発達障害かどうか、知ることさえ不安な時の心の支え

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栗原類さんがカミングアウトしたり
NHK「あさいち」でも特集されたりと
発達障害というブームが来ているような
感じがします。

ネット上でも簡単なチェックテストとか
症状リスト見たいのがそこらに。

そうなると、ママ達はだんだんと
不安になります。
あれ?うちの子、そうかな?
当てはまること、あるしな。
でも、どうしよう、どうなんだろう。

今日は、持論を展開したいと思います。

発達障害の診断にこだわらない

発達障害を専門的に評価できる医師は
小児科医ではありません。
でも、そんなこと、知らないので、
相談しに行っちゃいますよね。

私は、医師の診断を受けるかどうか
あまり問題ではないと思っています。

医療診断と違って、白血球がいくらとか
喉が腫れているとか、確定診断の
定量的な数値があるようでないのが
発達障害です。

社会的な診断

私はそう、位置づけしています。

面談しながら、困りごとが
どこにあり、どれくらいか
そこが、大事なポイントだから。

医師による診断があると
公的な補助がもらえますが
実際の、日常での訓練的なことは
医師からはうけることができません。

つまり、当人の困っていることを
解決するのに、医師の診断の有無は
あまり、重要ではないのです。

それよりも、大事なのが心理テスト。
発達の凸凹が、はっきりと数字で
表現されます。

そして、それより何より
診断以前に、この心理テストを
受けようと、ママが決断できる事が
とても、とてもすごいことなのです。

我が家の歴史

こんな、さばさば、書いていますが
チビ助が小学校2年生で、漢字の宿題で
半べその日々になり、漢字テストが
ぜんぜん書けなくなって、もしや
もしや??と思ってから
半年くらいは、悩みました。

検査をうけること自体を、悩みました。

だって、いい子だし、勉強も
できることはすごく出来るし
頑張り屋さんだし、うまくいっている時も
いっぱい、いっぱいある。

それなのに、検査なんて受けたら
がつーーんて、診断されたら
もう、彼の人生をダメにしてしまうのではないか

まだまだ、努力すれば、なんとか
なるのではないか。

そんな気がして、悩んでは、先延ばしに
していました。

でも、私が、結局、イライラして
どうして書けないの!!みたいに
おこってしまい、このままでは
チビ助の自尊感情がたいへんな事に
なってしまう。

ようやく、散々ないて、泣いて
泣いて、泣いて、泣いて
悩んで、悩んで、ようやく
検査をうける気になったのが、チビ助2年生の冬。

検査は半年待ち。
ギリギリ、翌年の3月に検査を受けることに
なりました。

心理テストなので、あなたは学習障害児ですとは
いわれません。

それよりも、凸凹を具体的に
しめしてくれます。
チビ助くん、語彙はとても高いし
理解もいいですね。って言われて
びっくり。

え!嘘でしょ。
だって、連想ゲームもできないし
作文も書けないし、本も
絵本か図鑑かしか読めないのに・・・

検査の結果からは、とってもよく
わかっているけど、うまく引き出せない
引き出しに問題がある。
たくさんの情報を整理するのが
ゆっくり。

そんな一面がわかるのです。

先生から、解説を聞いている時
私は、涙が、溢れて止まらなかった

それは、ちびすけ、ごめんね
気がつかなくって、ごめんね

頭が良くて、ちゃんとわかっていたんだ。
引き出し方や速度が、私と違うのに
私は、私と同じペースを求めて
しまっていたね。

困っていたんだね。
でも、純粋な君は、私に叱られまいと
褒められたいと、必死に
もがいて、頑張っていたんだね。

涙が、あふれました。
そしたら、先生が

「お母さん、IQが正常だからいいとか
そういうことではないんです。
デコとボコ
この高低差が大きいという事は
本人はとても、もどかしい状態なんですよ。」

ますます、涙がこみ上げました。

私は、なんと、狭い知見で彼を
見ていたのだろう。
自分のメガネで、考えていたんだろう。

悩んでいたのも、チビ助のためではなくて
私が私自身の課題で悩んでいただけ。
何やっているんだか・・・・

 

