個人面談でモンスターペアレンツに間違われない為の3つのコツ

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かつて個人面談といえば、
こんなイメージでした。

個人面談というと、私は今まで
あまり良いイメージがなくて、先生に
子供のダメ出しをされて、私が
責められている気分になり、落ち込んで
帰るという、そんな経験が多かったです。

責められている感がはんぱなくて
いつも、自分の中のダメな所をさがして
謝っていました。

モンテッソーリの先生たちは、子供はみな
自分で育つ力があると信じているので
困ったな、という行動を子供が取るときは
その『環境』に問題があると、考えるのです。

環境には2つ。
物的環境と人的環境。
部屋が散らかっていれば、忘れ物をするでしょう。
という物的環境。

ママが手出しが多ければ、忘れても
困らないと考えて、平然としています。
手を出すママという人的環境。

ですから、個人面談は、どうしても、この環境面の
ダメ出しになりがちだったんです。

しのごの言わずに、これだけは大事と
心に決めると上手くいく

私はこんなにダメなんだ・・・と個人面談から
帰宅すると鍋を焦がしそうに落ち込んでいた
かつての私。

でも、それを、ぐぐぐぐーーーっとやめたんです。
もう、自分を責めても仕方がないと
やめたんです。

⑴考え方の転機1つ目

転機となるのは、アドラー心理学
『過去をいくら分析しても、解釈にはなるけど
解決にはならない・・・』

この言葉が響きました。

私が、あの時こうすれば、あーしなくてごめんなさい
こんな個人面談では、何にも前に進めない。

これから、どうしよう
なにをしよう

解決策、対策にフォーカスを移動する
こっちにシフトしたのです。

⑵考え方のもう一つの転機

チビ助が発達障害ではなかったけど
支援や理解が必要な状態だったこと。

診断が出たら、それなりにお医者さんのヘルプや
行政のヘルプも得られるかもしれませんが
診断されていない、いわゆるグレーゾーンは
親が支援を担わないといけません。

グズグズ、悩んでいる時間はないのです。
子供はどんどん成長して、毎日
いろいろ困っているんですから。

この2つの転機で、私は個人面談を
過去の育児の分析とするのをやめました。

しのごの言わずに、過去の分析は最小限にして
ソリューション・フォーカス
解決策について話そう!とする。

これが一番最初のコツです。

新しい個人面談の受け方は
どこが違うの?どういいの?

今までの過去分析型と違い、私が取り組んで
いったのは、ソリューション・フォーカス
問題解決に焦点をむける、ということでした。

「チビ助くん、本が読めないですね
きっと、小さい頃の読み聞かせが足りなかった
のでしょうね・・・・」

というのが、従前の個人面談

新しい方法では
「チビ助くん、読書が進みませんね」
と言われたら

「確かに、量は全然だとは思います。
しかし、家では、図鑑や漫画は毎日よく
見ているんです。そういう子供に、読書を
すすめるには、先生だったらどんな声かけや
工夫、なさいますか?」

と、聞いちゃいます。

問題点だけ指摘して、あとは知らないなんて
ひどいですよね。だから、指摘する以上
どういう対策がありえるか
親と共に、一緒に考えましょう!!
考えていただけませんか?

という、チビ助の幸せのために
先生と親で、力を合わせる、そんな協力をお願いする。

今までの指摘を受けて、凹む個人面談ではなく
問題解決に向かう個人面談にするのです。

そして、こちらだと、帰宅してから
子供をネチネチ叱ることはないです。

凹むタイプの個人面談だと、
「こんな事言われちゃったじゃないの」って
ブツブツ、ネチネチ、子供に言ってしまう。

でも、新しいタイプだと、
「ねぇねぇ。今日ね、先生から面白い方法
聞いてきたんだよ。聞きたい?」
こんな前向きな話になるんです。

親子関係が断然いい感じになるのです。

モンスターペアレンツにならない
個人面談のやりかた

でも、モンスターペアレンツに
間違えられないかしら?と心配ですよね。

子供への配慮への協力要請には、コツがあります。

「うちの子、繰り上がりができないだけなの
だからうちの子だけ、電卓持参でもいいわよね?」

こんな言い方が、モンスターペアレンツと言われる
言い方になります。

◎自分の常識、つまり、自分のメガネが大前提で
会話をすすめる

◎相手の気持ちや、メガネに配慮がない

モンスターペアレンツとならないためには
みんな、自分なりのメガネがある
自分の主観の世界で生きているのだ、と
意識することがまず、とても必要です。

繰り上がりができないのは、確かに
そうだけど、電卓で補えることなのか
本人はどうすると助かると思っているのか
繰り上がり以外には困難はないのか?

