人生を楽しめていますか?

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「楽しむ」と「楽」の間

昭和世代は、自分を犠牲にして頑張るのが
当たり前として育ってきました。

その長きに渡る習慣が、今、尚、いろんな局面で
影響しています。

今日は、魔法の質問読書会でテーマを決めず
ピンときた本でスタートしました。

タイトルくらいしか読めなかったけど
それだけでも、共通するメッセージとして
この「楽しい」と「楽」の二極化ではない別の道について
考察する時間だったように思いました。

「楽しい」と「楽」の間
新しい道とは?

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習い事を続ける、やめる

習い事をやめたいと言い出したら、昭和のママは
焦ります。

石の上にも三年

辛抱して、努力すれば、大成するかもしれない。
今、ここで投げ出したら、なんでもやめちゃう子に
なっちゃうのでは?

 

子供の視点に立てば、この心配
めっちゃ余計なお世話ですよね。

でも、昭和のママは、根性論が大好きなので
どうしても、譲れない。

二人の子供たちを育てた経験から伝えるなら
2パターンがあると思います。

飽きちゃったりしてたら、そのまま続けても
いずれやめると思います。だから辞めたら良い。

あと少しのところで壁に当たり、逃げ出している
感じからの辞めたいなら、これは
応援したら良い。

まともに、続けな!と言っても、気持ちが
追いついていない感じだったので、私は
落ち着くまで、適当に流していました。

辞めたいんだけど

そうなんだーーー、辞めたいんだーーー

だから、辞めたいんだよ

そう。

辞めていい?

うーーーん。もう少し考えさせて
次まで待ってて。

 

みたいに、流してみてました。
すると、状況が変わって、ハードルが下がったり
ハードルを超えたりして、やめることが選択肢から
消えていました。

でね、今日は魔法の質問読書会で
「教育虐待」「教育熱心」この間にあるものは?と
考えさられ、「楽しい」「楽」と共通するメッセージだね
と、気がついていたわけなのです。

習い事も、「楽しい!!」が大事。
中学の部活だろうと、進路だろうと
子供が「楽しい」とお思える表情が見えること
これが大事なんだとか。

だから、辞めたいときは辞めていいよね。
そして、やりたいことをやってみてもいいよね。

で、さらに、やりたいことって、変わって良くない?

幼稚園の頃から夢が変わらないことも素晴らしいけど
さらにイチローや本田圭佑さんのように
夢を叶えることは本当に素晴らしいけど
途中で夢が変わることも全然いいと思うのです。

「好き」「楽しい」

このアンテナを育てている期間が小学校、中学校
最初は親が主導でいい。

こんなの向いているんじゃないと思われる習い事や
イベントをいくつか絞り込んで提示してみて。

本人のチョイスで色々やってみればいいと思う。
「好き」「楽しい」この感覚を養うことが目標。

続けるかどうかは別の問題。
そして、あんまり問題じゃない。

好きなことしか続かない
楽しいことしかやらない

そんなものではないでしょうか?

ただでさえ、学校生活は劣等感を味わう体験が
多く、子供にとっては毎日、大変なんです。

習い事ぐらい、好きなことをやればいいじゃないですか。

「楽しい時間」「好きなことをしている時間」
これがあるのとないのとでは人生が全然違います。

好きなことを夢中でできる時間が許されているので
そこで鋭気を養って、宿題や勉強に向かえているのです。

「楽しいこと」「好きなこと」このアンテナを
子供時代は育てていくことが人生を楽しむ上で
非常に大事になってくるのではないでしょうか?

フランス伝統のガレット お醤油の味が香ばしい

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医療ケアが必要なお子さん

子供に障害があった、、、、そのしわ寄せは
パパではなくて、お母さんに行く。
お母さんが仕事を辞めて、24時間365日
介護生活をすることになる。

これも、昭和脳の影響がありますよね。

ママが犠牲になっている限り、行政や社会からは
何が問題なのか、見えてきません。
ちゃんと、訴えてもらわないと
「ニーズ」として挙げてもらわないと、伝わらないものです。

ママが犠牲になって、ママの時間がなくなるだけではなく
ママしかできない、という介護のこだわりがあると
他の人が介入しにくくなります。

ママが一人で自己犠牲の元に奮闘すればするほど
社会は気がつかず、孤立し、
サービスも介入できず、多忙になってしまうのです。

一人で奮闘することを美化しないで
上手に甘えて、さらに、支援を一般化する
誰でも介入できる形にしておくことで
多くの人の手を借りる事ができます。

支援を受けることは、手抜きではない
「楽」することは、悪いことじゃないんです。

(付け足しですが
私も、看護師資格を持ちながら出産を機に
辞めてしまっていた人。
なんと、看護資格を持ちながら離職している人
7万人もいるんです。

ママになった経験は、ブランク以上の経験値で
プラスに働くと思います。

医療ケアが必要なお子さんのケアをする
ナースの人が増えたら、ママも働きに出て
社会に出ていける!!