ね!診断をうけるかどうかって
そこを悩む事ではないんですよ。

そこからがスタート

検査がスタート

診断よりも、凸凹をはっきりさせて
そこから、二人三脚のスタートです。

二人三脚よりも、私は、本当は
支援の先生や学校の先生、地域の人とも
協力できたらいいなと思います。

診断するかどうか、悩むより
それよりも、アドラー心理学の認知論

彼の目になり耳になり心になり
どこに困っているのか

彼の感じ方そのものに焦点を当てる事。

それが、他の人に比べて
どうなのか、とか
あなたにとって、普通なことなのか

それは、問題ではなくて
かれは、どんな風に困っているのか。

 

まずは、彼らに「共感」することから

そして、それから、俯瞰して
渦中から一歩外に出て
どんな支援が必要かを考える

 

すぐに支援やハウツーに行きがちですが
「共感」

これが何より重要です。

 

まずは、親のこころの偏見をなくして
ママの心のバリアフリーに。
そして、ハウツーよりも、共感から。

チビ助にも様々な面があるんです

チビ助は、本人が、たっての希望で
学習障害の支援教室に3年生の4月から
通いました。

知識として知っていたけど、我が子に
それを認めるのが辛かった事は
発達障害は、一つの症状にとどまらない。

チビ助は『学習だけ』支援が必要なのではなく
『対人関係』もあまり得意ではないというのが
支援教室で見えてきました。

 

不登校の子どもの多くに、発達障害が
からんでいると、言われているのは
そのせいかもしれません。

友達とうまくやれない、先生と
うまくやれない。
そんな対人関係の不得手なことから
いじめられたり、生きづらさになったり。

チビ助は、支援が入る事で
学習のみならず、友達とどうやって
仲直りするのか、相手が
どんな考えなのか、など、ソーシャル
スキルもどんどん学習していきました。

ソーシャルスキルは、自然に身につくのではなく
学習しても、学べるんですね。

何よりも、本人が、問題意識ができた事で
貪欲になり、どんどん自分から相談してくれたり
工夫したりし始めたのが大きかった。

魔法の質問のワーク
「なりたい自分になる魔法の質問」

これを何回も受けているちびすけ。
一番なりたい夢に気を取られて
ほかの叶えたいことを
よく見ていなかったんですが、
チビ助

あたまがよくなりたい

そう書いているんです
気がついた時、涙でた。
そうか、かれは、本当に切望していたんだ。

だから、うまくいかないことが
たくさんありましたが、絶対に
諦めないという選択をしてきたチビ助。

結果、チビ助は、見違えるほど、1年で交友関係も
勉強面も伸びました。

適切な時期に、適切な支援がはいれば
人はこんなに変わるんだ
というくらい、嬉しい、嬉しい成長を
日々見せてくれます。

 

何をするか、よりも、ママが
診断以前に、我が子に目線を合わせ
自分の心をバリアフリーにして
子ども自身の困りごとを、ひとつ
ひとつ、一緒に確認して
それから、どんな支援がいいか、また
ひとつひとつ、一緒に考えていくのがいいのです

発達障害と勇気づけ

発達障害の対応は
アドラー心理学勇気づけと同じなんです。

何をするか、よりも
子供に尊敬と信頼と共感を
持てるかどうか。

その関係性の方が
ずーーーっと、ずーーーっと
大事なんです。

子供に尊敬???

子供は指導したり、矯正する対象と
思っていたら、子供はどうなるでしょうか?

どんな子供になるでしょうか?

子供の気持ちはどんなでしょうか?

 

でも、あなたが、あなたの方が目線を
少し変えてみて、あなたの「今」に
必要な事を伝えるために、子供が
そこにいる、と思ったらどうでしょうか?

指導したくなるような事柄が起きた

指導して、矯正するのではなく
そこまで、追い込まれていたとしたら、
サインを見逃した、自分の日々の関わり方は
どうだったのか?

欠けていることばかりを
いつも探していたのではないか?

あーーー指導しなきゃいけないのではなく
自分の共感力を上げるための
機会を子供が提供してくれたんだって
気がつけたら、もう、子供には
感謝、感謝、感謝ですよね?

子供に尊敬ですよね?

 

私を今の私にしてくれたのは
紛れもなくチビ助です。

お姉ちゃんの今の困りごとに向き合えるのも
チビ助のおかげ。

子どもは、本当に、素晴らしい
神様からのギフトです。

2015/7/18

2015/7/18

支援を受け始めて、漢字への興味が
湧いてきた頃
ちょうど、2年前。3年生の今日
習字をおもむろに練習していましたね。

あんなに、漢字が苦手だと
諦めていたのに、早くに支援が入る事で
大嫌いになる前になんとか、いい方向に
なりました。

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