テレビばっかり見てると怒るより効果的な方法

ナッジ、テレビ

「ママ、これなぁに?」
「ママ、◯◯って何?」

なぜ、何攻撃をうける時期ってありますよね。
モンテッソーリでは、知的好奇心が湧いてくる
6歳頃から、そんな質問が頻出すると言われています。

で、お母さん、必死でこたえようとする。

とか、過分に回答する。

例えば、お料理を教えるのに、産地がどうの
添加物がどうのを幼児に教えだしたりって

それまた、聞かれていないし、、、

モンテッソーリの精神は、子供は自分で
学ぶ力をもっている。

一人で考えられるように手伝う

その精神で、ママはバカを演じる方が
賢明だと指導されました。

なんで、それをしりたいの?
それが気になったのはなぜ?

って、私なら問いかけます。

その上で、これが知りたいとなったら
一緒に調べてみようか。と言って
図書館に出かけたり、ネットで検索したり
一緒にします。

お母さんが、あれこれ教えてしまう
聞かれた以上の内容を、自分のジャッジで
どんどん話す。これ、子供の主体的な
学びの芽を摘んでいます。

学習ピラミッドを思い出してください。

教えらえた知識なんて、ほぼ、残りません。
自分で調べて、グループで話して
模擬体験して、発表して。
こうした体験の方が、はるかに学びになることは
データからもわかっていることです。

なのに、何をお母さん、あれこれ指導してるのですか?

 

今日は、お姉ちゃんが一番行きたくて、
ここに行きたくて受験を決めた学校に
3回目の訪問。

その育てたい生徒姿の中にこんなものが

「生徒自らが「問い」をたて、その答えを
模索していく過程を大切にしています」

・・・・この「問い」を立てられる
そして、探究的にかかわろうとする姿勢

これは、実は、普段の大人との関わりが
大きく影響していると私は思っています。

大人が、自分の考えから指導するのではなく
子供に「問い」をつねに発して考えさせる
大人は否定しない。その関わりをしてこないと
自ら「問い」を立てられるようにはなりません。

a.school の岩田先生の 「研究者になろう」の
イベントでも、すぐに答えがでない「なぜ?」を
作れた人が勝ち!というゲームでした。

考える力を発揮させる。そのヒントに
こんな考え方があります。

nudge  ナッジ
   (肘でそっとつつく)

無理やりやらせるのではなく、ツンツン
人を望ましい方向へと促す

リバタリアンパターナリズムの手法

リバタリアン・パターナリズムとは
直接的な規制をせず、選択の自由を残したまま
人々を望ましい方向へと誘導する考え方

 

たとえば、大学のカフェテリアで。

規制:ヘルシーな食品以外は置かない

自由:脂っこい食品をすべておくことにする

ナッジ:レーンの最初の方にサラダとかを置いて
脂っこい食品を最後の方に置く

 

こんな風に、あれこれ、指導したり、直接的に
だめ!!!!って規制したりするより
好ましいものを魅力的に提示したり
ママが一緒に楽しんだり、調べたりして
好奇心を刺激してくれたりした方が
ゲームしないで!!テレビばっかり
みてないで!!!っていうより良くないですか?

テレビみてないで!!
これをナッジならどうしますか?

教育番組しか録画されていないとか
ママと一緒にみるならいいとか
楽しい提案がいいと思うんですよね。

私は、子供の興味のありそうなものを
録画しておいて、一緒にみたり
見れなくても、内容を子供にきいて
そのフレームの中で質問して
興味を引き出したりします。

そうすると、忙しいので、他のことを
している時間が減ってきます。

テレビで見たことは図鑑代わり。
その知識から、自分の興味関心の
スイッチをいれて、探究していく。

戦隊もの、アニメを見たがる

これも別にいいんです。
それにナッジだとどうなりますか?

15分とかのでよいので、サイエンス番組を
見てからならいいよ。とか。

さりげなく、目がわるくなった人の
写真をテレビの近くに貼っておくとか。
スリープタイマーをセットしないと
見れないとか。うーーん。これは規制か。

とまぁ、工夫はいろいろできるはず。

だめ!!と直接的に言うよりも
子供は学びたがっている!という本心を
うまく刺激して、より望ましい行動へ
ママの提案で、導いていけたら
いいですよね。

 

良質な番組は、たくさんの「問い」を
発してくれます。

妖怪なんとかも、大好きなチビ助ですが
その時間は金曜だけ。それ以外は、
サイエンスや、飛行機、寺など
彼の好きそうなジャンルの録画を
みて、それに対して私が質問して
興味を引き出しています。

妖怪なんとかも大好きなんですが
それ以外の時間の楽しさをしっているので
もどってこれるのです。

幼稚園時代は、まだそこまでの
知的敏感期は来ていません。
ですから、ひとたびテレビをつけると
なかなか消せなくなるようですね。

でも、子供達がママを必要とする
大事な時期でもあるわけです。
ママと過ごせる貴重な時間なのに
繰り返し、妖怪なんちゃらでは、悲しい。

洗濯も、掃除機もいいから
テレビを消して、ママと遊ぶ
その時間がとれる最後の時代。

戦隊ものでもいいんです。
その話に、うん、うんって聞いてくれる
ママが欲しいんです。

それをきっかけに、ママに甘えたいのです。
ママと過ごすことが何より嬉しいのです。

テレビの魅力より、ママと過ごす魅力が
本来は勝っています。だから、
ママが皿洗いより、掃除機より
洗濯物をたたむことより、子供と
向き合うことを最優先にすると、
ママの気持ちが整うと。。。。

自然とテレビのお約束がしやすくなりますよ。
テレビを規制する前に、ママが心を
整えて、ママが子供と向き合うこと。

幼稚園時代にこれができてくると
小学生になって、ナッジを導入できます
今のところ、私は、テレビの見過ぎで
困ったことはありませんよ。

(今日は実家に寄ったので久しぶりの
吉祥寺。吉祥といえば、三浦屋)

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夕飯は粉もの食べ放題。

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