困っている当事者、お子様のメガネに
関心を寄せることから。

その上で、先生にこれを伝えるということは
先生はどんなお気持ちになるかな?
先生は、うちの子供のこと、どれくらい
理解されているかな?と
先生のメガネに関心を寄せる

模範解答ではないけど、先生の性格など
個別事情で変化するとは思いますが
私だったらどうするか。

「どうも、繰り上がりが苦手みたいで
宿題に時間がかかるようなのですが
先生から見て、繰り上がりの理解は
あると思われますか?」

「なるほど、たしかに・・・
家で見ていると、書き方そのものも
あまり、意味を分かっていない感じが
するのですが、どうですか?」

「やはり・・・・」

「最初、あまり、繰り上がりができないものですから
電卓でも与えて、前に進ませたほうが
いいかも、まで、考えちゃったんですよ

でも、書き方ということでしたら、先生
お願いがあるのですが、もう一度、息子に
繰り上がりの書き方、そして意味を教えて
いただけませんか?」

となるかな・・・・

先生は、ダメ出しがしたくてしているんではなくて
そういうものだと思っているし、それが仕事の
場面です。

責められたと思うより、どうすればいいか
共に考える、そして、協力を仰ぐ
この姿勢がいいと思うのです。

モンスターペアレンツとならない為の
2つ目のコツ

自分にも先生にもメガネがある。
子供のメガネにまずは関心が行くように
話をして、さらに、先生のメガネに関心を寄せる

褒めまくり系の先生なので
逆に、困っちゃうんですけどという方には

今は、「褒めましょう」というブームみたいで
とにかく褒める、、、、という、ちょっと
本筋からずれた感じで褒める先生が
増えているようです。

とはいえ、当の先生に悪意はありません。
生徒を育てたい一心です。

ですから、まずは感謝からですよね。
モンスターペアレンツに間違われてしまうのは
先生の褒めを否定してしまうことから。

「先生、よく見てくださってありがとう
ございます。
どんな場面でチビ助が優しい子だな思われたのか
教えていただけますか?」

と、根拠を聞くようにします。
これ、実は、普段、私たちもしたほうがいいです。

「お姉ちゃん、頑張っているね」

と言われるよりも、

「お姉ちゃん、3問も解いちゃうなんて
頑張っているよね」

と言われたほうが嬉しいですよね。

根拠を聞かれることで、先生は、これから
「良い所の根拠」を探そうとしてくれます。
すると、前よりも、観察する時間や、見方が
変わってくるのです。

さらに、根拠を聞いた後は、先生に
プラスアルファの情報をお伝えします。

「そうなんですね、家でも、何も言わなくても
お風呂は掃除してくれるんです。お手伝いが
大好きな優しい所があるんですよね」

こう伝えることで、チビ助には、お手伝いが
得意だという情報が入り、先生はチビ助に
お手伝いを振りやすくなるし、している場面を
見るようになります。

褒めて欲しいことを褒めてもらえるのは
子供にとって一番うれしいことなのです。

やってはいけないこと

それは、先生が褒めてくださっているのに、謙遜のあまり
「そんあことないんですよ〜」と
否定して、子供のダメダメエピソードを語りだすこと。

子供にとって、これは、モンスターペアレンツです。

親が、自分のことを否定しているんですから。

謙遜は美徳ではありません。
見てくださったことへの感謝をこめて
「嬉しいです、ありがとうございます」です。

モンスターペアレンツとならない為の
3つ目のコツ

子供が褒められたら、受け取る
謙遜は美徳ではない

 

どうですか?これで、個人面談
怖くなくなりましたか?

個人面談をうまく生かして、先生と相談
協力して、子供たちの成長を応援したいですね!

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