中学生の冬休みの過ごし方

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冬休みは子供が低学年まではスキーや
博物館など盛りだくさんで遊んでいました。

中学生になると、子供たちには
自分の世界ができます。

それはとても自然なことです。

でも、中学生
やはり、「学習」からは逃れられません。

高校受験のある子供のみならず
中高一貫校に通う我が子たちも
大学進学を考えているから
私立に通っているわけです。

となると、大型連休も、遊び放題と
いうわけにはいかないものです。

放任ではなく

アドラー心理学の子育て講座
SMILE講座の中で、子供の自立を促し
親子の不毛な衝突を避ける子育て方法として

課題の分離

という考えが登場します。

子供自身が解決しなければならない問題を
親が代わってやってしまうのは
子供の自立を損なう恐れがあるということを
説いたものです。

そこでは、サラーーっと
勉強は子供の課題

と、書かれています。

サラーーっとね。

でもって、皆さん、その場にいる人は
そうね、勉強するかどうかは子供の課題よね

って、すました顔しています。

でも、家に帰って、一日中ゲームしている子供の前で
「課題の分離」とすましていられるか、、、というと
ほぼ、皆さん無理で、気がつくと

いつまでゲームやっているのよーーーー!!

と、怒っていた、という結果になっているのです。

課題の分離を、放任のように
突き放すこと、と捉えると
何も言えないことにストレスだけが残り
事態が変化せず、結局、今までの子育てと
何ら変わらない。。。ということになってしまうのです。

子供ありき

私は、課題の分離は、0か100かの支援方法を
定義したものではなく、段階的だったり
ケースごとにだったりと、非常に、流動的なものと
捉えています。

勉強、あるいは、学習と一言で言っても
何をするのか
どうするのか

それだけでも多岐に渡りますよね?

学習内容そのものがわからなくてつまずいている
何を学べばいいのかわからない
学習計画が立てられない
計画を実行するのが難しい

というような、段階的な問題点もあるわけです。

それを、一律、学習は子供の課題なので
口出し厳禁!というのは冷淡すぎるというものですし
SMILE講座でも、そこを目指していません。

親子が生き生きと楽しんで
自分の人生を歩み、お互いの成長を喜び合えること
これが大事

子供ありき

何ですよ。子供によって
状況が異なりますよね。
一律ではないです。

自分の反省から

では、奈美枝さんはどうしているのか。

実は私、午前中は、アドラーを教えたり
魔法の質問を教えたりしていますが
午後は、看護師やっているんです。

なので、結構なハードワークでヘロヘロ。
冬休みに入り、朝、6時に起きなくていい、
となったら、まぁなんという怠惰なこと。

昼まで寝て、午後の仕事だけ行って
眠くならないから、夜更かしして・・・・と
私の方が、日頃のリハビリとでもいうかのような
癒しの期間を過ごしていました。

で、子供に言われちゃった。

ママこそ、ダラダラ動画見てるんじゃん!

だーよーねーーー

自分がしていないから、子供のダラダラに
目がいくのですよ。はい。

だからこそ、子供になんかいう前に
まずは、私も目標設定。

NetflixとAmazon プライムにはまりまくり
動画三昧の日々は、セルフコントロールするぞ!と。

知的好奇心の強い私は、本を読むと
吸収することが多く、そして、高揚します。

なので、子供のダラダラにイライラした私は
まず、自分の動画三昧生活を見直して
読書に時間を当てることを宣言し
本を購入しました。

次に、その宣言とともに、子供たちと
「スマホと勉強について、話し合わない?」と誘って

それぞれの問題点と対策を話し合いました。

お姉ちゃんは、参考書や問題集さえ与えれば
どうするかは自分で考えられるんだけど

チビすけは、何をどれくらいやるのか
計画するのが苦手です。

なので、チビすけと
この冬休みに何をすればいいのか
話し合いました。

項目の中の、英検については
反論があり、英検の試験は第3回については
受験したくないと。

でも、英検を目安に学習をすることは
有効だと思うと伝えると、
学習はするけど、英検はまだ受けたくないと。

それ了解

というように、双方の考えの溝がないか
確認しながら進めます。

お姉ちゃんは、この項目や
それぞれどれくらいの時間
というのは、計画できるからいいけど
チビすけは苦手なので、支援しています。

次に、ここは、二人に共通する課題ですが
学習が始まってからのスマホなど電子機器の
使用について。

音楽聴くため、調べ物するため
などなど、理由をつけては、とにかく
見てしまっているモバイル機器。

学習が始まってからの一時間は
電子機器を我慢する

1つ終了するごとに、自由にしていいけど
学習中はダメよ
というのを、子供たちと相談の上
決めていきました。

特に、お姉ちゃんは、通話しながら
勉強するとか、私には考えられない使い方を
していきます。

でも、学習についての考え方の違い以上に
話し声が他の家族の迷惑だし
実際、その話しならの学習で効果は上がって
来ていない以上、通話しながら学習方法は
諦めてもらうしかありません。

学習そのものは子供の課題ですが
どう学習するのかについて、家族で
話し合うことはできます。

否定ではなく支援したい気持ちから

だいたい、計画性なんてそうそうないのが
中学生です。

すごくたくさん休みがあるつもりで
いるので、実際に学習に当てられる日数を
書き出したりすると効果的です。

え?こんな少ないの?

それに反して、やらないといけないこと
やった方がいいことが多いということに
気がつくはずです。

遊びたい気持ち、そこを
否定しないで、学習そのものを
どう支援するかに注目してね。

遊びがいけないわけじゃないでしょ。
遊んでばっかりで、勉強していない!というので
イライラすることが問題なのでしょ。

遊びがいけないんじゃなくて
バランスを取れない
やるべきことを実行できないことが
問題なのです。

そこは、話をしながら
支援するというスタンスがいいです。

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チビ助にはこんな冬休み限定の
ボードを作りました。

長い一日の中で、4時間だけは
最低、これをしてっていうもの。

4時間以外は、好きにしていただいて
構わない。
ただし、この学習の1時間の間は
モバイル機器から離れること。

それだけ。

あと何が残っているのかわかると
イライラも減ります。

学習とそうでない時間がはっきりすると
ゲームしててもイライラする必要が
無くなります。

遊びがだめ、なわけでもないし
子供がダメな子ってわけでもない

うまく支援できていない
関係性が問題なのです。

罰を与えることでも
コントロールすることでも
ゴールはありません。

主体的に生きるために
経験値の少ないことを必要なら
支援する。それだけ。

チビすけは中学1年
お姉ちゃんは中学3年

2年もあれば、チビ助にも
お姉ちゃんのように友達が増えて、外出が
したくなるかもしれませんし、お姉ちゃんのように
計画できるようになるかもしれません。

子供の発達や置かれた状況に合わせて
必要に応じて、話し合いながら
幸せな状態を目指しましょうね!!

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1月14、21、28日(火)

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2020年2月14、21、28日(金)
10時から13時@新宿

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