ママで離れていたナースたちを
医療ケアが必要な人に繋げたら嬉しいなぁと
実は、結構、願っています。)

親の介護

老人介護でも同様のことが言えます。

娘、あるいは、お嫁さんが自宅介護を
奮闘していることを、芸能人でも美談として
報道されます。

私、これを辞めてほしいのです。
自宅介護は確かに、素晴らしいものですが
同様に、施設での生活も悪いものではありません。

誰かの犠牲の上に成り立つ介護は
望ましい形とは言えないでしょう。
これがまさに昭和脳。
「楽」することは悪いこと、と考えてしまう脳。

実は、昨日、私にもターニングポイントとなる
事柄がありました。

昨年6月に母が倒れて以来、たやすことなく、毎週
お惣菜を作り、届けていました。
昨日も、ごぼうと牛肉の煮物、かぼちゃのいとこ煮など
渡しました。

退院してから、母の状態は、特に改善されるわけではなく
家事ができるわけではない状態まま1年超えていきました。

1回、ちょっと無理と思って連絡して
1週間以上間が空いたことがありました。

その頃から、私も、この先、どうしようと
考え出していて。娘と相談して、母を近所に
住まわせようかとか考えていました。

でも、昨日、父から
「12月からは、お届けお惣菜、もういいよ。
宅配食を試してみることにしたから」って。

なんだか寂しく、でもホッとしたりして。

今日、読書会で、こうした話をシェアしながら
私自身も、「楽」することを躊躇していたのだと
気がつきました。

人生を楽しむ。

それは、うちの両親自身もだし、私もなんですね・・・

両親は、父が面倒見れる間は、夫婦で頑張るんだそうです。
張り合いが欲しいので、孫や、私にはこまめに
会いに来て欲しい。

掃除や食事は、
母が倒れてから「初めて」やってきた父。

介護保険の説明を受け、他人が家に入るのが
最初は嫌だったけど、無理する感じの時は
手伝ってもらってもいいんだって思えたそうで
食事は宅配、掃除も介護保険を使おうと
思うようになったのだと。

人生を楽しむために、「楽」をしてみる。

私は、寂しい気持ちでしたが、読書会で
中里さんに勇気づけられて、「楽」して余った
エネルギーをまた必要としている人に、使えばいいのよ!!って
勇気づけられて、前向きな気持ちになりました。

デザートもクレープ はちみつレモン さっぱりと美味しい

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人生をどんな風に楽しむ?

今日の魔法の質問読書会で生まれた
魔法の質問です。

どんな風に???

なんという心境の変化でしょうか!
あれほど、ノーカウントだった旦那さんの姿が
パッと脳裏をよぎりました。

今まで、10年先を描くワークを散々
やってきましたが、そこに、旦那さんの姿はなく
私が個人で楽しんでいる姿。

それが、どうしたのか、今日は、急に
旦那さんを私の未来予想図に入れてあげたくなりました。

お姉ちゃん中学3年生、チビ助中学1年生
私も、子育てはほぼ終了しています。
一方、旦那さんも、役職定年が近づき
気持ちの変化が見えています。

時折、私に、フルタイムにならないの?
なんて聞いてくるようになって。

私も、心が広くなったものだ。

見て見ぬ振り?
臭いものには蓋?
知らぬが仏?

という感じで、喧嘩するのももう面倒で
「空気」だった夫婦ですが、周囲の環境も
変化してきて、お互いに、個々で成長していて
どうやら、そろそろ、合流する時期なんだと
感じています。

どんな風に楽しむか。。。。

ずっと私だけって諦めていたけど
夫婦でできそうなこと、これから探していこうと思います。

嫌だけど仕方なくではなく、いい感じで
楽しめるものを見つけて。

子育て期間に、どこかに置いてきてしまった
「楽しい」「好き」というスイッチ

今一度、探してみましょう。育て直してみましょう。

 

私は自閉症の子供の放課後デイサービスで運転手を
1年間やっていたのですが、彼らは、こだわりがあります。

それは言い換えれば「好き」がはっきりしているってこと。

好きなことを選択して、好きなことを満喫する子供たちと
日々接していて、それがどれだけ大切か、私が忘れていたか
気がつかせてくれました。

 

母は脳の中の記憶の部分に炎症が起きたため
炎症が取れても、後遺症で記憶に障害が出ました。

そしたら、嫌なことは忘れて、好きなことだけが残る
なんとも幸せな後遺症になりました。

以前の母は、寸胴でカレーを3日間かけて作って
親族に配送したり、お友達のお子さんを
預かって、何ヶ月も育てたり、御節を何家族分も
作って配送したりと、料理することが非常に多い人でした。

それが、びっくり。発症後は、なんと、

「私、全然、作りたいって思わないのよねーーー」

って、なったんです。でも、食べることは熱心で
「どこに予約したの?」「美味しいもの食べたい。」
そんなことばかり。

脳がリセットされる体験をすると
好きなことが残るんだ!

母曰く、作るより食べるのが好きなんだ、だそうです。

人生を楽しむために、「好き」のスイッチ
見つけておきましょうね。

私の好きは、今のところ、この「書く」という作業。

子育て、仕事、家事をしても
書きたい、書きたい。

好きがあるから、日々が輝いています。

魔法の質問読書会

本をじっくり読んでいるわけではないのですが
本からのヒントや、参加者同士の気づきが
実に面白い会なのです。

何度でも御参加くださいね。

どんな風に人生を楽しむ?

考えて、もしよければ、コメントにお応えを
教えてくださいね。

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