するんじゃなくて、少し、優しくしてみるよーー」
結論
子供のトラブルって、大体が、どちらが正しいのか
正義感の発揮というのは、白黒つけてほしいというもの。
でもね、世の中って、白黒つけても、ちっともハッピーに
なれないの。
正義と心は別物。
私は、裁判して勝てば心が晴れるのかと
思っていましたが、裁判して勝ったのに、
人は離れていきました。
白黒つけることって、ゴールじゃないんだって
その時に学んだんです。
だから、子供のいざこざにも
白黒つけるための情報収集、事実確認より
どうやったら、ハッピーになれるか
その方策を考えることに力を入れています。
どうすれば、ハッピーになれるかな?
そして、今回の場合
無視する
この対応が、無理があると感じたので
チビすけに、無視するとどうなるのか
彼に共感してもらいました。
アドラー心理学を学んできて、つくづく
共感
これが、一番、ハッピーになる近道だと
思えるのです。
そして、リアルに、A君の置かれた状況を
想像してもらって、チビ助も納得したのでした。
ミスした時に許されること
仲間がいること
これは非常に大事なことです。
トラウマ的な出来事だった私の失敗談も
こうして利用できて、よかった・・・・
本当にきつかった。無視、正論。正義。
どうか、子供に伝わってほしい
人は許すから許されるのだということを。
大人の私たちの行動からも子供は学びます。
あなたは誰かを責めたり
無視したりしていませんか?
ハッピーになる対処方法を考えられる癖を
つけていきましょうね。
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アドラー心理学勇気づけ
土曜日の2回講座が決まりました!
12月7、14日土曜日
10時から15時
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台風のため、延期して
10月19日、26日
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練習のため、合図をします。
動作確認できたら、いざ講座スタート。
Skypeでアドラー
11月1、8、15日(金)
10時から13時
Skype パソコン版を使用
テキストをご自宅に送付する関係上
10月25日金曜日20時までに
お申し込みください。
アドラー心理学
勇気づけELM講座
町田講座11月開催
2019年11月12、19、26日(火)
10時から13時の全3回
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アドラー心理学の考え方の魅力
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